白山市の子育て支援医療給付金は、0歳から18歳到達後最初の3月31日まで、通院・入院・保険調剤のいずれも無料です。市はここに至るまでの変遷も公開しています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
市が制度の変遷を表で出しています
| 期間 | 助成内容 |
|---|---|
| 平成17年2月1日〜平成20年3月31日診療分 | 入院・通院とも0歳〜小学校終了まで/自己負担額月額1,000円 |
| 平成20年4月1日〜平成26年9月30日診療分 | 入院・通院とも0歳〜中学校終了まで/自己負担額月額1,000円 |
| 平成26年10月1日〜平成27年3月31日診療分 | 入院0歳〜18歳年度末/通院0歳〜15歳年度末/自己負担額月額1,000円 |
| 平成27年4月1日診療分〜 | 入院・通院とも0歳〜18歳年度末/自己負担額 無料 |
制度の履歴をここまで出している自治体はほとんどありません。平成27年4月1日診療分から月額1,000円の自己負担がなくなり、いまの形になりました。
接骨院等でも窓口が無料になります
市は現物給付方式について「この制度による診療を行っている県内の医療機関(保険調剤薬局及び接骨院等で施術した場合を含む)において、受給資格証と健康保険証やマイナ保険証、資格確認書等を提示することにより、医療機関窓口での支払いが無料になります」としています。
接骨院での施術は自治体によって扱いが割れます。白山市は県内の接骨院等も現物給付の対象です。院外処方によって調剤薬局で処方された薬代も助成の対象に含まれます。
償還払いは申請の翌月28日に振り込まれます
市は「申請された翌月28日(土曜・日曜・祝日の場合はその前日)に資格申請書に記載された保護者名義の預金口座に助成金を振り込みます」としています。日付まで決まっているので予定が立てられます。
償還払いが必要なのは、受給資格者証を提示せずに受診した場合、県外医療機関で受診した場合、訪問看護ステーションを利用した場合、治療用補装具・治療用眼鏡を作成した場合です。申請期間は診療月の翌月から1年以内で、市は「4月診療分は翌年の4月末日までに申請してください」と例を挙げています。
必要なものは支給申請書、領収書原本(受診者氏名が記載されたもの)、受給資格者証、印鑑です。郵送する場合は「申請書の記入漏れや印鑑の押し忘れがないか確認のうえ、領収書を同封して」とされ、申請書及び領収書が届いた日付が受付日になります。
領収書は日付の古い順に並べて持っていきます
市は「医療給付金支給申請書に添付する領収書は、月ごとに医療機関ごとの日付の古い順に並び替えて持参してください。ご協力をお願いします」としています。まとめて申請するときは、この形にしてから窓口へ行くと手戻りがありません。
治療用装具は4段階の手続きです
補装具や小児弱視等による治療メガネが保険適用になった場合は助成の対象です。市の説明はこの順です。
- 装具、メガネを作成した業者にいったん全額(10割)を支払う
- 子どもが加入している健康保険組合等に請求し、保険給付分の払い戻しを受ける
- 健康保険組合等からの支給決定があった後、子育て支援医療給付金に申請する
- 装具全額(健康保険組合等の保険適用上限額)から、健康保険組合等からの支給決定額を差し引いた額の払い戻しを市から受ける
この場合の申請期限は、医師の診断書または装具作成の指示日の翌月から1年以内です。受診の日ではなく指示日が起点になります。治療用メガネは保険適用となる上限額や年齢制限があるため、健康保険組合等への確認が必要です。
助成の対象にならない費用があります
自費診療、予防接種、薬の容器代、文書料、入院の差額室料や食事代(本人負担分)のほか、200床以上の病院において、他の医療機関から紹介状なしに初診で受診した場合の「初診時選定療養費」が対象外です。学校等で起きた疾病で災害共済給付制度の対象になる場合と、交通事故など第三者行為による診療も対象になりません。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。白山市の保育所の状況は白山市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。接骨院で使えるかどうかは自治体ごとに違いますので、引っ越したら確かめる価値があります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。