函館市は高校卒業までのお子さんの保険診療に係る医療費を助成しています。受給者証を持っているすべてのお子さんの医療費自己負担は無料です。申請の入口が変わっているので、そこから見ていきます。
受給者証の申請が市公式LINEでできます
函館市は市公式LINEからの交付申請に対応しています(市公式LINEのお友達登録が必要)。スマホで二次元バーコードを読み込んで申請します。受給者証を紛失・汚損した場合の再交付申請も、市公式LINEからできます。
申請の前に、お子さんの健康保険情報の入力が必要になります。健康保険情報を確認できる書類を手元に準備してから入力を始めてください。
受給者証の交付申請は、対象者となった日(出生日・転入日等)の翌日から14日以内に届け出ることになっています。出生届や転入届と一緒に忘れず手続きしてください。
申請に必要なのは、お子さんの健康保険情報を確認できる書類等(健康保険証、資格確認書、資格情報のお知らせ、マイナポータルの保険情報が確認できる印刷物等)のいずれか1点です。出生の場合は、加入予定の父または母の健康保険証でもかまいません。
ただし転入した方、または主たる生計維持者が函館市外に居住している方は、所得・課税証明書(所得額、控除額、扶養人数および市区町村民税額の記載のあるもの)または市区町村民税特別徴収税額決定通知書の写しが必要な場合があります。
就職していても対象、婚姻すると対象外です
対象は函館市に住民登録のある高校卒業までのお子さん(満18歳に達する日〈誕生日の前日〉以後の最初の3月31日まで)です。市は次の2点を明記しています。
- 対象年齢のお子さんが就職していても、函館市内に住民登録がある場合は助成の対象
- 対象年齢であっても、お子さんが婚姻した場合は助成の対象とならない
就職では外れず、婚姻では外れる、という線の引き方です。令和5年4月1日からは、主たる生計維持者の所得制限もなくなりました。
道内なら無料、道外は2年以内に申請します
| 受診先 | 扱い |
|---|---|
| 北海道内 | 受給者証を提示して受診すると医療費が助成される |
| 北海道外 | 後日、払い戻しの申請をする。2年以内に手続きが必要 |
助成の対象範囲は、入院、通院、調剤、指定訪問看護、治療用装具等の費用です。保険外診療、予防接種、健康診査、食事療養標準負担額等は助成の対象になりません。
学校でのけがは、あとで返還になることがあります
市は「学校管理下におけるケガや病気で『子ども医療費受給者証』を使用して医療機関等を受診した場合で、独立行政法人日本スポーツ振興センターから災害共済給付金が支給されたときは、函館市が助成した医療費を返還していただくこととなります」と案内しています。
使ってはいけないと禁じるのではなく、二重に給付されたら返すという形です。学校でけがをしたときは、災害共済給付の手続きが進んでいることを念頭に置いてください。
高額療養費は市が受け取ります
受給者証を使用して診療を受けた場合、医療費の自己負担分は函館市が負担しています。そのため高額療養費に該当したときは、函館市が保険者から支給を受けることになります。
市は被保険者から受領委任手続をしてもらうことで、函館市が直接保険者から受領できるとして協力を求めています。該当する場合は、市から書類の提出について別途知らせがあります。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。函館市の保育所の状況は函館市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。函館市は自己負担が無料の手厚いほうなので、転出すると窓口負担が出てくる可能性が高いと考えておくのが現実的です。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。