愛西市の子ども医療は、0歳から18歳になる年度末まで入院・通院ともに無料です。それとは別に、過去の期間にさかのぼって請求できる助成の案内が出ています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
数年前の通院分もまだ請求できます
市は「令和2年4月1日から令和4年3月31日診療時に中学校卒業から18歳年度末までに該当していた方の医療費助成について」として、「保険診療分の自己負担額について入院は全額、通院は3分の2の払い戻しを受けることができます」としています。
ただし「※支払日から5年を過ぎると申請ができませんのでご了承ください」とされています。令和2年4月の診療分なら令和7年4月ごろが期限です。領収書が残っているなら、早めに確かめる価値があります。
入院は全額戻りますが、通院は3分の2です。当時この年代だった子どもの医療費を窓口で払っていた家庭は、対象になる可能性があります。
就職や婚姻をすると対象外になります
| 対象年齢 | 助成内容 | 受給者証 |
|---|---|---|
| 0歳から18歳になる年度末まで | 受給者証により入院・通院ともに無料 | あり |
市は「※子が就職等により社会保険へ加入された場合または婚姻された場合は対象外となります」としています。年齢の上限内でも、就職して自分の社会保険に入った時点で外れます。
小学1年生以上の子どものうち、障害者医療、精神障害者医療または母子・父子家庭医療の助成を受けられる方は、そちらが優先されます。
マイナ保険証でも受給者証は要ります
市は「愛知県内の医療機関を受診する際は、マイナ保険証等と一緒に必ず受給者証を提示してください。(マイナ保険証で受診される場合も提示する必要があります。)」としています。カードだけでは足りません。
県外では受給者証が使えないので、自己負担分をいったん支払い、後日、市役所(保険年金課または各支所)で支給申請をします。申請は1か月分をまとめて翌月以降に行い、複数月まとめての申請もできます。支払日から5年を過ぎると申請できません。
申請には、受診者の医療保険の資格が確認できるもの、振込先口座の通帳、医療費の領収書(原本で受診者名、保険診療点数、領収金額、受診日の記載があるもの)が要ります。高額療養費に該当する場合は保険者からの支給決定通知書も必要で、高額療養費・家族療養附加金等の支給がある場合はその額が差し引かれます。
高額になりそうなら先に手を打つと楽です
市は「マイナ保険証を利用していただくか、保険者に申請して『限度額適用認定証』の交付を受けてください」としたうえで、「入院等で医療費が高額になった場合、愛西市が保険者へ高額療養費の申請をすることになります。その際、いくつか書類のご記入をお願いすることになりますが、マイナ保険証や限度額適用認定証を医療機関にて提示されることにより省略できる場合があります」としています。
提示しておけば、あとから書類を書かされる手間が減ります。入院が決まったら先に用意してください。
治療用の補装具・眼鏡等を作成した場合は、いったん全額支払い、まず保険者へ請求します。給付が決定したら、資格が確認できるもの、振込先口座の通帳、領収書(コピー可)、装具作成時の意見書・指示書等(コピー可)、保険者からの支給決定通知書を持って窓口で支給申請します。受給者証の再発行は電子申請もできます。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。愛西市の保育所の状況は愛西市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。就職や結婚で資格が切れるかは自治体で分かれます。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。