福智町の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は福智町の公式資料福智町「福智町保育所等利用調整表」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は100点、加点で大きいのは申込児以外のきょうだい(卒園予定児を除く)が在園中または同時申込中(+30点)・産休・育休明け、または申込児の現在の預け先であてはまるもの(+20点)・年度当初(4月)入所において、前年度から待機している(+15点)、減点の項目は4つ。自分の点数は福智町の点数シミュレーターで1分で出せます。
福智町の点数のしくみ
福智町は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の100点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は福智町の基準表の区分をそのまま並べたものです。
労働(居宅外・居宅内)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 居宅外労働・居宅内自営:週40時間以上の就労を常態 | 50 |
| 居宅外労働・居宅内自営:週37時間以上の就労を常態 | 45 |
| 居宅外労働・居宅内自営:週35時間以上の就労を常態 | 40 |
| 居宅外労働・居宅内自営:週30時間以上の就労を常態 | 35 |
| 居宅外労働・居宅内自営:週25時間以上の就労を常態 | 30 |
| 内職:週30時間以上の就労を常態 | 30 |
| 居宅外労働・居宅内自営:週20時間以上の就労を常態 | 25 |
| 内職:週25時間以上の就労を常態 | 25 |
| 居宅外労働・居宅内自営:週16時間以上の就労を常態 | 20 |
| 居宅外労働・居宅内自営:週12時間以上の就労を常態 | 15 |
| 内職:週12時間以上の就労を常態 | 15 |
出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産前後の休養のため保育にあたることができない場合 | 15 |
疾病(入院)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院1か月以上 | 50 |
介護・看護
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 週5日以上、かつ週30時間以上の付添 | 50 |
| 週5日以上、かつ週20時間以上の付添 | 45 |
| 週4日以上、かつ週24時間以上の付添 | 40 |
| 週4日以上、かつ週16時間以上の付添 | 35 |
| 週3日以上、かつ週18時間以上の付添 | 30 |
| 週3日以上、かつ週12時間以上の付添 | 25 |
災害
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害等による家屋の損傷、その他災害復旧のため、保育にあたることができない場合 | 50 |
求職
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動のため、日中保育にあたることができない場合 | 10 |
就学等
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 就学・技術習得等が週40時間以上 | 50 |
| 就学・技術習得等が週37時間以上 | 45 |
| 就学・技術習得等が週35時間以上 | 40 |
| 就学・技術習得等が週30時間以上 | 35 |
| 就学・技術習得等が週25時間以上 | 30 |
| 就学・技術習得等が週20時間以上 | 25 |
| 就学・技術習得等が週16時間以上 | 20 |
| 就学・技術習得等が週12時間以上 | 15 |
不存在等
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 死亡、離婚、行方不明、拘禁、離婚前提の別居、未婚等 | 50 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 生活保護世帯 | はい | +10 |
| ひとり親・父母不存在についてあてはまるもの | ひとり親(同居親族がいない)または父母不存在 | +10 |
| ひとり親世帯等で同居親族がいるが保育にあたることができない | +5 | |
| 父母のどちらかが単身赴任で別居状態である世帯 | はい | +3 |
| 就労実績が1年以上あり | はい | +2 |
| 産休・育休明け、または申込児の現在の預け先であてはまるもの | 育休取得により一時退園し、育休明けに再入園(認可保育所に限る) | +20 |
| 申込児を保育室、保育ママ、届出(認可外)保育施設、ベビーシッター等に有償で預けているのを常態としている | +6 | |
| 産休明け、または育休明け予定者(4月1日入園希望者は1〜3月中の復帰者を含む)がいる世帯 | +5 | |
| 申込児を別居親族(保護者の就労先以外)に有償で預けているのを状態としている | +1 | |
| 申込児を幼稚園に在園させているのを常態としている | +1 | |
| 就労予定者の就労開始時期 | 1月中に就労開始 | +3 |
| 2月中に就労開始 | +2 | |
| 3月中に就労開始 | +1 | |
| 保護者の障害者手帳等についてあてはまるもの | 身体障害者手帳等3級以上で、保育に著しく負担がかかると認められる | +5 |
| 身体障害者手帳等を所持し、保育に負担がかかると認められる | +1 | |
| 同一世帯内に全介護が必要な重度の障害を有する世帯員(申込児は除く)あり | はい | +2 |
| 申込児以外のきょうだい(卒園予定児を除く)が在園中または同時申込中 | はい | +30 |
| 年度当初(4月)入所において、前年度から待機している | はい | +15 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 保護者が申込児を保育している状況 | 自宅で保育している(産休・育休中は除く) | -6 |
| 自宅以外で保育している | -1 | |
| 申込児以外の子について産休中であり、その産休明け後に続けて育児休業を取得し | はい | -5 |
| 同居の祖父母(60歳未満)が無職で、申込児の補完的な保育を行うことができる状態にあり | はい | -6 |
| 町外在住者(転入予定者を除く)で、勤務地等が町内 | はい | -10 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 居宅外労働・居宅内自営:週40時間以上の就労を常態(50点) 保護者2: 居宅外労働・居宅内自営:週40時間以上の就労を常態(50点) | 100 | 0 | 100 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 居宅外労働・居宅内自営:週40時間以上の就労を常態(50点) 保護者2: 居宅外労働・居宅内自営:週12時間以上の就労を常態(15点) | 65 | 0 | 65 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 居宅外労働・居宅内自営:週40時間以上の就労を常態(50点) 保護者2: 求職活動のため、日中保育にあたることができない場合(10点) | 60 | 0 | 60 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 居宅外労働・居宅内自営:週40時間以上の就労を常態(50点) ひとり親・父母不存在についてあてはまるもの: ひとり親(同居親族がいない)または父母不存在(+10点) | 50 | +10 | 60 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら福智町の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は福智町の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
福智町の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「居宅外労働・居宅内自営:週40時間以上の就労を常態」で50点、いちばん低い区分は「居宅外労働・居宅内自営:週12時間以上の就労を常態」で15点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は11段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「産休・育休明け、または申込児の現在の預け先であてはまるもの」で「育休取得により一時退園し、育休明けに再入園(認可保育所に限る)」の場合は+20点、「申込児を保育室、保育ママ、届出(認可外)保育施設、ベビーシッター等に有償で預けているのを常態としている」の場合は+6点、「産休明け、または育休明け予定者(4月1日入園希望者は1〜3月中の復帰者を含む)がいる世帯」の場合は+5点、「申込児を別居親族(保護者の就労先以外)に有償で預けているのを状態としている」の場合は+1点、「申込児を幼稚園に在園させているのを常態としている」の場合は+1点です。
祖父母と同居していると減点されますか?
「同居の祖父母(60歳未満)が無職で、申込児の補完的な保育を行うことができる状態にあり」の項目があり、該当する場合は-6点です。年齢や就労状況で扱いが変わる自治体が多いので、条件は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「申込児以外のきょうだい(卒園予定児を除く)が在園中または同時申込中」の項目があり、該当する場合は+30点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、福智町の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、福智町の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 福智町の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。