大田原市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は大田原市の公式資料大田原市「大田原市保育の実施基準指数表」(PDF)をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は20点、加点で大きいのは虐待やDVのおそれあり(+20点)・虐待やDV等により社会的養護が必要(+10点)・保護者が保育士・幼稚園教諭として市内の施設に就労(内定)している(+10点)、減点の項目は3つ。自分の点数は大田原市の点数シミュレーターで1分で出せます。
大田原市の点数のしくみ
大田原市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の20点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は大田原市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
仕事をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月150時間以上 | 10 |
| 月140時間以上150時間未満 | 9 |
| 月120時間以上140時間未満 | 8 |
| 月100時間以上120時間未満 | 7 |
| 月80時間以上100時間未満 | 6 |
| 月64時間以上80時間未満 | 5 |
出産の前後
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産予定日から産前2か月・産後2か月 | 10 |
病気の治療中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院(概ね1か月以上) | 10 |
| 重篤で一日の大部分をベッド上で過ごす | 10 |
| 病状・服薬等で日常生活を中断し療養が必要 | 7 |
| 症状が軽易で日常生活に支障がない | 5 |
障害がある
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 身体障害者手帳1級・2級 | 10 |
| 療育手帳A1・A2 / 精神障害者保健福祉手帳1級 | 10 |
| 療育手帳B1または精神2級で、かつ身体3級・4級 | 9 |
| 精神障害者保健福祉手帳2級 | 8 |
| 療育手帳B1 / 身体障害者手帳3級・4級 | 6 |
| 療育手帳B2 / 精神3級 / 身体5級・6級 | 4 |
看護・介護
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 常時寝たきりの同居親族の看護・介護 | 10 |
| 要介護5・4・3の同居親族の介護 | 10 |
| その他の同居親族の看護・介護 | 5 |
災害の復旧にあたっている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 火災・水害等で家屋が失われ復旧にあたる | 10 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動中(認定日から90日以内) | 3 |
就学・職業訓練
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 在学・職業訓練(就労の時間区分に準じる・月150時間以上相当) | 10 |
| 在学・職業訓練(月120時間以上150時間未満相当) | 8 |
| 在学・職業訓練(月64時間以上120時間未満相当) | 5 |
| 通信教育を受けている | 4 |
その他(虐待・DV・離別など)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 父母の離別・死別・行方不明・拘禁等 | 10 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 虐待やDVのおそれあり | はい | +20 |
| ひとり親世帯 | はい | +4 |
| 生活保護世帯で就労が必要 | はい | +3 |
| 虐待やDV等により社会的養護が必要 | はい | +10 |
| 入所月の翌月末までに育児休業から復帰し | はい | +3 |
| 保護者が保育士・幼稚園教諭として市内の施設に就労(内定)している | はい | +10 |
| 申請児童に障害があり、優先的に集団保育が必要 | はい | +3 |
| 小規模保育施設等の卒園児童が、連携施設以外の利用を希望し | はい | +2 |
| 企業内託児施設または認可外保育施設で保育中 | はい | +3 |
| きょうだい | 兄弟姉妹が保育所・認定こども園・地域型保育を利用中 | +5 |
| 兄弟姉妹が同一年度での入所を希望 | +4 | |
| 兄弟姉妹が同一年度での入所を希望・多胎児 | +6 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 同居の親族が就労しておらず、家庭で保育できるか | はい | -3 |
| 在園児(卒園児)の保育料に未納あり | 市や施設に相談なく未納がある | -10 |
| それ以外の未納がある | -7 | |
| 申請年度内に、正当な理由なく内定を辞退 | はい | -4 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 月150時間以上(10点) 保護者2: 月150時間以上(10点) | 20 | 0 | 20 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 月150時間以上(10点) 保護者2: 月64時間以上80時間未満(5点) | 15 | 0 | 15 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 月150時間以上(10点) 保護者2: 求職活動中(認定日から90日以内)(3点) | 13 | 0 | 13 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 月150時間以上(10点) ひとり親世帯: はい(+4点) | 10 | +4 | 14 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら大田原市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は大田原市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
大田原市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「月150時間以上」で10点、いちばん低い区分は「月64時間以上80時間未満」で5点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は6段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「入所月の翌月末までに育児休業から復帰し」で該当する場合は+3点です。
認可外保育施設に預けていると点数は上がりますか?
大田原市では「企業内託児施設または認可外保育施設で保育中」の項目があり、該当する場合は+3点です。条件(月極の利用か、有償か、利用期間など)は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだい」の項目があり、「兄弟姉妹が保育所・認定こども園・地域型保育を利用中」の場合は+5点、「兄弟姉妹が同一年度での入所を希望」の場合は+4点、「兄弟姉妹が同一年度での入所を希望・多胎児」の場合は+6点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、大田原市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、大田原市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 大田原市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。