福島市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は福島市の公式資料「福島市保育所保育実施基準(利用調整)の考え方(令和8年度~)」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は38点、加点で大きいのは小規模保育事業の卒園児(+40点)・小規模保育事業の卒園児(+35点)・保護者不存在(里親を含む)(+5点)、減点の項目は2つ。自分の点数は福島市の点数シミュレーターで1分で出せます。
福島市の点数のしくみ
福島市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の38点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は福島市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
仕事をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| フルタイム(週5日・1日8時間以上) | 19 |
| 週5日・1日7時間以上8時間未満 | 18 |
| 週5日・1日6時間以上7時間未満 | 17 |
| 週5日・1日5時間以上6時間未満 | 16 |
| 週5日・1日4時間以上5時間未満 | 15 |
| 週4日・1日8時間以上 | 18 |
| 週4日・1日6時間以上8時間未満 | 16 |
| 週3日・1日8時間以上 | 16 |
| 月64時間以上(上記以外) | 13 |
病気の治療中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 長期入院(1ヶ月以上)で保育不可 | 20 |
| 常時病臥または重度感染症で保育不可 | 20 |
| 精神性疾患のため保育不可 | 17 |
| 安静または週3日以上の通院が必要 | 16 |
| その他一般療養が必要 | 12 |
障害がある
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 障害者手帳1・2級、療育手帳A、精神1・2級 | 20 |
| 障害者手帳3級、療育手帳B、精神3級 | 18 |
| 障害者手帳4級またはこれに準じる | 16 |
家族の介護・看護をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 家族が入院中で常時介護が必要 | 19 |
| 家族の自宅介護が常時必要 | 18 |
| 障害児・障害者の通院等の付き添い | 17 |
| 家族が入院中で週4日以上介護が必要 | 16 |
出産の前後
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 妊娠中または出産後間がない | 14 |
学校に通っている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 日中7時間以上の就学 | 18 |
| 日中6時間以上の就学 | 17 |
| 日中4時間以上の就学 | 16 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 内定あり(就労証明書あり) | 15 |
| 求職活動中 | 12 |
災害の復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害の復旧が必要 | 20 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| ひとり親家庭 | はい(保育可能な同居親族なし) | +3 |
| はい(保育可能な同居親族あり) | +1 | |
| きょうだいが同じ保育施設に在籍中、または同時に同じ施設を希望し | はい | +3 |
| 同一世帯に申請児童以外の小学校就学前のきょうだいあり | 1人いる | +1 |
| 2人いる | +2 | |
| 3人以上いる | +3 | |
| 保護者が単身赴任等で不在 | はい(保育可能な同居親族なし) | +3 |
| はい(保育可能な同居親族あり) | +1 | |
| 保護者不存在(里親を含む) | はい | +5 |
| 保護者が保育士等として保育施設で勤務中(または予定) | 福島市内の認可保育施設で勤務 | +5 |
| 福島市内の認可外・幼稚園等で勤務 | +3 | |
| 福島市外の認可保育施設で勤務 | +2 | |
| 小規模保育事業の卒園児 | はい(連携施設への転所希望) | +40 |
| はい(連携施設以外への転所希望) | +35 | |
| 1年度間(12ヶ月)以上継続して待機している | はい | +1 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 保育できる18歳以上65歳未満の同居親族あり | 1人いる | -1 |
| 2人いる | -2 | |
| 希望施設に入所できるまで育児休業の延長も許容できるか | はい | -15 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: フルタイム(週5日・1日8時間以上)(19点) 保護者2: フルタイム(週5日・1日8時間以上)(19点) | 38 | 0 | 38 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: フルタイム(週5日・1日8時間以上)(19点) 保護者2: 月64時間以上(上記以外)(13点) | 32 | 0 | 32 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: フルタイム(週5日・1日8時間以上)(19点) 保護者2: 求職活動中(12点) | 31 | 0 | 31 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: フルタイム(週5日・1日8時間以上)(19点) ひとり親家庭: はい(保育可能な同居親族なし)(+3点) | 19 | +3 | 22 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら福島市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は福島市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
福島市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「フルタイム(週5日・1日8時間以上)」で19点、いちばん低い区分は「月64時間以上(上記以外)」で13点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は9段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「希望施設に入所できるまで育児休業の延長も許容できるか」で該当する場合は-15点です。
祖父母と同居していると減点されますか?
「保育できる18歳以上65歳未満の同居親族あり」の項目があり、「1人いる」の場合は-1点、「2人いる」の場合は-2点です。年齢や就労状況で扱いが変わる自治体が多いので、条件は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだいが同じ保育施設に在籍中、または同時に同じ施設を希望し」の項目があり、該当する場合は+3点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、福島市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、福島市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 福島市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。