富士宮市は令和6年10月受診分からこども医療費を無償化しました。あわせて受給者証そのものと更新の仕組みが変わっています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
自己負担も受給者証も更新も変わりました
| 令和6年9月診療分まで | 令和6年10月受診分から | |
|---|---|---|
| 自己負担 | 通院:月4回まで最大500円(保険診療分に限る) | 自己負担なし(保険診療分に限る) |
| 受給者証サイズ | B6サイズ両面2つ折り(スタンプ欄あり) | B7サイズ両面(スタンプ欄なし) |
| 有効期限(終了) | 毎年9月30日(1年更新) | 18歳到達後の最初の3月31日 |
市は「今回発送する受給者証は、お子さんが18歳到達後最初の3月31日まで継続して使用します。令和7年度以降は受給者証の更新はありません」としています。毎年届いていた新しい受給者証は、もう来ません。
市は「新しい受給者証にはスタンプ欄がありませんが、健康保険証と一緒に医療機関の会計窓口に提示してください」としています。見た目が変わっても、提示の仕方は同じです。
新しい受給者証は令和6年9月中旬に発送されました。9月受診分までの医療費については、制度改正前の負担額が適用されます。
入院は食事代まで助成されます
制度改正前(令和6年9月受診分まで)の自己負担金は次のとおりでした。
| 区分 | 自己負担金 | その他 |
|---|---|---|
| 通院 | 1回 最大500円 | 1か月4回まで(5回目以降は自己負担金なし) |
| 入院 | なし | 食事療養費標準負担額も助成対象です |
| 薬局 | なし | 処方箋によるものの購入に限ります |
入院時の食事代を対象外にする自治体が多いなかで、富士宮市は食事療養費標準負担額も助成対象としています。令和6年10月からは通院の500円もなくなり、保険診療分は自己負担なしになりました。
助成の対象にならないもの
- 保険診療外の医療費
- 入院時の個室利用や特別なサービスにかかる費用
- 薬の容器代
- 検診や予防接種等にかかる費用
- 特別初診料や証明書などにかかる費用
助成の対象になるのは静岡県内の医療機関で受診する際にかかる医療費です。県外で受診した場合は払い戻しの対象になります。
申請は市役所1階のこども未来課です
対象は、富士宮市に住民登録をしていて、国民健康保険や社会保険などに加入している0歳から18歳(18歳到達後の最初の3月31日)までのこどもです。
申請には、出生時ならこどもが加入する予定の健康保険のわかるもの、転入時ならこどもの健康保険のわかるものに加えて、保護者(こどもの加入する健康保険の被保険者)とこどものマイナンバーがわかるものが必要です。マイナンバーは番号の控えのみでも構いません。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。富士宮市の保育所の状況は富士宮市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。富士宮市は食事代まで助成する手厚いほうなので、転出すると入院時の負担が出てくる可能性が高いと考えておくのが現実的です。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。