芦屋市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は芦屋市の公式資料芦屋市ほいく課「令和8年度 保育所・認定こども園等のしおり」P11-P12をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。保護者1人の満点は10点、加点で大きいのは両親不在、または母子・父子家庭(+5点)・両親不在、または母子・父子家庭(+5点)・産前産後休暇または育児休業終了により1か月以内に復職し(+5点)、減点の項目は1つ。自分の点数は芦屋市の点数シミュレーターで1分で出せます。
芦屋市の点数のしくみ
芦屋市は父母それぞれの基本点数を出し、低い方を世帯の基本点数にする方式です(保護者1人あたりの満点は10点)。片方がフルタイムでも、もう片方が短時間勤務なら世帯の点数は低い方に合わせて決まります。ひとり親の場合はその保護者の点数がそのまま世帯の基本点数です。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は芦屋市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
労働(就学)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 週4日以上、1日7時間以上の就労(就学) | 9 |
| 週4日以上、1日6時間以上7時間未満の就労(就学) | 7 |
| 週4日以上、1日4時間以上6時間未満の就労(就学) | 6 |
| 就労(就学)先確定:すでに内定しており、入所と同時に週4日以上・1日4時間以上が可能 | 6 |
| 就労(就学)先未定:入所後に就職先を探す | 4 |
出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産前2月または出産後3月のうち、必要な期間 | 9 |
療養・障がい等
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 疾病入院:概ね1月以上の入院 | 10 |
| 居宅療養:常時臥床(疾病のため概ね1月以上) | 10 |
| 居宅療養:長期療養(医師が長期加療(安静)を要すると診断) | 8 |
| 居宅療養:一般療養(医師が概ね1月以上加療(安静)を要すると診断) | 6 |
| 居宅療養:その他(比較的軽症だが定期的通院等を要する) | 3 |
| 心身障がい:身体1・2級/療育A/精神1級 | 10 |
| 心身障がい:身体3級/療育B1/精神2級 | 8 |
| 心身障がい:身体4〜6級/療育B2/精神3級 | 6 |
病人の看護等
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院付添:概ね1月以上親族の入院付添に当たっている | 10 |
| 障がい児者介護:障がい児者の介護、通園、通院、通学等に当たっている | 10 |
| 寝たきり老人等介護:祖父母等、寝たきり老人等の介護に当たっている | 10 |
| 看護:家族の長期居宅療養等介護に当たっている | 6 |
家庭の災害
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 火災、風水害等で家屋の復旧に当たる | 10 |
虐待・配偶者等からの暴力
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 児童虐待・配偶者等からの暴力のおそれがある | 10 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 両親不在、または母子・父子家庭 | 両親不在(両親の死亡、離別、行方不明) | +5 |
| 母子・父子家庭(母又は父の死亡、離別、行方不明等、これに準ずるもの) | +5 | |
| 海外赴任・海外留学・海外居住で保護者のいずれかが1年以上児童と別居し | はい | +3 |
| 遠隔地の祖父母等に児童を預けている | はい | +3 |
| 育児休業中につき退所している | はい | +4 |
| 産前産後休暇または育児休業終了により1か月以内に復職し | はい | +5 |
| 児童に障がいがあり、集団保育が望ましい | はい | +1 |
| 市内認可保育施設への兄弟姉妹の入所・申請状況 | 兄弟姉妹が既に入所している | +4 |
| 兄弟姉妹が同時または既に申請している | +2 | |
| 生活保護法による被保護世帯 | はい | +3 |
| 保護者が市内の認可保育所で保育士として就労している | はい | +2 |
| 認可外保育施設等に週4日以上かつ1日4時間以上児童を預けている | はい | +1 |
| 待機期間はどのくらい | 3月以上6月未満 | +1 |
| 6月以上9月未満 | +2 | |
| 9月以上12月未満 | +3 | |
| 12月以上15月未満 | +4 | |
| 15月以上 | +5 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 65歳未満の祖父母等、同居の親族その他の者が保育できると認められ | はい | -1 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 週4日以上、1日7時間以上の就労(就学)(9点) 保護者2: 週4日以上、1日7時間以上の就労(就学)(9点) | 9 | 0 | 9 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 週4日以上、1日7時間以上の就労(就学)(9点) 両親不在、または母子・父子家庭: 両親不在(両親の死亡、離別、行方不明)(+5点) | 9 | +5 | 14 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら芦屋市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は芦屋市の記事一覧にまとめています
よくある質問
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業中につき退所している」で該当する場合は+4点です。
認可外保育施設に預けていると点数は上がりますか?
芦屋市では「認可外保育施設等に週4日以上かつ1日4時間以上児童を預けている」の項目があり、該当する場合は+1点です。条件(月極の利用か、有償か、利用期間など)は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「市内認可保育施設への兄弟姉妹の入所・申請状況」の項目があり、「兄弟姉妹が既に入所している」の場合は+4点、「兄弟姉妹が同時または既に申請している」の場合は+2点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、芦屋市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
- 芦屋市ほいく課「令和8年度 保育所・認定こども園等のしおり」P11-P12
- https://www.city.ashiya.lg.jp/kodomo/nyusyo/kodomonyusyo8.html
2026年9月18日時点で、芦屋市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 芦屋市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。