可児市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は可児市の公式資料可児市こども課「保育園等入園調整基準表」(令和8年度入園申込)をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は20点、加点で大きいのはひとり親世帯(+14点)・生活保護世帯(+11点)・前年度の利用調整で「受入態勢が整わない」として保留になりましたか(+10点)、減点の項目は2つ。自分の点数は可児市の点数シミュレーターで1分で出せます。
可児市の点数のしくみ
可児市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の20点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は可児市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
働いている(居宅外・居宅内・内職)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 居宅外労働:1週あたりの就労時間が35時間以上 | 10 |
| 居宅外労働:1週あたりの就労時間が25時間以上 | 8 |
| 居宅外労働:1週あたりの就労時間が20時間以上 | 7 |
| 居宅外労働:上記以外 | 6 |
| 居宅内労働:1週あたりの就労時間が35時間以上 | 9 |
| 居宅内労働:1週あたりの就労時間が25時間以上 | 7 |
| 居宅内労働:1週あたりの就労時間が20時間以上 | 6 |
| 居宅内労働:上記以外(内職を除く) | 5 |
| 内職が主となる就労である場合 | 4 |
妊娠・出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 医師の診断書等により、安静・加療が必要な場合 | 7 |
| 出産予定日前3か月・産後2か月 | 5 |
疾病・障がいがある
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 疾病:入院(1か月以上) | 10 |
| 疾病:常時臥床(医師が1か月以上の加療が必要と診断) | 10 |
| 疾病:居宅療養の精神疾病(医師が1か月以上の加療が必要と診断) | 7 |
| 疾病:一般療養(医師が1か月以上の通院が必要と診断し、保育ができない) | 7 |
| 障がい:1・2級またはA・B1判定 | 10 |
| 障がい:3級またはB2判定 | 7 |
| 障がい:4級 | 5 |
傷病人の看護等をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 3か月以上の入院の付き添いに常時あたっている(月15日以上) | 8 |
| 親族の病気等により、常時看護や介護にあたっている | 7 |
家庭が災害にあった
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害等で損失した居宅等の復旧にあたる場合 | 10 |
就学・技能取得をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 就学・技能取得のため保育ができない(1か月に60時間以上) | 7 |
求職活動をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動を行う場合 | 2 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 単身赴任等で保護者の一人が別住所に住んでいる | はい | +1 |
| ひとり親世帯 | はい | +14 |
| 生活保護世帯 | はい | +11 |
| 申請に係るこどもが障がいを有している | はい | +3 |
| 市外からの転入者で、申込時点で保育所等の利用 | はい | +6 |
| 2歳児クラスまでの保育所等の卒園児で、間を空けず他の園へ入園を希望し | はい | +6 |
| はい(小規模保育施設の連携施設を第1希望とする) | +7 | |
| 育児休業の終了による復職 | はい | +2 |
| はい(延長できない、または復帰済みで就労中) | +3 | |
| 保護者が保育士・幼稚園教諭等として勤務(予定) | はい(市外の施設) | +5 |
| はい(市内の保育所、幼稚園等) | +7 | |
| 前年度の利用調整で「受入態勢が整わない」として保留になりましたか | はい | +10 |
| きょうだい | きょうだいが同じ園に在園している | +5 |
| きょうだいで同じ園に同時に申し込む | +4 | |
| 保護者がいずれも就労しておらず、同居人もなく生計維持が困難 | はい | +10 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 正当な理由なく保育料・給食費の滞納 | はい | -10 |
| 一度内定した施設を自己都合で辞退 | はい | -3 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 居宅外労働:1週あたりの就労時間が35時間以上(10点) 保護者2: 居宅外労働:1週あたりの就労時間が35時間以上(10点) | 20 | 0 | 20 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 居宅外労働:1週あたりの就労時間が35時間以上(10点) 保護者2: 居宅外労働:上記以外(6点) | 16 | 0 | 16 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 居宅外労働:1週あたりの就労時間が35時間以上(10点) 保護者2: 求職活動を行う場合(2点) | 12 | 0 | 12 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 居宅外労働:1週あたりの就労時間が35時間以上(10点) ひとり親世帯: はい(+14点) | 10 | +14 | 24 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら可児市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は可児市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
可児市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「居宅外労働:1週あたりの就労時間が35時間以上」で10点、いちばん低い区分は「居宅外労働:上記以外」で6点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は9段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業の終了による復職」で該当する場合は+2点、「はい(延長できない、または復帰済みで就労中)」の場合は+3点です。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだい」の項目があり、「きょうだいが同じ園に在園している」の場合は+5点、「きょうだいで同じ園に同時に申し込む」の場合は+4点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、可児市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、可児市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 可児市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。