大津市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は大津市の公式資料大津市「令和8年度 保育施設等利用調整基準」(別表)をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。保護者1人の満点は6点、加点で大きいのはひとり親世帯(+2点)・生活保護世帯(+2点)・希望する保育施設にきょうだいが通っている(+2点)、減点の項目は2つ。自分の点数は大津市の点数シミュレーターで1分で出せます。
大津市の点数のしくみ
大津市は父母それぞれの基本点数を出し、低い方を世帯の基本点数にする方式です(保護者1人あたりの満点は6点)。片方がフルタイムでも、もう片方が短時間勤務なら世帯の点数は低い方に合わせて決まります。ひとり親の場合はその保護者の点数がそのまま世帯の基本点数です。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は大津市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
仕事をしている(内定含む)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月20日以上かつ日7時間以上 | 6 |
| 月16日以上かつ日7時間以上 | 5 |
| 月20日以上かつ日4時間以上7時間未満 | 4 |
| 月16日以上かつ日4時間以上7時間未満 | 3 |
| 上記に該当しない範囲の労働 | 2 |
妊娠・出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 妊娠中または出産前後 | 6 |
病気で入院中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院中 | 6 |
病気で自宅療養中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院相当の治療や安静を要し保育が常時困難 | 6 |
| 頻繁な通院加療・常時安静を要し保育が常時困難 | 5 |
| 通院加療を行い保育に支障がある | 2 |
障害がある
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 身体・精神・療育手帳の交付があり保育が著しく困難 | 6 |
| 身体1級/精神1級/療育A 保育が困難 | 5 |
| 身体2・3級/精神2級/療育B 保育が困難 | 3 |
| 身体4級以下/精神3級 保育に支障がある | 2 |
家族の介護をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 重症者の同居親族を介護・看護(常時困難) | 6 |
| 重症者の別居親族を介護・看護(常時困難) | 5 |
| その他の親族の介護・看護で保育に支障がある | 2 |
災害復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害復旧に当たっている | 6 |
学校に通っている/職業訓練中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月20日以上かつ日7時間以上の就学 | 4 |
| 月16日以上かつ日7時間以上の就学 | 3 |
| 上記に該当しない範囲の就学 | 2 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動中 | 1 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| ひとり親世帯 | はい | +2 |
| 生活保護世帯 | はい | +2 |
| 産休・育休から職場復帰し | はい | +1 |
| 希望する保育施設にきょうだいが通っている | はい | +2 |
| きょうだいと同時に同じ認可保育所に新規申込し | はい | +1 |
| 申込児童は多胎児(双子等) | はい | +1 |
| 単身赴任中 | はい | +1 |
| 保育士資格を有し、大津市内の保育施設で就労し | はい | +1 |
| 主たる生計者が求職活動中 | はい | +2 |
| 在籍施設が2歳児クラスまでで、3歳児以降の継続利用を希望し | はい | +2 |
| 転入・転居等により現在の保育施設に通うことが適当でない | はい | +1 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 申込児童以外の就学前児童を自宅保育している | はい | -1 |
| 自営業で提出資料が本人または親族による経営先の就労証明書のみ | はい | -1 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 月20日以上かつ日7時間以上(6点) 保護者2: 月20日以上かつ日7時間以上(6点) | 6 | 0 | 6 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 月20日以上かつ日7時間以上(6点) 保護者2: 上記に該当しない範囲の労働(2点) | 2 | 0 | 2 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 月20日以上かつ日7時間以上(6点) 保護者2: 求職活動中(1点) | 1 | 0 | 1 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 月20日以上かつ日7時間以上(6点) ひとり親世帯: はい(+2点) | 6 | +2 | 8 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら大津市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は大津市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
大津市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「月20日以上かつ日7時間以上」で6点、いちばん低い区分は「上記に該当しない範囲の労働」で2点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は5段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「産休・育休から職場復帰し」で該当する場合は+1点です。
上の子が在園していると有利になりますか?
「希望する保育施設にきょうだいが通っている」の項目があり、該当する場合は+2点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、大津市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、大津市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 大津市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。