一関市は子どもの医療費の一部負担金を全額助成しています。入院で医療費が高額になりそうなときの手順が、マイナ保険証の使い方まで含めて書かれています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
マイナ保険証なら限度額情報の表示に同意します
市は「なお、入院などで医療費が高額になることが予想されるときは、限度額適用認定証も一緒に窓口に提示をお願いします。マイナ保険証を利用している方は、医療機関受診時に『限度額情報の表示』に同意をお願いします」としています。
紙の認定証を取り寄せる代わりに、受付の端末で「限度額情報の表示」に同意するだけで済みます。入院の受付で聞かれたら同意してください。
市は「加入している医療保険から、高額療養費が給付される場合」は医療費助成の対象外となり、助成額を返還していただく場合がありますとしています。学校・幼稚園・保育園のケガなどで日本スポーツ振興センター災害給付制度が適用される場合も同じです。
年齢で4つの助成に分かれます
| 助成の名前 | 対象 |
|---|---|
| 乳幼児医療費助成 | 出生の日から6歳に達する日以後の最初の3月31日まで |
| 小学生医療費助成 | 6歳に達する日後の最初の4月1日から12歳に達する日以後の最初の3月31日まで |
| 中学生医療費助成 | 12歳に達する日以後の最初の4月1日から15歳に達する日以後の最初の3月31日まで |
| 高校生等医療費助成 | 15歳に達する日以後の最初の4月1日から18歳に達する日以後の最初の3月31日まで |
市は「所得による受給制限はありません。ただし、『乳幼児医療費助成』と『小学生医療費助成』は、『岩手県』と『一関市』のどちらの医療費助成に該当するか確認するために所得の確認をしています。未申告の場合、所得の申告をいただいてから申請を受け付けます」としています。所得で外れることはありませんが、県と市のどちらの制度で助成するかを決めるために確認が入ります。
領収証をなくしても申請できます
市は「領収証を紛失したときは、医療費給付申請書(A4版)の医療機関記入欄に、医療機関などから必要事項を記入・押印していただいて申請してください」としています。
領収証は必要事項(受診者名、入院・通院の別、診療日、診療点数、一部負担金)が記載されているものに限ります。領収印がないものや請求書では受付できません。
時効は医療機関などに支払った翌日から5年です。5年を経過すると申請できなくなります。
住所や氏名の変更、振込口座の変更、医療保険の変更はオンラインでの手続きができます。受給者証を紛失したときの再発行もオンラインで手続きできます。
県外では受給者証を使えません
県内の医療機関では、窓口で受給者証を提示すると会計の際に医療費助成対象額分(保険診療分)が窓口請求額から差し引かれます(現物給付方式)。
県外の医療機関では受給者証は使用できません。いったん医療機関窓口で医療費を支払い、領収証と受給者証を持って本庁国保年金課または各支所市民福祉課で給付の申請をしてください。県内でも受給者証を提示するのを忘れて支払った場合は同じ手続きになります。
申請には、お子様の医療保険の『資格確認書』または『資格情報のお知らせ』(出生直後などでまだ発行されていない場合は、扶養に入れる方のもの)、預金通帳またはキャッシュカード、マイナンバーのわかるもの(お子さまおよび父母のもの)が必要です。マイナ保険証を利用している方は、スマートフォンなどで内容を確認してもらうことで代用できます。
市が案内しているこども救急医療電話相談は、プッシュ回線・携帯電話は#8000、ダイヤル回線・公衆電話・IP電話などは019-605-9000で、相談時間は毎日午後7時から午後11時まで(年中無休)です。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。一関市の保育所の状況は一関市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。高額療養費と市の助成の関係は自治体で書き方が分かれますので、入院が決まったら早めに窓口で確かめてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。