八尾市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は八尾市の公式資料八尾市「令和8年度 保育利用あんない」11〜13ページ 「11 利用調整(選考)基準について」「利用調整(選考)基準表」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。保護者1人の満点は80点、加点で大きいのは保育士または幼稚園教諭の資格を持ち、認可保育施設で働いている(+15点)・保育士または幼稚園教諭の資格を持ち、認可保育施設で働いている(+15点)・きょうだいの入所状況・申込状況(+15点)、減点の項目は1つ。自分の点数は八尾市の点数シミュレーターで1分で出せます。
八尾市の点数のしくみ
八尾市は父母それぞれの基本点数を出し、低い方を世帯の基本点数にする方式です(保護者1人あたりの満点は80点)。片方がフルタイムでも、もう片方が短時間勤務なら世帯の点数は低い方に合わせて決まります。ひとり親の場合はその保護者の点数がそのまま世帯の基本点数です。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は八尾市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
仕事をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上) | 70 |
| 7時間以上かつ週5日以上(または月140時間以上) | 60 |
| 6時間以上かつ週5日以上(または月120時間以上) | 50 |
| 6時間以上かつ週4日以上(または月96時間以上) | 40 |
| 4時間以上かつ週4日以上(または月64時間以上) | 30 |
仕事が決まっている(内定)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上)の就労予定 | 70 |
| 7時間以上かつ週5日以上(または月140時間以上)の就労予定 | 60 |
| 6時間以上かつ週5日以上(または月120時間以上)の就労予定 | 50 |
| 6時間以上かつ週4日以上(または月96時間以上)の就労予定 | 40 |
| 4時間以上かつ週4日以上(または月64時間以上)の就労予定 | 30 |
妊娠・出産の前後
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 出産前後である(産前産後8週間・多胎妊娠は産前14週・産後8週) | 10 |
病気の治療中
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 疾病等で長期入院をしている | 80 |
| 重度の疾病等で常時寝たきりの状態である | 65 |
| 重度の疾病等の状態で、保育が困難である | 45 |
| 上記区分を除く疾病である | 15 |
障がいがある
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 重度の障がい(身体障がい1〜2級、療育A・B1・B2判定、精神障がい1級) | 80 |
| 中度の障がい(身体障がい3〜4級、精神障がい2級) | 60 |
家族の介護・看護をしている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 同居の家族で重度の障がい者(児)・寝たきりの者・特別支援学校等へ通学等する者を常時介護または看護 | 60 |
| 同居の家族で中度の障がい者(児)(身体障がい3〜4級、精神障がい2級)を介護または看護 | 50 |
| 別居の家族で重度の障がい者(児)・寝たきりの者を常時介護または看護 | 45 |
| 上記区分を除く病人の介護または看護をしている | 30 |
家庭が災害にあい復旧にあたっている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 居宅を失いまたは破損し、その復旧にあたっている | 80 |
仕事を探している
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 公的機関を利用して求職活動を行っている | 10 |
学校に通っている
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上)通学 | 70 |
| 7時間以上かつ週5日以上(または月140時間以上)通学 | 60 |
| 6時間以上かつ週5日以上(または月120時間以上)通学 | 50 |
| 6時間以上かつ週4日以上(または月96時間以上)通学 | 40 |
| 4時間以上かつ週4日以上(または月64時間以上)通学 | 30 |
虐待・DV、または祖父母のみの家庭
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 虐待やDVのおそれがあるなど、社会的養護が必要な状態にある | 80 |
| 両親が死亡・離婚・行方不明・拘禁等で家庭におらず、祖父母のみの家庭である | 75 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 世帯の状況にあてはまるものはあり | ひとり親世帯 | +11 |
| 父または母が単身赴任中(入所希望日時点で単身赴任終了予定がある場合を除く) | +3 | |
| 生活保護世帯 | +3 | |
| 保育士または幼稚園教諭の資格を持ち、認可保育施設で働いている | 市内の認可保育施設で就労している | +15 |
| 市内の認可保育施設で就労予定である | +15 | |
| 市外の認可保育施設で就労している | +10 | |
| 市外の認可保育施設で就労予定である | +10 | |
| 申込み時点で就労実績あり | はい | +2 |
| 育児休業明け | はい | +2 |
| 生計中心者の失業により、就労の必要性が高い | はい | +1 |
| 申込児童またはそのきょうだい(同居かつ18歳未満)に障がいあり | はい | +3 |
| お子さんの現在の状況にあてはまるものはあり | 認可保育施設の卒園児(分園・小規模保育施設・他市認可保育施設の卒園児も含む) | +3 |
| 認証保育施設の卒園児 | +3 | |
| 八尾市認可化移行事業により認可外から認可保育所へ移行する施設の児童 | +3 | |
| 育児休業により退所した児童で、復職のため再入所を希望 | +3 | |
| 前年度の1次選考で転所申込みをしたが不承諾となり、今年度も1次選考期間に転所申込みをする | +2 | |
| 認可外保育施設等・一時預かり保育等に有償で月64時間以上、直近4か月のうち2か月以上預けている(証明書で確認できる場合) | +2 | |
| きょうだいの入所状況・申込状況 | すでに認可保育施設に入所中のきょうだいがいて、入所中の児童数と今回の新規申込児童数が合わせて2人 | +11 |
| すでに認可保育施設に入所中のきょうだいがいて、入所中の児童数と今回の新規申込児童数が合わせて3人以上 | +15 | |
| きょうだい(2人)が認可保育施設に同時に新規申込 | +8 | |
| きょうだい(3人以上)が認可保育施設に同時に新規申込 | +12 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 同じ年度の4月1日入所の決定を辞退したことあり | はい | -5 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上)(70点) 保護者2: 8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上)(70点) | 70 | 0 | 70 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上)(70点) 保護者2: 4時間以上かつ週4日以上(または月64時間以上)(30点) | 30 | 0 | 30 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上)(70点) 保護者2: 公的機関を利用して求職活動を行っている(10点) | 10 | 0 | 10 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら八尾市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は八尾市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
八尾市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「8時間以上かつ週5日以上(または月160時間以上)」で70点、いちばん低い区分は「4時間以上かつ週4日以上(または月64時間以上)」で30点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は5段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業明け」で該当する場合は+2点です。
上の子が在園していると有利になりますか?
「申込児童またはそのきょうだい(同居かつ18歳未満)に障がいあり」の項目があり、該当する場合は+3点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、八尾市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
- 八尾市「令和8年度 保育利用あんない」11〜13ページ 「11 利用調整(選考)基準について」「利用調整(選考)基準表」
- https://www.city.yao.osaka.jp/kosodate_kyouiku/ninteikodomoen_hoikusho/1003996/1020314.html
2026年9月18日時点で、八尾市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 八尾市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。