日田市の子ども医療費助成は、保険診療の自己負担額を全額助成する制度です。申請の出し方について、他の市とは逆の案内が書かれています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
急ぐならオンラインより窓口です
市は「受給資格者証の交付申請がオンラインでできます」としたうえで、「オンライン申請による受給資格者証の交付までには1週間程度かかります(休日を含まず)。お急ぎの場合は、こども家庭相談室の窓口で申請してください」としています。
電子申請をすすめる自治体が多いなかで、速さでは窓口が勝つとはっきり書いています。すぐに受診の予定があるなら、窓口へ行ったほうが早く手元に届きます。
保険証は後から画像で出せます
市は「子どもの健康保険証等 画像追加提出専用フォーム」を用意し、「こちらは窓口で『子ども医療費受給資格登録・受給資格者交付申請書』を提出された人で、申請時に児童の健康保険情報の証明書類がなく、後日提出の手続を行うフォームです」としています。
子どもの保険証がまだ届いていなくても、先に窓口で申請だけ済ませて、あとから画像を送れば足ります。書類がそろうのを待って申請が遅れる、ということを防げます。
交付申請に必要なのは、児童の健康保険の資格情報が確認できるもの(資格情報のお知らせ、資格確認書、マイナポータル内の資格情報画面等)、振込口座が確認できるもの(通帳またはキャッシュカード)、申請者(保護者)の本人確認書類です。登録が完了すると受給資格者証が郵送されます。
就職しても結婚しても対象です
対象は0歳から高校生世代(18歳到達後最初の3月31日まで)までの児童で、市は「就職している人、婚姻している人等も含まれます」としています。日田市に住所があり健康保険に加入していることが要件で、生活保護を受けている人は対象になりません。
県内なら緑色の証で窓口負担なし
| 受診先 | 扱い |
|---|---|
| 県内の入院・通院 | 「子ども医療費受給資格者証」(緑色)を提示して窓口負担なし |
| 県外の入院・通院 | 窓口負担のうえ申請 → 申請を受け付けた翌月末に指定口座へ振込 |
助成対象は入院・通院医療費(歯科、調剤含む)です。健康保険を利用せず受診したときや治療用装具(コルセットや眼鏡など)を作製したときは、まず加入している健康保険に「療養費」の支給申請をし、支給決定通知が届いてから助成金交付申請をします。申請できる期間は診察の翌月から1年以内で、10月診療分なら翌年10月末までです。
助成の対象にならないのは、健康診断、乳幼児検診、交通事故、診断書等の文書作成料、保険適用外の患者負担金、入院時の食事代、日本スポーツ振興センターから受けた医療費の給付等です。
市外へ転出する場合、住所や氏名が変わった場合、健康保険が変わった場合、生活保護を受けるようになった場合は届出が必要です。いずれも受給資格者証(緑色)を持参します。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。日田市の保育所の状況は日田市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。手続きの早さは出し方で変わります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。