東大阪市の子ども医療費助成制度は、18歳到達後最初の3月末日までが対象で所得制限がありません。窓口では同じ医療機関につき1日最大500円を月2日まで払います。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
一部自己負担額は「1日500円・月2日まで」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 東大阪市内に居住地を有し、健康保険に加入している18歳到達後最初の3月末日までの子ども |
| 所得制限 | なし |
| 一部自己負担額 | 同一の医療機関につき1日最大500円を月に2日まで 1日の自己負担額が500円以下の場合はその額 |
| 調剤薬局・入院時の食事療養費 | 一部自己負担額はありません |
院外処方で調剤薬局を利用した場合と、入院時の食事療養費には一部自己負担額がありません。入院中の食事代は多くの自治体で対象外なので、これは東大阪市の制度のはっきりした強みです。
同じ病院でも「入院」「外来」「歯科」は別計算
同一の医療機関でも、「入院」と「外来」、「歯科」と「歯科以外の診療科」は別計算です(いずれも1日最大500円)。同じ病院に通っていても、内科と歯科ではそれぞれ数え直しになります。
市が出している計算例です(健康保険の負担割合が3割の場合)。
| 受診日 | 医療機関など | 医療費総額(10割) | 保険の自己負担額(3割) | 一部自己負担額 |
|---|---|---|---|---|
| 1日 | A病院(通院) | 2,000円 | 600円 | 500円 |
| 1日 | B薬局 | 1,200円 | 360円 | 0円 |
| 4日〜13日 | A病院(10日間の入院) | 130,000円 | 39,000円 | 1,000円 |
| 16日 | A病院(通院) | 1,500円 | 450円 | 450円 |
| 19日 | A病院(通院) | 3,000円 | 900円 | 0円 |
| 26日 | A病院(歯科通院) | 2,000円 | 600円 | 500円 |
この例の読み方です。
16日が450円… 負担すべき額が500円以下なので、その額になります
19日が0円… A病院(通院)としては3回目なので、一部自己負担額は発生しません
4日〜13日の入院が1,000円… 10日間の入院でも、入院は「1日500円×月2日まで」で止まります
26日の歯科が500円… 同じA病院でも歯科は通院と別計算なので、1回目として500円かかります
大阪府内は窓口で、府外は払戻しの申請
| 受診する医療機関 | 提示するもの | 助成方法 |
|---|---|---|
| 大阪府内 | 医療証とマイナ保険証(健康保険資格確認書) | 医療機関などで直接助成されるので、一部自己負担額を支払う |
| 大阪府外 | マイナ保険証(健康保険資格確認書) | 医療証は使えないので、東大阪市に払戻しの申請が必要 |
対象にならない人・対象にならない費用
次の場合は対象になりません。
- 健康保険に加入していない人
- 生活保護を受給している人
- 児童福祉法に基づく措置により施設入所している人
- 国などの公費負担によって医療費の全額支給を受けることができる人
- ひとり親家庭医療費助成制度を受給している人
費用の面では、健康保険が適用されない予防接種や健康診断料、入院時の差額ベッド代などが助成の対象外です。2024年(令和6年)10月からは、後発医薬品がある医薬品で先発品の処方を希望した場合の特別の料金も対象になりません。
全国共通の制度も忘れずに
- 妊婦のための支援給付… 5万円+こどもの人数×5万円
- 出産育児一時金… 子ども1人につき原則50万円
- 出産手当金… 健康保険の被保険者が産休を取ったとき
- 育児休業給付金… 2025年4月から手取り10割相当になる期間がある
- 児童手当… 2024年10月から高校生年代まで
保育園に入れるかどうかも見ておく
東大阪市の保育料は世帯の住民税所得割額と子どもの年齢クラスで決まります。3歳児クラスからは無償化で利用料が無償ですが、給食費などは別にかかります。
入りやすさは地域や園で差が出ます。東大阪市の点数の基準から、申し込む前に見通しを立てられます。
食事代まで含めても残るもの
東大阪市は入院時の食事療養費にも自己負担がないので、入院にかかる費用のうち助成の外に出るものは他市より少なくなります。それでも残るものがあります。
- 個室を希望したときの差額ベッド代(助成の対象外)
- 付き添いのために親が働けない期間の収入
特に2つめは金額が読みにくく、きょうだいがいる家庭ほど影響が大きくなります。
とはいえ、子ども本人の医療保険より親に何かあったときの保障のほうが、家計への影響は大きくなります。順番を押さえたうえで、助成の対象外になる部分を埋めるのが無駄のない考え方です。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。