諫早市の子ども福祉医療費支給制度は、0歳から高校生世代までが対象です。ただし「高校生世代」の定義に、他の市ではあまり見ない条件が入っています。ここでは市の子育てサイトの情報をもとに整理します。
高校に在学していれば20歳未満まで対象です
市は「高校生世代」を次のように定義しています。
- 15歳に達した日の翌日以後における最初の4月1日から、18歳に達した日以後における最初の3月31日までの間にある方
- 高等学校に在学する満20歳未満の方
「高等学校に在学する」に当たるのは、高等学校・中等教育学校・特別支援学校に在学する方、高等専門学校に在学し第3学年の過程を終了するまでの方、専修学校(高等課程)に在学する方です。
高等学校等に在学する満20歳未満の方は、18歳に達した日以降の最初の4月1日から2か月以内に、今年度の高等学校在学が分かる書類(在学証明書または学校印のある学生証)の提出が必要です。18歳を過ぎても続けたい場合は、この期限を逃さないでください。
自己負担は1日800円・月上限1,600円です
| 区分 | 自己負担額(1医療機関ごと) |
|---|---|
| 月の診療日数が1日 | 800円 |
| 月の診療日数が2日以上 | 1,600円(1か月の上限) |
| 院外処方箋の薬局分 | 0円 |
市は「月ごと、医療機関ごとに、福祉医療費の自己負担額(1日につき800円、月額上限1,600円)を超える部分について助成します」としています。2日以上通っても1,600円で頭打ちです。
令和8年10月からピンク色の受給者証になります
市は「現物給付に必要なピンク色の受給者証は、令和8年9月中に送付いたします。白色の受給者証は、破棄をお願いいたします」と案内しています。
現物給付が使えるのは、諫早市、長崎市、長与町、時津町、西海市、島原市、雲仙市、南島原市、大村市、東彼杵町、川棚町、波佐見町の医療機関等(一部を除く)です。
接骨院や鍼灸院(柔整)は現物給付の対象外です。この区域外で受診した場合も含めて、窓口で保険診療分の一部負担金をいったん支払い、受診日の翌月以降に市へ支給申請書を提出することになります。
振込まで3か月かかる場合があります
市は「現物給付対象の医療機関等で受診したものを償還払いで申請される場合や審査に時間を要する場合は、お振込みまで約3か月程度かかります」としています。
福祉医療費支給対象者が2名以上で、保護者名義の同じ口座が振込先として登録されている場合は「複数対象者分をまとめて振込」になります。きょうだいの分がまとめて入るので、内訳は通知で確認してください。
学校でのけがには受給者証を提示しません
市は「学校でのけが等で『日本スポーツ振興センター災害共済給付』により医療費の給付が受けられる場合は、福祉医療費助成の対象外となります。医療機関に福祉医療費受給者証を提示しないようご注意ください」としています。
加入している健康保険の「高額療養費制度」や「附加給付制度」に該当する場合は、それらの金額を差し引いた額が支給対象になります。支給申請書を市に提出する際は、領収書とあわせて加入健康保険からの支給通知を添付してください。
進学時の切り替えは自動です
すでに受給者証を持っていて、4月から新小学1年生、新高校1年生になるお子さまは受給者証が変わりますが、自動更新のため申請不要です。3月下旬頃に新しい受給者証が送られてきます。
受給者証の交付申請には、お子さまの医療保険の資格が確認できるもの、受給者(保護者等)名義の預金通帳またはキャッシュカードが必要です。電子申請もできます。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。諫早市の保育所の状況は諫早市の保育園入園シミュレーターと空き状況で確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。18歳を超えて対象になる自治体はほとんどありませんので、高校在学中の転居は特に確かめてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。