福井市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は福井市の公式資料「福井市保育の提供に係る教育・保育給付認定等事務取扱要綱(別表)」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。保護者1人の満点は11点、加点で大きいのは保護者が福井市内で保育教諭・保育士として勤務している(+4点)・きょうだいの状況を選んでください(+4点)・ひとり親家庭(+3点)、減点の項目はありません。自分の点数は福井市の点数シミュレーターで1分で出せます。
福井市の点数のしくみ
福井市は父母それぞれの基本点数を出し、低い方を世帯の基本点数にする方式です(保護者1人あたりの満点は11点)。片方がフルタイムでも、もう片方が短時間勤務なら世帯の点数は低い方に合わせて決まります。ひとり親の場合はその保護者の点数がそのまま世帯の基本点数です。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は福井市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
働いている(就労・自営・内職)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 就労:月150時間以上 | 11 |
| 就労:月140〜150時間未満 | 10 |
| 就労:月120〜140時間未満 | 9 |
| 就労:月100〜120時間未満 | 8 |
| 就労:月64〜100時間未満 | 7 |
| 内職:月120時間以上 | 7 |
| 内職:月64〜120時間未満 | 5 |
妊娠・出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産準備・休養期間にある | 5 |
病気・障害
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院または相当の治療が必要 | 10 |
| 通院加療で安静が必要 | 7 |
| その他保育困難な疾病 | 5 |
| 身体障害者手帳1・2級等 | 9 |
| 身体障害者手帳3級等 | 7 |
| その他障害者手帳保有 | 5 |
介護・看護
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 常時介護・看護が必要 | 9 |
| 定期的な付添い等 | 7 |
| その他身の回りの支援 | 5 |
災害復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害復旧に当たっている | 11 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 継続的な求職活動中 | 3 |
学校に通っている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月120時間以上相当の通学 | 8 |
| その他の通学 | 5 |
育児休業中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 育児休業で1歳未満の子どもを保育 | 4 |
| 育児休業で1歳以上の子どもを保育 | 3 |
| 育児休業なしで1歳未満の子どもを保育 | 3 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| ひとり親家庭 | はい | +3 |
| 生活保護世帯で就労自立支援の見込みあり | はい | +2 |
| 生計中心者の失業で就労の必要性が高い | はい | +1 |
| 育児休業後の復職に伴う入園申込み | はい | +1 |
| 保護者が福井市内で保育教諭・保育士として勤務している | はい | +4 |
| きょうだいの状況を選んでください | きょうだいが保育理由で入所中の施設へ申込み | +4 |
| きょうだいが保育以外の理由で入所中の施設へ申込み | +2 | |
| 同日出生のきょうだい(多胎児)で同時申込み | +2 | |
| きょうだいで同時申込み | +1 | |
| 対象のお子さんに障害あり | はい | +2 |
福井市の点数データには減点の項目はありません。
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 就労:月150時間以上(11点) 保護者2: 就労:月150時間以上(11点) | 11 | 0 | 11 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 就労:月150時間以上(11点) 保護者2: 就労:月64〜100時間未満(7点) | 7 | 0 | 7 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 就労:月150時間以上(11点) 保護者2: 継続的な求職活動中(3点) | 3 | 0 | 3 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 就労:月150時間以上(11点) ひとり親家庭: はい(+3点) | 11 | +3 | 14 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら福井市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は福井市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
福井市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「就労:月150時間以上」で11点、いちばん低い区分は「就労:月64〜100時間未満」で7点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は7段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業後の復職に伴う入園申込み」で該当する場合は+1点です。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだいの状況を選んでください」の項目があり、「きょうだいが保育理由で入所中の施設へ申込み」の場合は+4点、「きょうだいが保育以外の理由で入所中の施設へ申込み」の場合は+2点、「同日出生のきょうだい(多胎児)で同時申込み」の場合は+2点、「きょうだいで同時申込み」の場合は+1点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、福井市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、福井市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 福井市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。