岩国市のこども医療費助成制度は、小学生・中学生を対象に健康保険適用の医療費の自己負担額を助成します(入院時食事代・生活療養費負担を除く)。所得制限はありません。就学前児童は別に乳幼児医療費助成制度があります。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
財源は再編交付金です
市はページの末尾で「『こども医療費助成事業』は、再編交付金を基金に積み立てて行っている事業です」と説明しています。制度名も「こども医療費助成制度(再編交付金事業)」です。
市が財源を明示している例はあまり多くありません。基金を積み立てて運営している事業だと分かる書き方になっています。
受給者証は7月31日までで自動更新です
受診の際はマイナ保険証または資格確認書と福祉医療費受給者証を提示します。有効期間は申請した月の初日から7月31日までで、自動更新のため更新申請は不要です。毎年7月末までに新年度の受給者証が送られてきます。
200床以上の病院は夜間・休日でも選定療養費がかかります
市は「200床以上の病院(岩国医療センター等)は、紹介状なしで受診すると夜間・休日を含め選定療養費がかかります(助成対象外)」としています。
夜間や休日は例外になる自治体もありますが、岩国市は夜間・休日を含めてかかると明記しています。急ぎでなければ、まずかかりつけ医に相談するほうが負担は軽くなります。
そのほか助成の対象外になるのは次のものです。
- 入院時食事代・着衣代・個室代
- 診断書・予防接種等の保険診療以外の費用
県外受診は払い戻しの手続きになります
県外等で医療機関を受診して医療費を支払った場合は、次のものを持って払い戻しの手続きをします。
- 領収書
- 福祉医療費受給者証
- 振込先の口座番号がわかるもの(保護者の口座に振り込まれます)
郵送でも手続きできます。市は医療費を10割負担した場合、治療用装具を購入したとき、治療用眼鏡を購入したときの返金手続きについても、それぞれ案内を用意しています。
申請に必要なもの
- 対象児童の健康保険資格情報が確認できるもの(マイナ保険証、資格確認書または資格情報のお知らせ。資格取得年月日、被保険者氏名の記載があるもの)
- 公的な医療費助成制度を受けている場合はその証書等
市はマイナアプリで健康保険証情報を確認する方法も案内しています。マイナアプリをダウンロードしてお子様のマイナンバーカードでログインし、証明書の中の「健康保険証」の内容を確認する流れです。健康保険証利用登録が済んでいない場合は、登録作業を行います。
代理人が申請する場合は、本人からの委任状と代理人の本人確認書類が必要です。健康保険が変わった場合も、新しい健康保険の資格情報が確認できるものを持って変更の手続きをします(郵送可)。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。岩国市の保育所の状況は岩国市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。高校生年代まで対象にしている自治体もあるので、中学卒業後の負担は転居先で変わる可能性があります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。