人吉市の子ども医療費助成は、令和5年7月1日診療分から0歳から高校3年生(18歳到達後の最初の3月末日)までの自己負担金が無料になりました。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
入院は全額払っても、自分で申請はいりません
| 場面 | 窓口での支払い | 助成の受け取り |
|---|---|---|
| 市内での通院 | 無料 | ― |
| 市内での通院で1医療機関1か月20,000円超 | 一部負担金の全額 | 医療機関からの報告をもとに全額を口座振込 |
| 市内での入院 | 医療費の全額 | 医療機関からの報告をもとに口座振込 |
| 市外での通院・入院 | 医療費の全額 | 自分で市こども未来課へ申請 |
市内の入院と、月20,000円を超えた通院は窓口で支払うことになりますが、市は「後日、医療機関からの報告をもとに」振り込むとしています。自分で市役所へ申請に行く必要はありません。立て替えは発生しますが、手続きの手間はかかりません。
ただし市内での入院については、市は「一部負担金から『高額療養費』『附加給付』等を差し引いた額」を支給するとしています。健康保険から出る分は差し引かれます。
市外での受診は診療の翌月から1年以内
人吉市外での通院・入院は、窓口で医療費の全額を支払い、領収書と印鑑・受給者証を持って市こども未来課の窓口で申請します。市は「助成申請書の提出期限は、診療の翌月から1年間です」とし、例として「今年の1月診療分については、来年の1月31日が提出期限です」を挙げています。
印鑑が必要な点は忘れやすいので、領収書と受給者証と一緒に用意してください。
学校でのけがは医療費総額5,000円が境目です
市は「幼稚園・保育園・学校等の管理下での事故や病気など、災害共済給付制度の対象となる場合(医療費総額(自己負担額ではありません)が5,000円以上の場合)は子ども医療費助成は利用できません」としています。基準になるのは自己負担額ではなく医療費の総額である点に注意してください。3割負担なら1,500円払った時点で総額5,000円です。
市は「本来、災害共済給付で賄われるべき医療費の自己負担分を子ども医療費助成として市が負担すると、子ども医療費助成の安定した運営に支障をきたすことにもつながりますのでご協力をお願いします」と添えています。
助成の対象にならないもの
- 選定療養費
- 差額ベッド
- 紹介状なしの初診(医療センター等)
- ジェネリック医薬品がある薬で、先発医薬品の処方を希望する場合
- 食事療養費
- 健康診断費
助成の対象は病院、歯科等での診療分と薬局での調剤分です。
受給者証の交付申請
お子さんの出生・転入の際に子ども医療費受給者証が交付されます。必要なのは健康保険証(お子さんの名前が記載されたもの)、保護者(被保険者)名義の金融機関の通帳、マイナンバーが分かるものです。
保険を変更したとき、転出したとき、転居したとき、死亡したとき、その他届出事項に変更があったときは随時届け出てください。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いてください。入院がいったん全額払いになる仕組みは人吉市の運用によるもので、転居先では窓口で0円になることもあります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。