那珂川市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は那珂川市の公式資料那珂川市「令和8年度 保育施設等利用申込案内」P.8〜9「(9)利用調整」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は400点、加点で大きいのは世帯の状況(+120点)・市内の認可保育施設で保育士等として雇用されている(+100点)・世帯の状況(+15点)、減点の項目は2つ。自分の点数は那珂川市の点数シミュレーターで1分で出せます。
那珂川市の点数のしくみ
那珂川市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の400点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は那珂川市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
父(保護者)の保育できない理由・状況
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 就労:1か月の勤労が160時間以上 | 100 |
| 就労:1か月の勤労が140時間以上160時間未満 | 90 |
| 就労:1か月の勤労が120時間以上140時間未満 | 80 |
| 就労:1か月の勤労が100時間以上120時間未満 | 70 |
| 就労:1か月の勤労が48時間以上100時間未満 | 60 |
| 内職 | 60 |
| 妊娠・出産:妊娠中であるか又は出産後間がない場合(出産日の前8週間/多胎妊娠は14週間から出産日の後8週間を経過する日の月末まで) | 80 |
| 疾病・負傷:入院加療又は安静を要する(常時臥床)状態 | 100 |
| 疾病・負傷:居宅内で療養を要する状態 | 70 |
| 疾病・負傷:上記以外 | 30 |
| 障がい:身体障害者手帳1〜3級、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳1〜2級 | 90 |
| 障がい:上記以外 | 30 |
| 同居親族等の介護・看護:入院加療又は安静を要する(常時臥床)状態 | 70 |
| 同居親族等の介護・看護:上記以外 | 30 |
| 災害復旧:震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっている場合 | 200 |
| 求職活動:利用申込時点で、求職活動を行っている場合 | 50 |
| 求職活動:利用開始後、求職活動を行う場合 | 30 |
| 就学:学校教育法に規定する学校等に在学(入学予定を含む)、又は職業訓練校等における職業訓練を受けている場合 | 70 |
| 児童虐待・配偶者からの暴力:児童相談所等と連携し、社会的養護が必要な状態にあり、特に保育が必要と認められる場合 | 200 |
| 育児休業取得:育児休業取得時に、既に保育を利用している児童がいて継続利用が可能である場合 | 50 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 世帯の状況 | ひとり親家庭の状態にある | +120 |
| 生活保護世帯で就労による自立支援につながる(就労・求職活動)と判断される | +15 | |
| 生計中心者の失業等(自己都合以外)により、就労の必要性が高い | +10 | |
| 利用申込児童が精神又は身体に障がいを有している | 利用申込児童が精神又は身体に障がいを有している | +5 |
| 育児休業を取得しており、復職に伴い利用申込をし | 育児休業を取得しており、復職に伴い利用申込をする | +15 |
| 父母のうちいずれかが単身赴任している | 父母のうちいずれかが単身赴任している | +5 |
| きょうだい児の状況 | 2号または3号認定を受けた既入所きょうだい児と利用申込児童が合わせて2人以上いる | +10 |
| 既入所きょうだい児がいない場合で、児童2人以上同時に利用申込をする | +5 | |
| 申込の状況 | 地域型保育事業所等の卒園児である | +15 |
| 1号認定から2号認定へ変更する場合で、同一施設の利用を希望する | +10 | |
| 利用不可の状況 | 利用申込時点で、利用不可期間が利用希望月より連続して12ヶ月以上ある | +5 |
| 利用申込時点で、利用不可期間が利用希望月より連続して6ヶ月以上ある | +3 | |
| 利用申込時点で、利用不可期間が利用希望月より連続して3ヶ月以上ある | +1 | |
| 市内の認可保育施設で保育士等として雇用されている | 市内の認可保育施設で保育士等として雇用されている(雇用予定を含む) | +100 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 雇用主が父母の親族 | 雇用主が父母の親族である | -5 |
| 申込の状況 | 現年度中に入所内定をキャンセルした(小規模保育事業所の内定キャンセルを除く) | -40 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 災害復旧:震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっている場合(200点) 保護者2: 災害復旧:震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっている場合(200点) | 400 | 0 | 400 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 災害復旧:震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっている場合(200点) 保護者2: 就労:1か月の勤労が48時間以上100時間未満(60点) | 260 | 0 | 260 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 災害復旧:震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっている場合(200点) 保護者2: 求職活動:利用開始後、求職活動を行う場合(30点) | 230 | 0 | 230 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら那珂川市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は那珂川市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
那珂川市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「災害復旧:震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっている場合」で200点、いちばん低い区分は「就労:1か月の勤労が48時間以上100時間未満」で60点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は20段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業を取得しており、復職に伴い利用申込をし」で「育児休業を取得しており、復職に伴い利用申込をする」の場合は+15点です。
上の子が在園していると有利になりますか?
「きょうだい児の状況」の項目があり、「2号または3号認定を受けた既入所きょうだい児と利用申込児童が合わせて2人以上いる」の場合は+10点、「既入所きょうだい児がいない場合で、児童2人以上同時に利用申込をする」の場合は+5点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、那珂川市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
2026年9月18日時点で、那珂川市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 那珂川市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。