北杜市の子ども医療費助成制度は、子どもの通院や入院の際にかかった医療費(入院時食事代を含む)の自己負担分を助成します。令和3年10月1日より、入院・通院、食事療養費すべて満18歳の年度末まで拡大されました。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
整体や鍼灸は窓口無料になりません
市は、医療機関の窓口で自己負担分が無料とならない場合として次の6つを挙げています。
- 受給者証を提示しない場合
- 受給者証の記載と健康保険証の記載に相違がある場合
- 山梨県外の医療機関等を受診した場合
- はり(鍼)・きゅう(灸)・整体等を受診した場合
- 保険外併用療養費・療養費・家族療養費・特別療養費の支給対象となる療養を受けた場合
- 加入している保険が国保組合(山梨県医師国民健康保険組合・全国歯科医師国保組合・全国土木建築国保組合・中央建設国保組合を除く)の場合
鍼灸や整体は窓口無料の対象外で、いったん支払うことになります。また加入している健康保険が国保組合かどうかで扱いが変わるのも、あまり見ない条件です。いずれも償還払いの手続きをすれば助成されますので、助成そのものが受けられなくなるわけではありません。
入院時の食事代も対象です
市は令和元年12月25日より、入院時食事代の自己負担分を子ども医療費助成の対象としました。対象は令和元年10月1日以降の入院に伴い支払った食事療養費の標準負担額分(自己負担分)で、助成方法は償還払い方式です。窓口では引かれないので、あとから請求します。
振込は申請月の翌々月10日です
市は「助成金は、申請日の属する月の翌々月10日(土日祝日にあたる場合は前営業日)に口座振込によりお支払いします」としています。申請してすぐ入るわけではないので、2か月ほど先を見込んでください。請求の有効期間は、診療日の翌月から2年間です。
請求に必要なのは、子ども医療費助成金請求書、医療機関等の領収書(医療機関ごと同じ診療月の領収書はまとめて請求できます)、保険者からの支払通知書(療養費が発生した場合・窓口で全額自己負担した場合)、医師の意見書または診断書の写し(補装具を購入した場合)です。
市は「何らかの事情により全額自己負担した場合や窓口で高額な医療費を支払った場合は、まず加入している保険者へ療養費の支給申請をしてください。その後、市へ手続きをしていただくことで償還払いされます」としています。市より先に保険者という順番です。
対象になる人・ならない人
対象は北杜市に住所を有する保護者で、市内に0歳から18歳(満18歳に達する日以後の最初の3月31日)までの子どもが在住する方です。次に該当する方は対象外です。
- 生活保護を受けている方
- 北杜市重度心身障害者医療費助成制度の対象となる方
- 北杜市ひとり親家庭医療費助成制度の対象となる方
登録と変更の手続き
市民課または総合支所地域市民課で出生届・転入届を提出したあと、子ども医療費受給資格登録の申請をします。必要なのは登録申請書、保護者名義の通帳またはキャッシュカード、対象児童の健康保険証です。窓口は本庁舎子育て政策課、北杜市保健センターこども家庭課、各総合支所地域市民課で、郵送でも受け付けています。
市は「古い情報が記載された受給者証は使用できません」としています。健康保険証が変わったとき、住所・氏名が変わったとき、登録している口座を変更したいときは資格変更の届出が必要です。
窓口はこども政策部 子育て政策課(電話 0551-42-1332)です。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いてください。入院時食事代まで助成されるのは北杜市の制度によるもので、転居先では食事代が自己負担として残ることがほとんどです。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。