福生市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は福生市の公式資料福生市子ども家庭部子ども育成課「利用調整表」「調整指数」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は100点、加点で大きいのは虐待またはDVのおそれがあるなど、社会的養護が必要(+10点)・保育所等を利用する子どもが障害を有している(+10点)・兄弟姉妹が同一の保育所等を希望し(+3点)、減点の項目は5つ。自分の点数は福生市の点数シミュレーターで1分で出せます。
福生市の点数のしくみ
福生市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の100点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は福生市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
就労(内職を含む)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 週5日以上:1日7時間45分以上、または週38時間45分以上の就労を常態 | 50 |
| 週5日以上:1日7時間以上7時間45分未満、または週35時間以上38時間45分未満 | 48 |
| 週5日以上:1日6時間以上7時間未満、または週30時間以上35時間未満 | 44 |
| 週5日以上:1日5時間以上6時間未満、または週25時間以上30時間未満 | 40 |
| 週5日以上:1日4時間以上5時間未満、または週20時間以上25時間未満 | 36 |
| 週4日:1日8時間以上、または週32時間以上の就労を常態 | 46 |
| 週4日:1日7時間以上8時間未満、または週28時間以上32時間未満 | 42 |
| 週4日:1日6時間以上7時間未満、または週24時間以上28時間未満 | 38 |
| 週4日:1日5時間以上6時間未満、または週20時間以上24時間未満 | 35 |
| 週4日:1日4時間以上5時間未満、または週16時間以上20時間未満 | 30 |
| 週3日:1日8時間以上、または週24時間以上の就労を常態 | 38 |
| 週3日:1日7時間以上8時間未満、または週21時間以上24時間未満 | 34 |
| 週3日:1日6時間以上7時間未満、または週18時間以上21時間未満 | 32 |
| 週3日:1日5時間以上6時間未満、または週15時間以上18時間未満 | 28 |
| 週3日:1日4時間以上5時間未満、または週12時間以上15時間未満 | 26 |
| 内職:週3日以上1日4時間以上の就労を常態 | 14 |
育児休業中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 育児休業中に転園を希望する場合 | 26 |
出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産予定日の属する月を挟んで前後2箇月の合計5箇月(多胎児の場合は合計7箇月) | 46 |
疾病・負傷
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院中/常時臥床/感染症 | 50 |
| 一般療養:週3日以上の診察または治療を要する通院を常態 | 38 |
| 一般療養:週2日以上の診察または治療を要する通院を常態 | 32 |
| 一般療養:週1日以上の診察または治療を要する通院を常態 | 26 |
| 精神性:家庭生活に著しく支障をきたしている、または週1日以上の治療を要する通院を常態 | 40 |
| 精神性:月2日以上の治療を要する通院を常態 | 34 |
| 精神性:月1日以上の治療を要する通院を常態 | 26 |
| 上記以外の疾病または負傷により医師等が通院、加療等を要すると診断した場合 | 14 |
障害
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 身体1・2級、愛の手帳1・2度、精神1・2級、要介護4以上 | 50 |
| 身体3級、愛の手帳3度、精神3級、要介護1以上3以下 | 44 |
| 身体4級、愛の手帳4度 | 38 |
介護・看護
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 在宅:身体1・2級、愛の手帳1・2度、精神1・2級、要介護4以上の方の介護 | 40 |
| 在宅:身体3級、愛の手帳3度、精神3級、要介護1以上3以下の方の介護 | 34 |
| 在宅:上記以外の在宅介護・看護により、明らかに保育を必要としていると認められる場合 | 14 |
| 付添:入院・通院・施設等の付き添いを週5日かつ1日4時間以上行っている | 32 |
| 付添:入院・通院・施設等の付き添いを週4日かつ1日4時間以上行っている | 26 |
| 付添:入院・通院・施設等の付き添いを週3日かつ1日4時間以上行っている | 22 |
災害復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害復旧のため | 50 |
求職
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動を継続的に行っている | 6 |
就学・職業訓練
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 通学・職業訓練:週5日以上・1日7時間45分以上に相当 | 50 |
| 通学・職業訓練:週5日以上・1日6時間以上7時間未満に相当 | 44 |
| 通学・職業訓練:週4日・1日6時間以上7時間未満に相当 | 38 |
| 通学・職業訓練:週3日・1日4時間以上5時間未満に相当 | 26 |
| 通信:通信教育で1箇月以上就学する場合 | 10 |
