伊丹市の子どもの医療費助成は、通院は中学3年生まで、入院は高校生世代までという線の引き方をしています。所得制限はありません。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
年齢で対象になる診療が変わります
| 年齢区分 | 通院 | 入院 | 食事療養費 |
|---|---|---|---|
| 0歳児 | 負担なし | 負担なし | 申請により助成 |
| 1~6歳児(義務教育就学前) | 負担なし | 負担なし | 申請により助成 |
| 小学1~中学3年生 | 負担なし | 負担なし | ― |
| 高校生世代 | ― | 負担なし | ― |
就学前までは入院時の食事療養費も申請により助成されます。小学生以上は対象外なので、小学校に入ると入院時の食事代が自己負担になるという段差があります。
保険適用対象外の医療は除かれます。
高校生世代の入院は6か月以内に申請します
高校生世代については、後期医療福祉課へ入院費(保険適用分のみ)の領収書を持参して申請することにより、入院費の助成を受けられます。申請は入院後6か月以内です。窓口で自動的に助成されるわけではありません。
通院は対象外なので、高校生年代の子どもが病院に通う分は自己負担になります。入院したときだけ、領収書を持って申請するという使い方です。
県外受診は差額の払い戻しになります
| 受診先 | 扱い(0歳~中学3年生) |
|---|---|
| 兵庫県内 | 資格確認書またはマイナ保険証と受給者証を一緒に窓口へ提示する |
| 兵庫県外 | 受給者証は兵庫県内のみ有効。窓口で健康保険の負担割合分をいったん支払い、後日、後期医療福祉課へ申請すると兵庫県内で受診した場合との差額分の払い戻しを受けられる |
高額療養費に該当する場合は、加入している健康保険からの高額療養費支給額(付加給付)の残りが支給されます。
兵庫県外の国民健康保険組合に加入している方は、受診の際に必ず資格確認書またはマイナ保険証と「福祉医療費受給者証」と「限度額適用認定証」を医療機関等の窓口で提示する必要があります。
ただしマイナンバーカードの保険証利用の受付が可能な医療機関では、「限度額適用認定証」がなくてもマイナンバーカードを提示するだけで自己負担額が限度額までになります。
案内は届きません。自分で申請します
市は「新たに伊丹市へ転入された方を始め、本市に従前からお住まいの方であっても、これまで伊丹市で受給者証をお持ちいただいたことが無い方につきましては、本市からご案内通知等を郵送することはありませんので、申請手続きが必要となります」としています。
さらに「所得修正等及び世帯構成・扶養義務者等の変更により、所得制限判定基準額未満になられた方も本市からのご案内通知は郵送することはありませんのでご申請ください」とも書かれています。状況が変わって対象になった場合も、市からは知らせが来ません。
所得制限はないが、所得確認はあります
市は「所得制限の撤廃は伊丹市が兵庫県の医療費助成制度に上乗せして行っている事業であり、兵庫県からの補助金交付を受けるために保護者(扶養義務者)の所得確認が必要となります」と説明しています。
中学3年生までの対象者の保護者(扶養義務者)が他市に住んでいた場合は課税証明書を提出します。「地方税関係情報の取得に関する同意書」を提出することで、課税証明書の提出が不要となる場合があります。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。伊丹市の保育所の状況は伊丹市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。高校生年代を通院まで対象にしている自治体もあります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。