ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)は、地域の会員同士で子育てを助け合うしくみです。平成27年4月から、子ども・子育て支援新制度の地域子ども・子育て支援事業のひとつに位置づけられています。
2種類の会員
| 会員 | 役割 |
|---|---|
| 依頼会員 | 預かってもらう側。子育て中の保護者 |
| 提供会員 | 預かる側。研修を受けた地域の人 |
両方を兼ねる「両方会員」を設けているセンターもあります。センターのアドバイザーが、依頼と提供のマッチングをします。
登録の流れ
登録説明会に参加する
多くのセンターで説明会への参加が必須です。月に1〜2回しか開かれないこともあるため、日程を先に確認してください。
登録する
登録は無料です。申込書に子どもの情報、緊急連絡先などを書きます。
提供会員を紹介してもらう
依頼内容に合う提供会員を、アドバイザーが探します。
事前打ち合わせをする
実際に会って、子どもの様子や預かりの条件を確認します。この打ち合わせを経ないと利用できません。
説明会への参加、登録、マッチング、事前打ち合わせと段階があるため、登録を思い立ってから実際に使えるまで数週間かかることがあります。「来週から送迎を頼みたい」では間に合いません。
何を頼めるか
- 保育園・幼稚園・学童保育の送迎
- 保育園の開始前・終了後の預かり
- 保護者の用事や通院の間の預かり
- 学校の長期休業中(夏休みなど)の預かり
- 買い物など外出の際の預かり
ファミサポの強みは送迎を頼めることです。保育園の一時預かりでは送迎を頼めません。「保育園のお迎えに間に合わない日がある」という悩みには、ファミサポが向いています。
頼めないこと
センターによりますが、次のようなことは基本的に頼めません。
- 宿泊を伴う預かり(対応するセンターもあります)
- 病気の子どもの預かり(病児対応をしているセンターもあります)
- 家事(掃除・洗濯・食事の作り置きなど)
- 医療行為(投薬を含む)
利用料
センターによって違いますが、1時間あたり数百円から1,000円程度です。交通費や食事代などの実費は別にかかります。
早朝・夜間・休日は割増になるのが一般的です。所得に応じた減免や、ひとり親世帯への補助を設けている自治体もあります。
利用料は提供会員に直接渡すのが基本です(現金またはチケット制)。センターが間に入って精算する方式のところもあります。
無償化の対象になることがある
保育の必要性の認定(新2号・新3号)を受けていれば、ファミサポの利用料も施設等利用給付の対象になります。月37,000円(新3号は42,000円)などの上限の中で、他の一時預かりなどと合算されます。
認可保育所に通っている子どもは対象外です。幼稚園に通っていて預かり保育が足りない場合や、認可に入れずに認可外を使っている場合が主な対象になります。
保険
ファミサポの活動中の事故に備えて、補償保険に加入しているのが一般的です。保険料はセンター(自治体)が負担していることが多く、会員の負担はありません。
とはいえ、預ける側と預かる側の信頼関係が前提のしくみです。事前打ち合わせでしっかり話しておくことが、結局いちばんの備えになります。
先に登録しておく
ファミサポは、必要になってから登録では間に合わない典型です。
- 説明会が月1〜2回しかない
- マッチングに時間がかかることがある
- 事前打ち合わせの日程調整が要る
保育園に入ったタイミング、あるいは職場復帰の前に登録だけ済ませておくと、いざというときに動けます。登録は無料で、使わなくても費用はかかりません。