国立市の認可保育園・認定こども園の入園は、保護者の状況を点数にして高い世帯から順に決める「利用調整」で選考されます。この記事は国立市の公式資料国立市「令和8年度 保育施設入所のしおり」電子版(前半)P15〜P17 「調整基準」「基準指数表」「調整指数表」をもとに、基本点数の全区分、調整点数の全項目、世帯タイプ別の計算例をまとめたものです。世帯の満点は200点、加点で大きいのはひとり親世帯(+80点)・生計中心者が求職中(+80点)・育児休業取得により退所し、育休明けに再度申し込み(+80点)、減点の項目は2つ。自分の点数は国立市の点数シミュレーターで1分で出せます。
国立市の点数のしくみ
国立市は父母それぞれの基本点数を足し合わせる方式です。2人ともフルタイムで働いている世帯の基本点数が満点の200点になります。
合計点数 = 世帯の基本点数(保護者それぞれの「保育が必要な理由」の点数)+ 調整点数(世帯の状況による加点・減点)
基本点数は保護者ごとに、就労・病気・障害・介護・出産・就学・求職などの理由のうちあてはまるもの1つで決まります。調整点数は世帯としての状況(ひとり親、きょうだい、生活保護、認可外の利用など)で加減されます。
基本点数の表(保護者1人分)
保護者それぞれについて、次の区分の点数が付きます。表は国立市の基準表の区分をそのまま並べたものです。
の状況(基準指数)
| 区分 | 点数 |
|---|---|
| 不存在:死亡・離別・行方不明・拘禁等 | 100 |
| 災害:災害等による家屋の損傷その他災害復旧のため、保育に当たれない場合 | 100 |
| 疾病・傷病:入院(おおむね1か月以上)・入院予定 | 100 |
| 疾病・傷病:常時病臥・精神疾患・感染症 | 100 |
| 疾病・傷病:一般療養 | 60 |
| しょうがい:身体障害者手帳1〜2級・愛の手帳1〜2度 | 100 |
| しょうがい:身体障害者手帳3級・愛の手帳3度 | 80 |
| しょうがい:身体障害者手帳4級・愛の手帳4度 | 60 |
| 外勤:週5日以上かつ、週40時間以上の就労を常態 | 90 |
| 外勤:週5日以上かつ、週33時間以上の就労を常態 | 80 |
| 外勤:週4日以上かつ、週27時間以上の就労を常態 | 70 |
| 外勤:週4日以上かつ、週22時間以上の就労を常態 | 60 |
| 外勤:週3日以上かつ、週16時間以上の就労を常態 | 50 |
| 外勤:週3日以上かつ、週12時間以上の就労を常態 | 40 |
| 自営(居宅外):週5日以上かつ、週40時間以上の就労を常態 | 90 |
| 自営(居宅外):週5日以上かつ、週33時間以上の就労を常態 | 80 |
| 自営(居宅外):週4日以上かつ、週27時間以上の就労を常態 | 70 |
| 自営(居宅外):週4日以上かつ、週22時間以上の就労を常態 | 60 |
| 自営(居宅外):週3日以上かつ、週16時間以上の就労を常態 | 50 |
| 自営(居宅外):週3日以上かつ、週12時間以上の就労を常態 | 40 |
| 自営(居宅内):週5日以上かつ、週40時間以上の就労を常態 | 88 |
| 自営(居宅内):週5日以上かつ、週33時間以上の就労を常態 | 78 |
| 自営(居宅内):週4日以上かつ、週27時間以上の就労を常態 | 68 |
| 自営(居宅内):週4日以上かつ、週22時間以上の就労を常態 | 58 |
| 自営(居宅内):週3日以上かつ、週16時間以上の就労を常態 | 48 |
| 自営(居宅内):週3日以上かつ、週12時間以上の就労を常態 | 38 |
| 居宅外介護・看護:週5日以上、日中週32時間以上の付添い | 80 |
| 居宅外介護・看護:週4日以上、日中週22時間以上の付添い | 60 |
| 居宅外介護・看護:週3日以上、日中週12時間以上の付添い | 40 |
| 居宅内介護・看護:重度心身しょうがい者等の介護・看護 | 100 |
