篠栗町の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は篠栗町の公式資料篠栗町「篠栗町保育施設等利用調整指数表」(2025年4月1日利用調整分から)をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。保護者1人の満点は20点、加点で大きいのはひとり親家庭(+8点)・社会的養護の支援をする必要があると判断される世帯(+8点)・保護者の一方が保育士・幼稚園教諭(+8点)、減点の項目は3つ。自分の点数は篠栗町の点数シミュレーターで1分で出せます。
篠栗町の点数のしくみ
篠栗町は父母それぞれの基本点数を出し、低い方を世帯の基本点数にする方式です(保護者1人あたりの満点は20点)。片方がフルタイムでも、もう片方が短時間勤務なら世帯の点数は低い方に合わせて決まります。ひとり親の場合はその保護者の点数がそのまま世帯の基本点数です。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は篠栗町の基準表の区分をそのまま並べたものです。
就労
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 被雇用者・自営(中心者):1か月の勤務が160時間以上 | 15 |
| 被雇用者・自営(中心者):140時間以上160時間未満 | 14 |
| 被雇用者・自営(中心者):120時間以上140時間未満 | 13 |
| 被雇用者・自営(中心者):100時間以上120時間未満 | 12 |
| 被雇用者・自営(中心者):80時間以上100時間未満 | 11 |
| 被雇用者・自営(中心者):64時間以上80時間未満 | 10 |
| 自営(協力者):1か月の勤務が160時間以上 | 12 |
| 自営(協力者):140時間以上160時間未満 | 11 |
| 自営(協力者):120時間以上140時間未満 | 10 |
| 自営(協力者):100時間以上120時間未満 | 9 |
| 自営(協力者):80時間以上100時間未満 | 8 |
| 自営(協力者):64時間以上80時間未満 | 7 |
| 就労予定(開業準備含む):1か月の勤務が160時間以上 | 12 |
| 就労予定(開業準備含む):140時間以上160時間未満 | 11 |
| 就労予定(開業準備含む):120時間以上140時間未満 | 10 |
| 就労予定(開業準備含む):100時間以上120時間未満 | 9 |
| 就労予定(開業準備含む):80時間以上100時間未満 | 8 |
| 就労予定(開業準備含む):64時間以上80時間未満 | 7 |
| 内職:1か月の勤務が160時間以上 | 12 |
| 内職:140時間以上160時間未満 | 11 |
| 内職:120時間以上140時間未満 | 10 |
| 内職:100時間以上120時間未満 | 9 |
| 内職:80時間以上100時間未満 | 7 |
| 内職:64時間以上80時間未満 | 5 |
妊娠・出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 産前:出産予定日の6週前/産後:出産予定日と出産日のどちらか遅い方から8週後 | 12 |
疾病・障がい
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院・自宅療養安静 | 16 |
| 保育が常時困難(身体障害者手帳1〜2級/精神障害者保健福祉手帳1級/療育手帳A) | 15 |
| 保育が著しく困難(身体障害者手帳3級/精神障害者保健福祉手帳2〜3級/療育手帳B) | 14 |
| 精神疾患 | 13 |
| 通院・常時安静 | 13 |
| 保育が困難(身体障害者手帳4〜6級) | 13 |
| 上記以外で保育が困難 | 9 |
介護・看護
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院または通院している親族に月120時間以上付き添い | 13 |
| 月120時間以上の親族の看護・介護(居宅) | 13 |
| 入院または通院している親族に月64時間以上120時間未満付き添い | 9 |
| 月64時間以上120時間未満の親族の看護・介護(居宅) | 9 |
災害復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 風水害、地震、火災等 | 20 |
求職活動
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動中(ひとり親、生活保護受給者等) | 8 |
| 上記以外の求職活動中 | 5 |
就学
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 通学:居宅外で120時間以上 | 12 |
| 通信教育:居宅内で120時間以上 | 10 |
| 通学:居宅外で120時間未満 | 7 |
| 通信教育:居宅内で120時間未満 | 5 |
虐待・DV・両親の不存在など
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 虐待やDV、またはその恐れがあるとして町長が認めた | 20 |
| 児童福祉の観点から、町長が特に保育の必要性が高いと判断した | 20 |
| 両親が不存在(死亡・離別・行方不明・拘禁など) | 20 |
| 保護者が育児休業を取得している等で、他の認定ができない | 5 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| ひとり親家庭 | はい | +8 |
| 生活保護世帯 | はい | +3 |
| 家計の主宰者の自己都合以外の失業等により、就労の必要性が高い | はい | +4 |
| 社会的養護の支援をする必要があると判断される世帯 | はい | +8 |
| 入所希望児童に障がいあり | はい | +4 |
| 育児休業取得時に篠栗町内の保育施設等を退所した児童あり | はい | +5 |
| きょうだい | 希望する保育施設等をすでにきょうだい児が利用している | +5 |
| きょうだい児が同時に申し込む | +2 | |
| きょうだいが3人以上いる(年齢は問わない) | +2 | |
| 小規模保育事業等の卒園児童 | 連携施設以外の卒園児童が、引き続き保育施設等を利用希望する | +2 |
| 企業主導型事業の施設を利用している児童が、保育施設等を利用希望する(3歳児以上に限る) | +2 | |
| 保護者の一方が不在 | はい | +2 |
| 保護者の一方が保育士・幼稚園教諭 | 1か月の勤務が120時間以上ある、またはその予定 | +8 |
| 1か月の勤務が64時間以上120時間未満ある、またはその予定 | +3 | |
| 篠栗町内の保育施設等で勤務している、またはその予定 | +3 | |
| 待機児童のいる世帯 | 12か月以上 | +5 |
| 6か月以上12か月未満 | +3 | |
| 1か月以上6か月未満 | +2 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 同居親族が保育要件を満たしていませんか | はい | -5 |
| 未申請児童がいる世帯 | はい | -5 |
| 未提出の書類あり | はい | -5 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 被雇用者・自営(中心者):1か月の勤務が160時間以上(15点) 保護者2: 被雇用者・自営(中心者):1か月の勤務が160時間以上(15点) | 15 | 0 | 15 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 被雇用者・自営(中心者):1か月の勤務が160時間以上(15点) 保護者2: 被雇用者・自営(中心者):64時間以上80時間未満(10点) | 10 | 0 | 10 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 被雇用者・自営(中心者):1か月の勤務が160時間以上(15点) 保護者2: 上記以外の求職活動中(5点) | 5 | 0 | 5 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 被雇用者・自営(中心者):1か月の勤務が160時間以上(15点) ひとり親家庭: はい(+8点) | 15 | +8 | 23 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら篠栗町の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は篠栗町の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
篠栗町の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「被雇用者・自営(中心者):1か月の勤務が160時間以上」で15点、いちばん低い区分は「被雇用者・自営(中心者):64時間以上80時間未満」で10点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は24段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業取得時に篠栗町内の保育施設等を退所した児童あり」で該当する場合は+5点です。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだい」の項目があり、「希望する保育施設等をすでにきょうだい児が利用している」の場合は+5点、「きょうだい児が同時に申し込む」の場合は+2点、「きょうだいが3人以上いる(年齢は問わない)」の場合は+2点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、篠栗町の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、篠栗町の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 篠栗町の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。