日立市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は日立市の公式資料日立市こども未来部子ども施設課「令和8年度 第2版 保育園・認定こども園(保育部分) 家庭的保育利用についてのご案内」第8章 利用調整に関する基準(5〜6ページ)をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は80点、加点で大きいのは認定こども園の1号認定から2号認定に切替し、同じ施設の利用を希望し(+40点)・保育士・保育教諭・幼稚園教諭として就労している、または内定している(+30点)・産前産後休業または育児休業を終了し、職場復帰し(+25点)、減点の項目は2つ。自分の点数は日立市の点数シミュレーターで1分で出せます。
日立市の点数のしくみ
日立市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の80点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は日立市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
就労(内定を含む)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月20日以上、1日8時間以上を常態 | 30 |
| 月20日以上、1日6時間以上8時間未満を常態 | 28 |
| 月20日以上、1日4時間以上6時間未満を常態 | 26 |
| 月20日以上、1日4時間未満を常態 | 24 |
| 月16日以上、1日8時間以上を常態 | 28 |
| 月16日以上、1日6時間以上8時間未満を常態 | 26 |
| 月16日以上、1日4時間以上6時間未満を常態 | 24 |
| 月16日以上、1日4時間未満を常態 | 22 |
| 月12日以上、1日6時間以上を常態 | 20 |
| 月12日以上、1日6時間未満を常態 | 18 |
| 月8日以上、1日8時間以上を常態 | 15 |
| 上記以外 | 12 |
妊娠出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 産前産後 | 30 |
疾病
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院している(入院予定を含む) | 30 |
| 常時病臥 | 30 |
| 安静を要する | 26 |
| 通院を要する | 20 |
障害
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 身体障害者手帳1・2級、療育手帳A〜B、精神障害者保健福祉手帳1・2級 | 30 |
| 身体障害者手帳3級、療育手帳C、精神障害者保健福祉手帳3級 | 26 |
| 身体障害者手帳4級以下 | 20 |
介護・看護
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 居宅外:週5日以上、日中週40時間以上(重度心身障害者等)の介護を常態 | 30 |
| 居宅外:週5日以上、日中週30時間以上の介護を常態 | 28 |
| 居宅外:週4日以上、日中週16時間以上の介護を常態 | 24 |
| 居宅内:全介護を必要とする(重度身体障害者、要介護認定3・4・5程度) | 30 |
| 居宅内:一部介護を必要とする(要介護認定1・2程度) | 26 |
| 居宅内:支援を必要とする(要支援) | 20 |
災害復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 震災、風水害、火災、その他の災害の復旧に当たっている | 40 |
求職活動
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動中(起業準備等を含む) | 1 |
就学・職業訓練
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月20日以上、1日8時間以上を常態 | 30 |
| 月20日以上、1日6時間以上8時間未満を常態 | 28 |
| 月20日以上、1日4時間以上6時間未満を常態 | 26 |
| 月20日以上、1日4時間未満を常態 | 24 |
| 月16日以上、1日8時間以上を常態 | 28 |
| 月16日以上、1日6時間以上8時間未満を常態 | 26 |
| 月16日以上、1日4時間以上6時間未満を常態 | 24 |
| 月16日以上、1日4時間未満を常態 | 22 |
| 月12日以上、1日6時間以上を常態 | 20 |
| 月12日以上、1日6時間未満を常態 | 18 |
| 月8日以上、1日8時間以上を常態 | 15 |
| 上記以外 | 12 |
虐待・DV
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 児童虐待防止法第2条または配偶者暴力防止法第1条の対象者と認められる | 40 |
不存在
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 死亡・離婚・行方不明・拘禁等 | 40 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 保育士・保育教諭・幼稚園教諭として就労している、または内定している | はい(就労先が市内の認可施設) | +30 |
| はい(就労先が届出のある認可外施設または市外の認可施設) | +5 | |
| 産前産後休業または育児休業を終了し、職場復帰し | はい | +15 |
| はい(以前に育児休業取得により退園している) | +25 | |
| ひとり親家庭 | ひとり親家庭に準じており、同居者がいない | +4 |
| ひとり親家庭で、同居者がいない | +5 | |
| 父母の不在 | 父母のうちどちらかが単身赴任、入院等により不在 | +6 |
| 父母の両方が不存在(死亡等) | +10 | |
| 生活保護世帯 | はい | +10 |
| 虐待またはDVのおそれがあること | はい | +10 |
| 保護者が障害者手帳を所持している | 身体障害者手帳1・2級、療育手帳A〜B、精神障害者保健福祉手帳1・2級のうち1つを所持 | +5 |
| 視聴覚または言語に関して身体障害者手帳3級を所持 | +5 | |
| 未就学の兄弟姉妹が2人以上いる | はい | +1 |
| 同時に2人以上の申込みをしている | はい | +3 |
| 多胎児 | はい | +3 |
| 既に兄弟姉妹が入園している保育園等への入園を希望し | はい | +7 |
| 保育園等の転園の希望 | はい | +10 |
| こども家庭センター長が特に保育が必要と認めている | はい | +20 |
| 特に調整が必要な状況 | はい | +10 |
| 利用中の施設が認可施設に移行し、移行後も同じ施設の利用を希望し | はい | +20 |
| 認定こども園の1号認定から2号認定に切替し、同じ施設の利用を希望し | はい | +40 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 同居している18歳以上65歳未満の祖父母・兄姉に保育事由がないか | はい | -25 |
| 在園児または卒園児の保育料等の滞納 | はい | -5 |
| はい(滞納が6か月分以上) | -15 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 月20日以上、1日8時間以上を常態(30点) 保護者2: 月20日以上、1日8時間以上を常態(30点) | 60 | 0 | 60 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 月20日以上、1日8時間以上を常態(30点) 保護者2: 上記以外(12点) | 42 | 0 | 42 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 月20日以上、1日8時間以上を常態(30点) 保護者2: 求職活動中(起業準備等を含む)(1点) | 31 | 0 | 31 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 月20日以上、1日8時間以上を常態(30点) ひとり親家庭: ひとり親家庭に準じており、同居者がいない(+4点) | 30 | +4 | 34 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら日立市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は日立市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
日立市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「月20日以上、1日8時間以上を常態」で30点、いちばん低い区分は「上記以外」で12点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は12段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「産前産後休業または育児休業を終了し、職場復帰し」で該当する場合は+15点、「はい(以前に育児休業取得により退園している)」の場合は+25点です。
祖父母と同居していると減点されますか?
「同居している18歳以上65歳未満の祖父母・兄姉に保育事由がないか」の項目があり、該当する場合は-25点です。年齢や就労状況で扱いが変わる自治体が多いので、条件は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「未就学の兄弟姉妹が2人以上いる」の項目があり、該当する場合は+1点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、日立市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
- 日立市こども未来部子ども施設課「令和8年度 第2版 保育園・認定こども園(保育部分) 家庭的保育利用についてのご案内」第8章 利用調整に関する基準(5〜6ページ)
- https://www.city.hitachi.lg.jp/kosodateoen/mokuteki_sagasu/1007349/1001986/1001988.html
2026年9月18日時点で、日立市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 日立市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。