吹田市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は吹田市の公式資料吹田市「令和8年度 利用調整基準表」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は80点、加点で大きいのはひとり親世帯(+16点)・吹田市内の地域型保育事業の卒園児(+16点)・吹田市の保育所等に勤務する保育士・看護師(+12点)、減点の項目は2つ。自分の点数は吹田市の点数シミュレーターで1分で出せます。
吹田市の点数のしくみ
吹田市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の80点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は吹田市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
仕事をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 月160時間以上(雇用型) | 40 |
| 月140時間以上160時間未満(雇用型) | 36 |
| 月120時間以上140時間未満(雇用型) | 32 |
| 月80時間以上120時間未満(雇用型) | 28 |
| 月64時間以上80時間未満(雇用型) | 24 |
| 月160時間以上(自営中心者) | 36 |
| 月140時間以上160時間未満(自営中心者) | 32 |
| 月120時間以上140時間未満(自営中心者) | 28 |
| 月80時間以上120時間未満(自営中心者) | 24 |
| 月64時間以上80時間未満(自営中心者) | 20 |
| 月160時間以上(自営協力者) | 32 |
| 月140時間以上160時間未満(自営協力者) | 28 |
| 月120時間以上140時間未満(自営協力者) | 24 |
| 月80時間以上120時間未満(自営協力者) | 20 |
| 月64時間以上80時間未満(自営協力者) | 16 |
| 内職(月120時間以上) | 20 |
| 内職(月64時間以上120時間未満) | 16 |
病気の治療中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 常時安静・入院を伴う病気療養 | 40 |
| 安静・通院加療を要する | 28 |
障害がある
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 重度(身体1・2級/療育A/精神1級) | 40 |
| 中度(身体3・4級/療育B1/精神2級) | 28 |
| 軽度(身体5・6級/療育B2/精神3級) | 20 |
家族の介護をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 同居親族の入院付き添い | 32 |
| 寝たきり等の同居親族を常時看護 | 28 |
| 同居親族の看護・通院介助が常態 | 20 |
| 療育施設等への親子通園(週20時間以上) | 32 |
| 療育施設等への親子通園(週16〜20時間) | 28 |
出産の前後
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産前後各8週間以内 | 24 |
学校に通っている/職業訓練中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 週30時間以上の就学 | 32 |
| 週20時間以上30時間未満の就学 | 28 |
| 週16時間以上20時間未満の就学 | 24 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 求職活動中 | 12 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| ひとり親世帯 | はい | +16 |
| 生活保護 | はい | +2 |
| 単身赴任中 | はい | +8 |
| 認可外保育施設等に月64時間以上預けている | はい | +2 |
| きょうだいの保育施設 | きょうだいが吹田市の保育所等を利用中・申込中 | +8 |
| 申込児童以外に小学6年生までの児童はいる | 1人 | +1 |
| 2人以上 | +2 | |
| 多胎児(双子等)の同時申込 | 2人 | +1 |
| 3人以上 | +2 | |
| 吹田市内の地域型保育事業の卒園児 | はい | +16 |
| 育児休業から復職予定 | はい | +2 |
| 吹田市の保育所等に勤務する保育士・看護師 | はい(保育士・保育教諭・看護師) | +12 |
| はい(幼稚園教諭) | +4 | |
| 自営業の勤務実態を証明する書類あり | はい | +4 |
| 基本要件以外に重篤な疾病・障害・介護の事情あり | はい | +4 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 居宅内で自営業をしている | はい | -2 |
| 65歳未満の同居祖父母あり | はい(証明書類の提出なし) | -4 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 月160時間以上(雇用型)(40点) 保護者2: 月160時間以上(雇用型)(40点) | 80 | 0 | 80 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 月160時間以上(雇用型)(40点) 保護者2: 月64時間以上80時間未満(自営協力者)(16点) | 56 | 0 | 56 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 月160時間以上(雇用型)(40点) 保護者2: 求職活動中(12点) | 52 | 0 | 52 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 月160時間以上(雇用型)(40点) ひとり親世帯: はい(+16点) | 40 | +16 | 56 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら吹田市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は吹田市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
吹田市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「月160時間以上(雇用型)」で40点、いちばん低い区分は「月64時間以上80時間未満(自営協力者)」で16点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は17段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業から復職予定」で該当する場合は+2点です。
認可外保育施設に預けていると点数は上がりますか?
吹田市では「認可外保育施設等に月64時間以上預けている」の項目があり、該当する場合は+2点です。条件(月極の利用か、有償か、利用期間など)は出典の基準表で確かめてください。
祖父母と同居していると減点されますか?
「65歳未満の同居祖父母あり」の項目があり、「はい(証明書類の提出なし)」の場合は-4点です。年齢や就労状況で扱いが変わる自治体が多いので、条件は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだいの保育施設」の項目があり、「きょうだいが吹田市の保育所等を利用中・申込中」の場合は+8点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、吹田市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、吹田市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 吹田市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。