橋本市の乳幼児・子ども医療費助成は、18歳に達する日以後の最初の3月31日までが対象で、令和6年10月1日診療分から所得制限がなくなりました。学校でのケガについての説明が、他の市よりずっと踏み込んでいます。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
学校のケガは10年保障の共済が先です
市は「園や学校(通園や登下校、部活動を含む)でケガをし、スポーツ振興センターの災害共済給付の対象となるとき」を助成の対象外としています。窓口では受給者証を使用せずに個人番号カード又は資格確認書のみを提示し、立て替え払いをします。
そのうえで市は、災害共済給付制度の中身をこう説明しています。
- 初診から完治までの合計(薬局分も合算します)で500点以上かかった場合、対象となります
- 初診から最長10年間の治療費を保障してくれます
- 生活保護の児童は、制度の対象外です
10年間という保障の長さを書いている市はほとんどありません。後遺症が残るようなケガでは、市の医療費助成より共済のほうがはるかに長く支えてくれます。
市は「災害共済給付制度の対象となった場合は、園や学校を通じて治療費と見舞金が支払われ、乳幼児・子ども医療費助成制度の対象外となりますので、領収書をこども課に提出しないようにしてください」としています。「万が一、災害共済給付制度の対象外となってしまった場合、後日、こども課で返金手続きができます」ので、領収書は捨てずに取っておいてください。
LINEで9種類の手続きができます
橋本市公式LINE(ID:@hashimoto_city)のリッチメニューから、次の手続きができます。
- 乳幼児・子ども医療費受給資格認定申請(一部のみ対象)
- 乳幼児・子ども医療受給者変更(一部のみ対象)/住所変更/氏変更
- 乳幼児・子ども医療受給者証再交付/受給資格喪失届/保険変更
- 各種手当・各種医療制度の口座変更
- 窓口での不足書類提出(一部の不足書類のみ対象)
足りなかった書類をLINEで出せるところまで用意されています。毎年の更新手続きは必要ありません(所得が確認できない場合のみ同意書の提出があります)。
カードか資格確認書がないと受給者証は使えません
市は「個人番号カード又は資格確認書をお持ちでない場合は、受給者証を使用できません」とし、「受給者証を提示せずに受診する(不携帯)場合は、制度を利用できません」としています。どちらか片方だけでは窓口無料になりません。
和歌山県外の医療機関を受診した場合、治療用装具を購入した場合、受給者証を提示できなかった場合は、こども課で返金手続き(口座振込)ができます。必要なのは受給者証、児童の保険資格情報がわかるもの、領収書の原本(保険点数(柔道整復師の施術については保険施術の金額)、一部負担金、診療期間などが記載され、医療機関等の領収印のあるもの)です。
助成されるもの・されないもの
助成の対象は、入通院で保険適用された治療費の一部負担金、保険適用される治療用装具の費用、医療保険対象分の訪問看護療養費、小児慢性特定疾患・難病特定医療費・自立支援医療・未熟児養育医療などの医療給付を受けた際の一部負担金などです。9歳未満の斜視や弱視などの治療に眼鏡等が必要だと医師が判断し保険適用となった場合も助成対象になります。
対象外は、入院時の食事代、保険適用外の治療費(健康診断、予防接種、個室料や大きな病院での初診等にかかる特定療養費、診断書・証明書などの文書料、薬の容器代など)、法令により治療費を全額公費で負担されるとき、交通事故などの第三者行為です。
申請で使う課税証明書について、市は「源泉徴収票や確定申告書の控えでは、受け付けることができません」としています。ただし市区町村発行の所得等が記載された書類(特別徴収税額の決定・変更通知書など)が代わりになることがあります。入院で高額になりそうなときは、加入している健康保険に限度額適用認定証を申請し、受給者証と一緒に窓口へ提示してください。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。橋本市の保育所の状況は橋本市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。学校でのケガの扱いは自治体で説明の深さが違います。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。