「無料相談」と聞くと、あとで断りにくいのではと身構える方は多いです。仕組みが分かると、使いどころも断り方も見えてきます。
なぜ無料なのか
保険の相談窓口は、相談者からお金を取らない代わりに、契約が成立したときに保険会社から手数料を受け取る形で成り立っています。だから相談そのものは無料でも、事業として続けられます。
このページを含め、当サイトの保険の記事にも広告が入っています。リンク先で相談の申し込みがあると、当サイトに紹介料が入ります。ただし記事に書いている制度の内容は公的機関の資料をもとにしており、広告主の意向で変えているものではありません。
その場で決めなくてよい
相談は、契約の前段階です。「話を聞いて、持ち帰って考える」で構いません。むしろ、その日のうちに決めるのは避けたほうがよい種類の買い物です。
保険は数十年にわたって払い続けるものが多く、月々の額が小さく見えても総額では大きくなります。一度持ち帰って、配偶者と話してから決めるのが普通の進め方です。
相談前に用意しておくもの
手ぶらでも相談はできますが、次のものがあると話が早く、的外れな提案も減ります。
| 用意するもの | 何に使うか |
|---|---|
| いま入っている保険の証券 | 重なっている保障を見つける。新しく入る必要がないと分かることもある |
| ねんきん定期便 | 遺族年金の見当をつける |
| 勤務先の福利厚生の資料 | 団体保険や弔慰金があれば、その分だけ民間の保障は少なくて済む |
| 住宅ローンの契約書 | 団体信用生命保険があれば、必要な保障額から差し引ける |
| 家計のおおよその数字 | 月々いくらまで出せるかの線引き |
いちばん効くのはいまの証券です。すでに入っている保障が分からないまま相談すると、重複した提案になりやすくなります。「見直し」の相談では、これがあるかないかで結果が変わります。
相談で聞いておくとよいこと
- 公的な保障でいくら出るのか(遺族年金、高額療養費、傷病手当金)
- その提案は何社の中から選んだものか
- すすめられた理由。「なぜこの商品なのか」を言葉で説明してもらう
- 途中でやめたときにどうなるか(解約返戻金の有無)
- いま入っている保険を解約する提案なら、解約して損はないのか
いまの契約を解約して新しく入り直す提案は、慎重に確かめてください。古い契約のほうが条件がよいことがあります。特に予定利率の高い時期に入った貯蓄性の保険は、解約すると戻せません。
子育て中の相談で見ておきたい点
乳幼児を抱えていると、店舗に出向くこと自体が大変です。訪問やオンラインでの相談に対応しているかを先に確かめておくと無駄がありません。
また、妊娠中・出産直後は保険の選び方に固有の事情があります。妊娠週数による申し込みの制限、帝王切開後の条件の付き方、育休中の家計など、子育て世帯の事情に慣れているかどうかで話の通りやすさが変わります。
ママ向けの保険無料相談サービスのように、妊娠・出産・育児の相談を前提にしているところは、この点でやりとりが早く済みます。
断り方
断るのが苦手な人ほど、先に言い方を決めておくと楽になります。
- 「持ち帰って夫(妻)と相談します」
- 「今日は現状の確認までにしたいです」
- 「提案書だけいただけますか」
相談だけして契約しないことは、想定されている使い方です。気に病む必要はありません。
相談しないほうがよい場合
次のような場合は、急いで相談する必要はありません。
- すでに必要保障額を計算し、いまの契約で足りていると確かめている
- 家計が固まっておらず、月々に回せる額が決められない
- 直近で転職や引っ越しなど、条件が大きく変わる予定がある
保険は、状況が固まってから考えるほうが無駄になりにくいものです。焦って決めるより、必要な数字が揃うのを待つほうがよい場面もあります。