一時預かりは、保育園に通っていない子どもを、必要なときだけ預けられるしくみです。子ども・子育て支援法にもとづく地域子ども・子育て支援事業のひとつです。
どんなときに使えるか
自治体によって扱いが違いますが、次のような理由が挙げられます。
- 保護者の通院・入院、家族の看護・介護
- 冠婚葬祭、学校行事への参加
- 就職活動、資格試験の受験
- 断続的な就労(週に数日のパートなど)
- 育児疲れの解消(リフレッシュ)
以前は「理由が必要」とされることが多かったのですが、リフレッシュ目的を認める自治体が増えています。「理由が言いにくいから」とためらわず、まず窓口や施設に聞いてみてください。
事前登録が要る
ほとんどの施設で事前登録が必要です。登録から利用開始まで日数がかかるため、使う予定ができてからでは間に合わないことがあります。
登録に要るもの
- 登録申請書・児童票(発達の状況、アレルギー、緊急連絡先など)
- 母子健康手帳(予防接種歴の確認)
- 健康保険証、子ども医療費の医療証
- 本人確認書類
- 施設によっては面談や慣らし保育
初めて預けるときは、短時間の慣らし利用を求める施設があります。子どもが環境に慣れるためのもので、いきなり丸1日は預かってもらえないことがあります。この点も含めて余裕をもって登録してください。
予約の取りやすさ
定員が少なく、1か月前から予約を受け付けて、初日に埋まるという施設も珍しくありません。予約開始日を確認しておくことが大事です。
逆に、地域によっては当日でも空いていることがあります。まず近くの施設の状況を調べてください。
利用料
自治体・施設によって違いますが、1時間あたり数百円、1日あたり2,000円前後が目安です。給食代・おやつ代が別にかかります。
住民税非課税世帯やひとり親世帯への減免を設けている自治体もあります。
無償化の対象になることがある
保育の必要性の認定(新2号・新3号)を受けていれば、一時預かりの利用料も施設等利用給付の対象になります。
- 幼稚園に通っていて、在籍園の預かり保育が足りない場合
- 認可保育所に入っておらず、保育の必要性の認定を受けている場合
認可保育所に通っている子どもは対象外です。
どこで実施しているか
- 認可保育所・認定こども園(在園児以外の受け入れ枠を持つ園)
- 地域子育て支援拠点、子育てひろば
- 認可外保育施設
- ファミリー・サポート・センター(個人宅などでの預かり)
自治体のサイトで実施施設の一覧が公開されています。近所の保育園が一時預かりをやっていることも多いので、まず調べてみてください。
用意しておくと安心なもの
いざというときに動けるよう、子どもが元気なうちに次を済ませておくことをおすすめします。
- 近隣の実施施設を2〜3か所、登録しておく
- 母子健康手帳の予防接種のページを写真に撮っておく
- アレルギーがある場合は、医師の指示書の写しを用意しておく
- 予約開始日と受付方法(電話・オンライン)を控えておく