| 居宅内介護・看護:常時観察・日常介護 | 70 |
| 居宅内介護・看護:上記以外の居宅介護・看護 | 50 |
| 出産:出産のため保育に当たれない場合 | 60 |
| 内職:週3日以上かつ、週12時間以上の就労を常態 | 30 |
| 就学:就学技能取得等のため、保育に当たれない場合 | 70 |
| 求職:求職活動中 | 20 |
| 育休継続:育児休業を取得中に転園し、引き続き育児休業を継続して取得する場合 | 30 |
調整点数の表
世帯の状況で足し引きされる点数です。複数にあてはまれば重なって加減されます(重複の制限は基準表の注記で確かめてください)。
加点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| ひとり親世帯 | ひとり親世帯(同居人なし/+80点) | +80 |
| ひとり親世帯(同居人あり/+74点) | +74 | |
| 生計中心者が求職中 | 生計中心者が求職中 | +80 |
| 育児休業取得により退所し、育休明けに再度申し込み | 育休明けに再度申し込む(6か月以上の退所期間あり/+80点) | +80 |
| 入所年齢に上限のある施設の卒園・入所期間満了に伴う申込み | 卒園・入所期間満了により引き続き別の保育施設等を申し込む | +40 |
| 介護・看護の対象が児童の扶養義務者にあたり | 児童にとって扶養義務者にあたる者を介護・看護している | +30 |
| 申込児童にしょうがい・医療的ケアの必要あり | 医療的ケアを必要とする | +30 |
| しょうがいがある | +15 | |
| 医療的ケアが必要なきょうだいが在園中 | 該当する | +20 |
| 同一世帯の未就学児が複数、利用申込みまたは利用中 | 3人以上のいずれもが利用申込みまたは利用中 | +13 |
| 2人のいずれもが利用申込みまたは利用中 | +10 | |
| 申込みを行わない幼稚園・認可外等を利用する未就学児が同一世帯にいる | 該当する | +10 |
| 前年度の市区町村民税が非課税の世帯 | 非課税世帯 | +10 |
| 居宅外介護・看護の対象者の状態 | 身体障害者手帳または精神障害者保健福祉手帳1〜2級・愛の手帳1〜2度・要介護4〜5程度 | +10 |
| 身体障害者手帳または精神障害者保健福祉手帳3級・愛の手帳3度・要介護2〜3程度 | +4 | |
| 生活保護の被保護世帯等 | 該当する | +20 |
| 多胎児の新規利用申込み | 多胎児の新規利用申込み | +8 |
| きょうだいが別々の施設を利用中で、同じ施設を希望し | 同一世帯の2人の未就学児が別々の施設を利用中で、同じ施設を希望する | +5 |
| 短時間勤務制度等の利用 | 短時間勤務制度等を利用し、短時間の勤務となる | +5 |
| 保護者のいずれかが単身赴任中 | 単身赴任中 | +4 |
| 保護者が市内の保育施設等・幼稚園で就労し | 保護者の両方またはいずれかが該当する | +2 |
| 利用開始希望日後に産前産後休暇終了により復職予定 | 該当する | +2 |
減点される項目
| 項目 | 条件 | 点数 |
|---|---|---|
| 健康で不就労の同居の祖父母(65歳未満)あり | いる | -10 |
| 自営・内職等就労状況申立書の添付書類 | 市が定める添付書類を提出しない | -6 |
| 市が定める添付書類が不足している | -3 |
世帯タイプ別の計算例
上の表の点数をそのまま当てはめた例です(調整点数は書いてあるもの以外は無しとしています)。
| 世帯 | あてはめた区分 | 基本点数 | 調整 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 共働き(2人ともフルタイム) | 保護者1: 不存在:死亡・離別・行方不明・拘禁等(100点) 保護者2: 不存在:死亡・離別・行方不明・拘禁等(100点) | 200 | 0 | 200 |
