いわき市の子どもの医療費助成は年齢で2つの制度に分かれています。特徴は加入している健康保険によって手続きが変わること。いわき市国民健康保険なら受給者証が要りません。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
年齢で2つの制度に分かれます
| 制度 | 対象 |
|---|---|
| 乳幼児医療費助成制度 | いわき市内に住所を有する乳幼児(6歳就学前まで)の保護者 |
| 子ども医療費助成制度 | いわき市内に住所を有する小学校1年生から18歳に達する年度の3月末日までの子どもの保護者 |
どちらも医療保険未加入者および生活保護受給者は除きます。
加入している保険で手続きが変わります
| 加入している保険 | 手続き |
|---|---|
| いわき市国民健康保険 | 受給者証は不要(登録手続き不要) ※ただし入院時食事療養費の助成を受ける場合には受給資格登録手続きが必要 |
| 社会保険等 | あらかじめ受給資格登録手続きを行い、受給者証の交付を受ける |
いわき市国民健康保険に加入していれば、受給者証をもらう手続きそのものが要りません。市が保険の情報を持っているためです。他の自治体では受給者証の申請が必須なことが多いので、この点は手間が少なくなります。
ただし入院時食事療養費の助成を受けるには、市国保の人でも受給資格登録手続きが必要です。入院の予定が立ったら、登録が済んでいるか確認してください。登録がないと食事代の助成を受けられません。
社会保険等に変わったときは手続きが必要
社会保険等に加入している場合は、あらかじめ受給資格登録手続きを行って受給者証の交付を受けます。次のときは手続きが必要です。
- いわき市に転入したとき
- 市国保を離脱し、新たに社会保険等に加入したとき
- 生活保護が廃止になったとき など
助成の対象にならないもの
保険が適用されない分は対象外です。
- 健康診断、予防接種
- 差額ベッド代、薬の容器代
- 選定療養費
- いわき市医療センターにおける時間外診療加算料 等
「いわき市医療センターにおける時間外診療加算料」が名指しで対象外と書かれています。夜間や休日に市の中核病院を受診すると、この加算料は自己負担になります。急がない受診は診療時間内にするほうが負担が軽くなります。
全国共通の制度も忘れずに
- 妊婦のための支援給付… 5万円+こどもの人数×5万円
- 出産育児一時金… 子ども1人につき原則50万円
- 出産手当金… 健康保険の被保険者が産休を取ったとき
- 育児休業給付金… 2025年4月から手取り10割相当になる期間がある
- 児童手当… 2024年10月から高校生年代まで
保育園に入れるかどうかも見ておく
いわき市の保育料は世帯の住民税所得割額と子どもの年齢クラスで決まります。3歳児クラスからは無償化で利用料が無償ですが、給食費などは別にかかります。
入りやすさは地域や園で差が出ます。いわき市の点数の基準から、申し込む前に見通しを立てられます。
食事代が助成されても残るもの
いわき市は登録すれば入院時食事療養費も助成されます。それでも入院にかかる費用のうち、次のものは残ります。
- 個室を希望したときの差額ベッド代(助成の対象外)
- 付き添いのために親が働けない期間の収入
特に2つめは金額が読みにくく、きょうだいがいる家庭ほど影響が大きくなります。
とはいえ、子ども本人の医療保険より親に何かあったときの保障のほうが、家計への影響は大きくなります。順番を押さえたうえで、助成の対象外になる部分を埋めるのが無駄のない考え方です。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。