1歳4月入園の現実|育休1年半と認可外加点の戦略
育休を1年半取得して1歳4月の入園を目指した高橋なつみさん(38歳)。0歳より競争率の高い1歳クラスでの保活、認可外保育園の選び方、そして認可外加点がどのように機能したのかについてお聞きしました。
育休取得と1歳4月入園の選択
Q. なぜ1歳4月での入園を目指したのですか?0歳4月ではなく。
A. 正直に申し上げると、第1子の時に0歳での保活を経験したのですが、かなり大変だったんです。育休復帰の時期や、親の心理的な準備など、色々な事情で「1歳になるまで一緒にいたい」という気持ちが強くありました。
会社の育休制度が2年まで取得可能だったので、1年半の育休を取得して、1歳4月での入園を目指すという選択肢があったんです。当時は「1歳での入園は0歳より競争率が高い」という情報を聞いていたので、それなりの覚悟を決めて保活をスタートしました。
1歳クラスの競争率の現実
Q. 1歳クラスでの保活は、実際に厳しかったのですか?
A. はい、かなり厳しかったです。自治体の保育コンシェルジュさんからは、「0歳4月の時点で既に定員が満杯に近い園が多い」と聞いていました。0歳で満員の園には、1歳での入園枠がほぼないということなんです。
つまり、1歳4月の入園を目指すなら、「0歳の時点では定員に達していない園」を狙う必要があります。これは、園の立地や評判と大きく関わってくるので、選択肢が限られてしまうんです。
1歳クラス入園の現実
- 0歳4月の時点で、既に満員か満員に近い園が多い
- 1歳での入園枠は限定的(2~3名程度)
- そのため、1歳での入園は、園の選択肢が狭くなる傾向
- 認可外保育園の利用加点が、逆転のカギになる可能性が高い
認可外保育園の選択と利用加点の戦略
Q. 認可外保育園の利用を考えたきっかけは?
A. 保育コンシェルジュさんのアドバイスです。「1歳4月での認可園入園は難しい可能性があるが、今から認可外保育園に入園して加点を得ることで、翌年以降の入園が有利になる」と言われました。
つまり、0歳9月(生後9ヶ月)時点で認可外保育園に預けて、数ヶ月の利用実績を作ることで、その後の認可園申請時に「認可外利用加点」がつくという戦略です。
認可外加点の仕組み
- 認可外保育園に一定期間以上(多くは3ヶ月以上)預けた実績で加点される
- この加点は調整指数に加わるため、翌年以降の入園選考で有利になる
- 特に1歳クラスのように競争率が高い時期には、この加点が決定打になることもある
- 費用はかかるが、認可園入園という目標達成のための投資と言える
認可外保育園の選び方と費用感
Q. 認可外保育園はどのように選ばれたのですか?費用はどのくらいですか?
A. 何園か見学して、以下のポイントで選びました:
- 園の清潔さと安全対策がしっかりしているか
- 先生たちのマナーや子どもへの接し方が良いか
- 月額費用が無理のない範囲か
- 通勤ルート上、または自宅から無理のない距離か
費用は月額4万~6万円程度でした。認可保育園の保育料と比べると高いですが、「認可園入園への投資」という位置付けで、数ヶ月間預けることにしました。
認可外保育園の実際と信頼感
Q. 認可外保育園に預けてみて、実際どのような印象でしたか?
A. 驚いたのは、認可外だからといって質が低いわけではないということです。園によって異なるとは思いますが、私たちが選んだ園は、小規模だからこそ子どもたち一人一人に目が行き届き、アットホームな雰囲気でした。
ただ、月額費用は高いし、認可園のような保護者補助もない。そういった経済的な負担はありました。それでも「この数ヶ月の投資で、認可園への道が開ける」と思うと、納得できました。
結果と1歳4月入園への実現
Q. 実際に1歳4月での認可園入園は実現されたのですか?
A. はい、実現しました。第1希望ではなく、第3希望の園での入園でしたが、確実に認可外加点と、育休復帰予定加点の組み合わせが効いたと思います。
保育コンシェルジュさんの戦略アドバイスなしには、この結果はなかったと確信しています。
1歳クラス入園希望の方へのアドバイス
Q. 同じく1歳入園を検討されている方へのアドバイスはありますか?
A. 1歳クラスは、確かに0歳より競争率が高いです。ただ「1歳での認可園入園は不可能」ではないんです。ポイントは:
- 事前に自治体の状況を把握すること(保育コンシェルジュに相談)
- 認可外加点など「加点を得られる条件」を理解すること
- それに基づいて前もって行動すること(認可外保育園の利用など)
また、費用的には認可外保育園の利用で経済負担が増しますが、「数ヶ月の投資で人生の何年もの育児環境が決まる」と考えると、十分な投資価値があると思います。
最後に大事なのは、「計画性」です。1歳入園を目指すなら、少なくとも妊娠中から情報収集を始めて、出産後も早い段階で認可外保育園の検討を始めるくらいの心持ちが必要です。
※ この記事は保活経験者の体験をもとに構成したものです。制度の詳細はお住まいの自治体にご確認ください。