池田市の子ども医療費助成は、18歳到達後最初の3月31日(4月1日生まれは17歳の3月31日)までが対象です。申請する人が途中で変わるという、他ではあまり見ない決まりがあります。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
18歳になったら申請は本人がします
市は「民法の改正により成年年齢が18歳へ引き下げられたことに伴い、18歳に到達した子どもの医療費支給申請は、保護者ではなく、受給者本人が申請者となりますので、ご注意ください」としています。
助成そのものは18歳到達後最初の3月31日まで続きますが、18歳の誕生日を境に、払い戻しの申請書に名前を書くのが子ども本人になります。進学や就職で家を離れる時期と重なるので、手続きの担当を家庭内で確かめておいてください。
窓口負担は1日500円・月2日までです
| 区分 | 負担 |
|---|---|
| 入院・通院 | 1日につき各500円(月2日限度)、3日目以降は負担なし |
| 院外処方箋による薬局 | 負担なし |
負担は一つの医療機関・訪問看護ステーションあたり、1ヵ月ごとに数えます。1回の負担額が500円に満たない場合はその額を支払います。医療機関が異なる場合、同じ医療機関でも「歯科」と「歯科以外の診療科」、「入院」と「通院」はそれぞれ別に負担が必要です。
予防接種、検診、選定療養費、入院時個室料や食事代などの健康保険の適用にならない費用は助成対象外です。
月2,500円を超えた分は自動で戻ってきます
市は「1ヵ月に複数の医療機関を受診し、一部自己負担金のお支払い合計額が1人あたり2,500円を超えた場合は、後日送付する一部自己負担額償還申請書兼口座登録依頼書をご提出いただくことにより差額を支給します。なお、一度口座登録をいただくと、次回からは、自動的にご指定の口座へ支給します」としています。
最初の1回だけ口座を登録すれば、次からは申請しなくても差額が振り込まれます。月をまたいで通院が続く家庭ほど効いてきます。
そのぶん、口座の情報が古いと止まります。市は「口座名義を変更したときは届出が必要となりますので、保険医療課までご連絡ください」としたうえで、「ふりがなの大文字と小文字の変更のみの場合は、一部自己負担額償還の振込は継続して行うことができますので、ご連絡は不要です。【例】<変更前>イケダ リョウコ → <変更後>イケダ リヨウコ」と例まで挙げています。
医療証は1ヵ月以内の申請で出生日にさかのぼります
医療証はカードサイズで、有効期限は18歳到達後最初の3月31日までです。市は「出生または転入してから1ヵ月以内に申請のあった場合は、出生日または転入日からになります。※1カ月を過ぎて申請された場合は、申請月の初日から効力が発生します」としています。
さらに「申請日より相当の期間経過しても上記必要書類をお持ちいただけない場合も、必要書類を揃え発行できるようになった月の初日から有効の医療証発行となります」とされています。申請だけ先に出しても、書類が揃わなければさかのぼれません。
保護者が池田市へ転入し、対象の子どもが未就学児の場合は、主たる生計者の最新年度住民税課税証明書、同意書(マイナンバー制度による税情報連携に関する同意書)、主たる生計者のパスポート(海外から転入された方)のいずれか一点が必要です。
新規交付申請、保険変更申請、再交付申請はマイナポータル(ぴったりサービス)で電子申請できます。府外での受診、府内で医療証を提示できずマイナ保険証等のみで受診したとき、健康保険から療養費の支給があったとき(補装具代など)は、支給申請が必要です。高額療養費や家族療養附加金に該当する場合は、先に健康保険での手続きが要ります。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。池田市の保育所の状況は池田市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。18歳前後の扱いは自治体で違います。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。