関市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は関市の公式資料関市「利用調整表(R7.9.1〜)」(令和8年度5月〜3月新規入園)をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は60点、加点で大きいのは母子・父子家庭(+14点)・保育士・幼稚園教諭(+5点)・虐待・DV等の支援措置家庭(+2点)、減点の項目は1つ。自分の点数は関市の点数シミュレーターで1分で出せます。
関市の点数のしくみ
関市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の60点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は関市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
保育士・幼稚園教諭として市内で就労している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 市内保育園等または幼稚園で月140時間以上就労している(正社員、パート等に関わらない) | 30 |
就労(内職を除く)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 外勤:月140時間以上 | 10 |
| 外勤:月100時間以上 | 8 |
| 外勤:月60時間以上 | 5 |
| 自営業(本人・主たる従事者) | 10 |
| 自営業(家族・主たる従事者への協力者、自営業専従者・家族従業者) | 7 |
出産
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産予定月+前後2ヶ月 | 8 |
疾病
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 入院(長期間の入院) | 10 |
| 常時臥床(医師に長期加療が必要と診断された) | 10 |
| 居宅療養・精神疾病(医師に長期加療が必要と診断された) | 5 |
| 居宅療養・上記以外(医師に長期加療が必要と診断された) | 4 |
障害者手帳等を取得している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 身体1・2級、療育A、精神1級 | 10 |
| 身体3級、療育B、精神2・3級 | 5 |
| 上記以外の手帳を所持している | 4 |
傷病人の看護等
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 心身障害児看護:全介助 | 8 |
| 入院の付き添い(長期間入院の付き添いに常時あたっている) | 6 |
| 心身障害児看護:1・2級 | 6 |
| 居宅内看護(家族の居宅内看護に長期間にわたり常時当たっている) | 5 |
| 心身障害児看護:3級 | 5 |
| 居宅外看護(家族の居宅外看護に長期間にわたり常時当たっている) | 4 |
| 心身障害児看護:4級以外 | 4 |
災害復旧
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 災害等で損失した居宅等の復旧にあたっている | 10 |
就学・技能取得
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 就学・技能取得のため保育にあたれない | 6 |
育児休業
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 育児休業中(年少以上児で当該年度内に復帰予定である場合に限る) | 5 |
内職
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| メーカー、問屋等と契約し、自宅で物品の製造や各種作業の代行等に従事している | 4 |
求職活動
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職中 | 3 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 母子・父子家庭 | はい | +14 |
| 虐待・DV等の支援措置家庭 | はい | +2 |
| 生活保護家庭 | はい | +2 |
| 正社員として働いている | はい | +2 |
| 育休復帰世帯 | はい | +2 |
| 保育士・幼稚園教諭 | はい | +5 |
| 小規模保育所の卒園児が、その連携保育施設への入園を希望し | はい | +2 |
| きょうだい | 兄弟姉妹が同じ園に在園している | +2 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| きょうだい | 申込児童以外に家庭内保育をしている児童がいる(傷病人の看護等の対象となる兄弟姉妹を除く) | -2 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 外勤:月140時間以上(10点) 保護者2: 外勤:月140時間以上(10点) | 20 | 0 | 20 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 外勤:月140時間以上(10点) 保護者2: 外勤:月60時間以上(5点) | 15 | 0 | 15 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 外勤:月140時間以上(10点) 保護者2: 求職中(3点) | 13 | 0 | 13 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 外勤:月140時間以上(10点) 母子・父子家庭: はい(+14点) | 10 | +14 | 24 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら関市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は関市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
関市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「外勤:月140時間以上」で10点、いちばん低い区分は「外勤:月60時間以上」で5点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は5段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育休復帰世帯」で該当する場合は+2点です。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだい」の項目があり、「兄弟姉妹が同じ園に在園している」の場合は+2点、「申込児童以外に家庭内保育をしている児童がいる(傷病人の看護等の対象となる兄弟姉妹を除く)」の場合は-2点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、関市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、関市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 関市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。