要支援家庭
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 児童の安全のために、適切な保育が必要である特別の事情がある場合 | 50 |
不存在
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 死亡・離婚・未婚・行方不明・拘禁等 | 50 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 兄弟姉妹が同一の保育所等を希望し | はい | +3 |
| 虐待またはDVのおそれがあるなど、社会的養護が必要 | はい | +10 |
| 単身赴任またはひとり親世帯 | はい | +2 |
| 育児休業(産前産後の休業を含む)から、入所した月の翌月初日までに復職し | はい | +2 |
| 小学校就学前の多胎児がいる世帯が、保育所等の利用を希望し | はい | +2 |
| 生活保護世帯、または生計中心者の失業により就労の必要性が高い | はい | +1 |
| 認証保育所等に通所しており、保育を必要とする事由 | はい | +1 |
| 保育所等を利用する子どもが障害を有している | はい | +10 |
| 保護者が市内の幼児教育・保育施設等に勤務している | はい | +1 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 無職または無職相当の同居の65歳未満の祖父母・祖母あり | はい | -10 |
| 市に納める保育料の未納が3箇月以上あり | はい | -10 |
| 就労予定 | はい | -8 |
| 求職活動を継続的に行っていることを示す書類を提示できるか | 提示できない | -1 |
| 自営協力者 | はい | -6 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 週5日以上:1日7時間45分以上、または週38時間45分以上の就労を常態(50点) 保護者2: 週5日以上:1日7時間45分以上、または週38時間45分以上の就労を常態(50点) | 100 | 0 | 100 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 週5日以上:1日7時間45分以上、または週38時間45分以上の就労を常態(50点) 保護者2: 週5日以上:1日4時間以上5時間未満、または週20時間以上25時間未満(36点) | 86 | 0 | 86 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 週5日以上:1日7時間45分以上、または週38時間45分以上の就労を常態(50点) 保護者2: 求職活動を継続的に行っている(6点) | 56 | 0 | 56 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 週5日以上:1日7時間45分以上、または週38時間45分以上の就労を常態(50点) 単身赴任またはひとり親世帯: はい(+2点) | 50 | +2 | 52 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら福生市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は福生市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
福生市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「週5日以上:1日7時間45分以上、または週38時間45分以上の就労を常態」で50点、いちばん低い区分は「週5日以上:1日4時間以上5時間未満、または週20時間以上25時間未満」で36点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は16段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業(産前産後の休業を含む)から、入所した月の翌月初日までに復職し」で該当する場合は+2点です。
認可外保育施設に預けていると点数は上がりますか?
福生市では「認証保育所等に通所しており、保育を必要とする事由」の項目があり、該当する場合は+1点です。条件(月極の利用か、有償か、利用期間など)は出典の基準表で確かめてください。
祖父母と同居していると減点されますか?
「無職または無職相当の同居の65歳未満の祖父母・祖母あり」の項目があり、該当する場合は-10点です。年齢や就労状況で扱いが変わる自治体が多いので、条件は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「兄弟姉妹が同一の保育所等を希望し」の項目があり、該当する場合は+3点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、福生市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
- 福生市子ども家庭部子ども育成課「利用調整表」「調整指数」
- https://www.city.fussa.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/018/667/chouseishisuu.png
- https://www.city.fussa.tokyo.jp/life/child/nursery/1018667.html
2026年9月18日時点で、福生市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 福生市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。