帯広市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は帯広市の公式資料「帯広市保育施設等利用調整基準(令和8年度用)」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は40点、加点で大きいのはきょうだいと同じ保育施設のみの希望(+10点)・きょうだいが認可保育施設にすでに入所している(+6点)・申し込み児童のほかに就学前児童あり(+6点)、減点の項目はありません。自分の点数は帯広市の点数シミュレーターで1分で出せます。
帯広市の点数のしくみ
帯広市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の40点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は帯広市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
仕事をしている(外勤・自営業主)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月160時間以上 | 20 |
| 月120時間以上160時間未満 | 18 |
| 月80時間以上120時間未満 | 16 |
| 月64時間以上80時間未満 | 14 |
| 月48時間以上64時間未満 | 12 |
仕事をしている(自営業専従者・家族従業者)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月160時間以上 | 17 |
| 月120時間以上160時間未満 | 15 |
| 月80時間以上120時間未満 | 13 |
| 月64時間以上80時間未満 | 11 |
| 月48時間以上64時間未満 | 10 |
仕事をしている(内職)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月160時間以上 | 15 |
| 月100時間以上160時間未満 | 14 |
| 月48時間以上100時間未満 | 13 |
出産(母のみ)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 産前8週(多胎は14週)〜産後8週 | 20 |
病気(疾病)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院(1か月以上) | 20 |
| 常時臥床 | 19 |
| 安静を要する状況 | 18 |
| 精神性疾患 | 17 |
| 上記以外の通院加療中 | 15 |
障害
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 身体障害者手帳1・2級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級 | 20 |
| 身体障害者手帳3級、療育手帳B、精神障害者保健福祉手帳2級 | 18 |
| 身体障害者手帳4級以下、精神障害者保健福祉手帳3級 | 16 |
介護・看護
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院付添看護(月20日以上) | 20 |
| 在宅:要介護度4・5の方の介護 | 18 |
| 在宅:要介護度3以下の方の介護 | 14 |
| 在宅:上記以外の看護 | 10 |
災害復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 火災・風水害・地震等の災害復旧 | 20 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動中 | 5 |
就学・職業訓練
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月160時間以上 | 18 |
| 月120時間以上160時間未満 | 16 |
| 月80時間以上120時間未満 | 14 |
| 月48時間以上80時間未満 | 12 |
虐待・DVのおそれ
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 虐待やDVのおそれがある | 20 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| ひとり親家庭 | 母子または父子家庭 | +3 |
| 準母子または準父子家庭 | +2 | |
| ひとり親家庭で60歳未満の健康な同居親族はいませんか | はい | +1 |
| きょうだいが認可保育施設にすでに入所している | 1人いる | +3 |
| 2人以上いる | +6 | |
| きょうだいと同じ保育施設のみの希望 | はい | +10 |
| 申し込み児童のほかに就学前児童あり | 1人いる | +2 |
| 2人いる | +4 | |
| 3人以上いる | +6 | |
| 生活保護受給中の世帯 | はい | +1 |
| 保護者の一方が単身赴任で保育の協力を得られませんか | はい | +1 |
| 申し込み児童は多胎児 | 双子 | +1 |
| 三つ子以上 | +2 | |
| 小規模保育事業等の卒園児 | はい | +5 |
| 保護者が帯広市内の認可保育施設で保育士等として勤務している | はい | +5 |
| 申し込み児童に障害・発達上の課題あり | はい | +2 |
帯広市の点数データには減点の項目はありません。
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 月160時間以上(20点) 保護者2: 月160時間以上(20点) | 40 | 0 | 40 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 月160時間以上(20点) 保護者2: 月48時間以上64時間未満(12点) | 32 | 0 | 32 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 月160時間以上(20点) 保護者2: 求職活動中(5点) | 25 | 0 | 25 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 月160時間以上(20点) ひとり親家庭: 母子または父子家庭(+3点) | 20 | +3 | 23 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら帯広市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は帯広市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
帯広市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「月160時間以上」で20点、いちばん低い区分は「月48時間以上64時間未満」で12点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は5段階)。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだいが認可保育施設にすでに入所している」の項目があり、「1人いる」の場合は+3点、「2人以上いる」の場合は+6点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、帯広市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、帯広市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 帯広市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。