| フルタイム+短時間勤務 | 保護者1: 不存在:死亡・離別・行方不明・拘禁等(100点) 保護者2: 自営(居宅内):週3日以上かつ、週12時間以上の就労を常態(38点) | 138 | 0 | 138 |
| フルタイム+求職中 | 保護者1: 不存在:死亡・離別・行方不明・拘禁等(100点) 保護者2: 求職:求職活動中(20点) | 120 | 0 | 120 |
| ひとり親(フルタイム) | 保護者1: 不存在:死亡・離別・行方不明・拘禁等(100点) ひとり親世帯: ひとり親世帯(同居人なし/+80点)(+80点) | 100 | +80 | 180 |
きょうだいの在園、育休からの復帰、認可外の利用などがあれば、ここに調整点数が足し引きされます。全部まとめて計算するなら国立市の点数シミュレーターを使ってください。
点数を上げる前に確かめること
- 就労の点数は勤務日数と時間の区分の境目で変わります。就労証明書に書く勤務時間が区分の境目に近いなら、勤務先に契約どおりの時間で書いてもらう(就労証明書の書き方)
- 調整点数は申請時に証明書類を出して初めて付きます。加点の条件と提出書類は基準表の注記に書かれています
- 点数が同じ世帯が並んだときの優先順位は、この記事の点数データには含めていません。出典の基準表で確かめてください
- 点数が足りずに落ちたときの選択肢(二次募集・認可外・育休延長)は国立市の記事一覧にまとめています
よくある質問
時短勤務やパートだと何点になりますか?
国立市の就労の点数は勤務日数・時間の区分で決まります。いちばん高い区分は「不存在:死亡・離別・行方不明・拘禁等」で100点、いちばん低い区分は「自営(居宅内):週3日以上かつ、週12時間以上の就労を常態」で38点です。上の基本点数表で自分の勤務条件に近い区分を見てください(区分は37段階)。
育児休業から復帰する場合の加点はありますか?
あります。「育児休業取得により退所し、育休明けに再度申し込み」で「育休明けに再度申し込む(6か月以上の退所期間あり/+80点)」の場合は+80点です。
認可外保育施設に預けていると点数は上がりますか?
国立市では「申込みを行わない幼稚園・認可外等を利用する未就学児が同一世帯にいる」の項目があり、「該当する」の場合は+10点です。条件(月極の利用か、有償か、利用期間など)は出典の基準表で確かめてください。
祖父母と同居していると減点されますか?
「健康で不就労の同居の祖父母(65歳未満)あり」の項目があり、「いる」の場合は-10点です。年齢や就労状況で扱いが変わる自治体が多いので、条件は出典の基準表で確かめてください。
上の子が在園していると有利になりますか?
「医療的ケアが必要なきょうだいが在園中」の項目があり、「該当する」の場合は+20点です。
点数が同じ世帯が並んだらどう決まりますか?
同点のときの優先順位(所得、在住期間、申込順など)は自治体ごとに基準表の後ろに決められています。この記事の点数データには含めていないので、国立市の利用調整基準表(下の出典)で確かめてください。
出典と確認日
- 国立市「令和8年度 保育施設入所のしおり」電子版(前半)P15〜P17 「調整基準」「基準指数表」「調整指数表」
- https://www.city.kunitachi.tokyo.jp/soshiki/Dept04/Div03/Sec01/gyomu/0275/1461059981097.html
2026年9月18日時点で、国立市の公式資料を読んで作った点数データにもとづいています。基準表は年度ごとに改定されることがあるので、申込前に必ず最新の基準表を確かめてください。
自分の点数を出す: 国立市の保育園入園点数シミュレーターで、上の表の区分を選ぶだけで合計点数が分かります。