郡山市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は郡山市の公式資料「郡山市保育施設等の利用調整及び保育の必要性の認定に関する事務取扱要領 別表第1(令和8年4月1日一部改正)」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は600点、加点で大きいのは3歳到達後の対象年齢施設を申し込んでいる(+250点)・出産・産前休暇・育児休業等のやむを得ない理由による退所後、再入所の希望(+200点)・きょうだいに関する該当事項はあり(+200点)、減点の項目は1つ。自分の点数は郡山市の点数シミュレーターで1分で出せます。
郡山市の点数のしくみ
郡山市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の600点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は郡山市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
仕事をしている(勤務・自営・内職)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月140時間以上 | 200 |
| 月110時間以上140時間未満 | 180 |
| 月90時間以上110時間未満 | 160 |
| 月80時間以上90時間未満 | 140 |
| 月65時間以上80時間未満 | 120 |
| 月52時間以上65時間未満 | 100 |
妊娠・出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産予定日前後(産前産後) | 210 |
病気の治療中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院または自宅療養が必要な治療中(常時治療を要する自己療養含む) | 260 |
| 月1回以上の通院治療を行い、常に安静が必要 | 210 |
| 月1回以上の通院治療で、週4日以下かつ月40時間以下の安静が必要 | 140 |
障害がある
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 身体障害者手帳1級・療育手帳A・精神障害者保健福祉手帳1級 | 260 |
| 身体障害者手帳2・3級・療育手帳B・精神障害者保健福祉手帳2・3級 | 210 |
| 身体障害者手帳4〜6級 | 140 |
家族の介護・看護をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 同居家族の日常生活全般の介助・看護が必要(要介護3〜5・身障手帳1級・療育A・精神1級相当) | 195 |
| 同居家族の日常生活の一部に援助が必要(要介護1・2・身障手帳2・3級・療育B・精神2・3級相当) | 155 |
| 上記以外の介護および付添(要支援認定1・2・身障手帳4〜6級相当) | 115 |
不存在(行方不明・拘禁等)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 行方不明・離婚前別居・拘禁・不在等 | 230 |
ひとり親で就業中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| ひとり親で就業中(就労状況が月90時間以上110時間未満以下) | 170 |
配偶者死亡等による生活困窮
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 配偶者死亡等による生活困窮(2月以内) | 250 |
| 配偶者死亡等による生活困窮(4月以内) | 240 |
| 配偶者死亡等による生活困窮(6月以内) | 210 |
学校・職業訓練に通っている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 職業訓練施設・学校教育法に定める学校等に通学 | 200 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動中 | 50 |
災害の復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害の復旧にあたっている | 300 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 3歳到達後の対象年齢施設を申し込んでいる | はい | +250 |
| 出産・産前休暇・育児休業等のやむを得ない理由による退所後、再入所の希望 | はい | +200 |
| 生活保護世帯または市民税非課税世帯 | はい | +10 |
| 市民税所得割額の合計が48,600円以下 | はい | +5 |
| きょうだいに関する該当事項はあり | 兄弟出し同時申請(同年齢) | +200 |
| 兄弟出し同時申請(異年齢) | +160 | |
| 兄弟が在所中 | +160 | |
| 保育の必要な理由が疾病・障害または介護・看護で、父母ともに不在 | はい | +160 |
| 同一世帯に18歳未満の子どもが3人以上いる | 3人いる | +10 |
| 4人いる | +20 | |
| 5人以上いる | +30 | |
| これまで保育していた親等が医療・疾病等の理由で保育できなくなりましたか | はい | +30 |
| 保護者が郡山市の保育施設(認可外含む)または幼稚園に保育士・幼稚園教諭・看護師等として勤務中(または勤務予定) | はい | +170 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 兄弟出しが自宅で保育されているか、幼稚園に通園中 | はい | -30 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 月140時間以上(200点) 保護者2: 月140時間以上(200点) | 400 | 0 | 400 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 月140時間以上(200点) 保護者2: 月52時間以上65時間未満(100点) | 300 | 0 | 300 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 月140時間以上(200点) 保護者2: 求職活動中(50点) | 250 | 0 | 250 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら郡山市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は郡山市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
郡山市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「月140時間以上」で200点、いちばん低い区分は「月52時間以上65時間未満」で100点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は6段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「出産・産前休暇・育児休業等のやむを得ない理由による退所後、再入所の希望」で該当する場合は+200点です。
認可外保育施設に預けていると点数は上がりますか?
郡山市では「保護者が郡山市の保育施設(認可外含む)または幼稚園に保育士・幼稚園教諭・看護師等として勤務中(または勤務予定)」の項目があり、該当する場合は+170点です。条件(月極の利用か、有償か、利用期間など)は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだいに関する該当事項はあり」の項目があり、「兄弟出し同時申請(同年齢)」の場合は+200点、「兄弟出し同時申請(異年齢)」の場合は+160点、「兄弟が在所中」の場合は+160点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、郡山市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、郡山市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 郡山市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。