稲城市の子ども医療費助成は、マル乳・マル子・マル青の3つに分かれ、所得制限はありません。医療証が手元に届くまでに時間がかかる点に注意が要ります。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
医療証が届くまで2か月ほどかかります
市は新規の申請について「申請書到着後、おおむね2ヶ月ほどでご自宅に送付します」としています。窓口で即日交付する自治体もあるなかでは長めです。届くまでの受診は、いったん自分で払って後から請求することになります。
期限は「出生・転入日の翌月の同日」までです
市は「出生・転入日の翌月の同日までに申請すると、出生・転入日からの資格になります。それ以外は、申請月の1日からの資格になります」とし、「例:3月15日が出生・転入日の場合、4月15日までに申請をすれば3月15日からの資格発生」と例を挙げています。
「30日以内」ではなく翌月の同じ日付で切られるので、31日ある月に生まれた場合などは自分で数えてください。
マル子・マル青は通院200円がかかります
| 制度 | 助成の範囲 |
|---|---|
| 乳幼児医療費助成制度(マル乳) | 健康保険が適用される医療費のうち、自分で負担しなければならない分を市で全額助成 |
| 義務教育就学児・高校生等医療費助成制度(マル子・マル青) | 通院:1回につき200円を除いた部分を助成(自己負担上限200円)/入院・調剤:全額助成(自己負担なし) |
対象はマル乳が6歳到達後最初の3月31日まで、マル子が小学1年生から中学3年生(15歳到達後最初の3月31日まで)、マル青が15歳に達する日の翌日以後の最初の4月1日から18歳に達する日以後の最初の3月31日までです。申請者は父母等のうち主に生計を支えている方(所得の高い方)です。
更新は10月、制度の切り替えは3月です
市は「毎年10月に年度が切り替わります。毎年継続の審査を行います。審査の上、書類確認が必要な方には毎年8月以降お手紙をお送りしますので、案内に従い手続きしてください。資格が継続する方には、10月1日からの新しい医療証を郵送します」としています。
制度の切り替えは別です。市は「毎年4月にマル乳医療証を持っている新小学1年生にはマル子医療証を、マル子医療証を持っている新高校1年生相当の方については、マル青医療証を3月の下旬に郵送いたします。制度の切り替えに際して手続きは不要です」としています。
助成の対象にならない費用があります
健康診断、予防接種、歯列矯正、入院時の食事代や差額ベッド代、稲城市立病院等の非紹介患者初診加算料など、健康保険が適用されない費用は助成されません。
市は「医療保険者(健康保険組合等)から給付される高額療養費や附加給付がある場合は、保険診療自己負担分から高額療養費や附加給付を差し引いた金額を助成します」としています。健保から出る分は市の助成から引かれます。
生活保護を受けている世帯、規則で定める施設に入所している方、里親などに委託している方は、それぞれの医療費助成制度が優先されます。市は「ひとり親医療費助成制度、心身障害者医療費助成制度を自己負担なしで受けている方(非課税世帯の方)は、それぞれの医療費助成制度が優先されます」ともしています。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。稲城市の保育所の状況は稲城市の保育園入園シミュレーターと空き状況で確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。通院200円は同じ都内でも撤廃した市とそのままの市に割れています。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。