鎌ケ谷市の子ども医療費助成制度は、令和5年8月1日診療分から高校3年生まで拡大され、0歳から高校3年生までの入院・通院・調剤が対象です。手続きまわりに、手間を減らす扱いが並んでいます。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
受給券の再発行は持ち物なしでその場です
市はよくある質問で「受給券を無くしてしまいました。再発行はできますか?」に対し、「こども支援課の窓口にて発行しています。必要な持ち物は特にありません。その場でお渡し出来ますので、ご来庁ください」と答えています。
保険情報や本人確認書類を求める自治体が多いなかで、手ぶらで行けばその場でもらえるのは珍しい扱いです。
更新も自動です。市は「自動更新のため申請の必要はありません。8月1日からの受給券を郵送でお送りします。ただし、未申告ですと発行出来ませんので必ず申告をしておいてください」としています。所得の申告だけは済ませておいてください。
受給券の有効期間は申請日の翌月1日から最初に到来する7月末までで、以後1年ごとの更新です(出生の場合は出生日から)。保護者負担金額の判定は毎年、前年の課税状況で行われます。
領収書はコピーを預ければ原本が返ります
市は「領収書の原本を返却希望の場合は、領収書のコピーを用意していただき、原本と一緒にお持ちください。償還払いをした旨の印を押したうえで、コピーをお預かりし領収書の原本をお返しします」としています。
コピーを自分で用意する手間はありますが、原本が手元に残るので医療費控除にも使えます。償還払いの有効期限は医療機関に支払った翌日から2年間です。
償還払いになるのは、千葉県外の医療機関等で受診したとき、県内の契約保険医療機関等以外で受診したとき、申請書を提出してから受給券が届くまでの間に受診したとき、受給券を病院に持っていくのを忘れたときです。
入院10日・通院5回を超えると無料です
| 世帯の市町村民税の課税状況 | 保護者負担額 |
|---|---|
| 市町村民税所得割課税世帯 | [入院]1日につき 300円/[通院]1回につき 300円 |
| 市町村民税所得割非課税世帯であって均等割のみ課税世帯、及び市町村民税非課税世帯 | [入院]1日につき 0円/[通院]1回につき 0円 |
調剤はいずれの世帯も無料です。さらに市は「【注釈1】同一月に同一の医療機関を受診する場合、入院10日、通院5回を超えた以降の受診(保険診療分)は無料となります」としています。同じ月に同じ病院なら、通院は5回分(1,500円)、入院は10日分(3,000円)で頭打ちです。
健康診断、予防接種料、文書料、容器代、入院室料差額代など、保険が適用されないものは対象外です。助成の対象となる医療機関等は千葉県内の契約保険医療機関、及び保険薬局で、県外や契約外では受給券を使用できません。
扶養義務者の範囲が広めです
申請には、申請者・配偶者・扶養義務者の個人番号カードなどが必要です。市は「【備考】扶養義務者とは、18歳以上の同居しているかた(同住所別世帯を含む)の事をいいます」としています。同じ住所の別世帯まで含まれるので、二世帯住宅などでは書類が増える可能性があります。
医療機関に支払った1ヶ月の一部負担金が自己負担限度額を超えた場合は高額医療費に該当します。自己負担限度額および申請方法は、加入している社会保険、保険組合、国民健康保険の窓口で確認してください。保険組合に加入している方は付加給付金の有無も確認します。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。鎌ケ谷市の保育所の状況は鎌ケ谷市の保育園入園シミュレーターと空き状況で確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。領収書を返してもらえるかどうかは自治体で違いますので、医療費控除に使う予定があるなら先に確かめてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。