潟上市の子どもの医療費は「福祉医療制度(マル福)」で助成されます。秋田県の仕組みで、県外で受診したときの払い戻しに時間がかかるのが特徴です。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
0歳から18歳まで全額助成
子どもの区分は「乳幼児(未就学児)及び小中高生等」で、対象は0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日まで、全額助成です。申請すると「福祉医療費受給者証」が交付され、県内の病院や薬局等を受診する際は必ず提示します。
この区分には父・母の所得判定があります。市の一覧では所得判定「あり」と示されていますが、限度額の具体的な数字は掲載されていないので、該当しそうな場合は社会福祉課に確認してください。
払い戻しは申請から5〜6か月
次の場合は受給者証が医療機関で適用されないので、いったん自己負担分を支払い、市役所の窓口で払い戻しを申請します。
- 県外で医療を受けたとき
- 受給者証を提示していないとき
- 治療用装具を購入したとき
市は「支払いまでには、申請から5~6ヶ月程度かかる場合があります」としています。立て替えた分が戻るまで半年近くかかることを見込んでおく必要があります。
払い戻しの持ち物は、健康保険情報の分かるもの(マイナ保険証を登録済みなら省略可)、受給者証、限度額適用認定証(持っている人のみ)、通帳、領収書(診療年月や一部負担金相当額が記載されているもの)です。治療用装具を購入した場合は、診断書等と健康保険分の支払決定通知も必要です。
受給者証を使ってはいけない場面があります
市は次の2つを注意事項として挙げています。
- 交通事故等、第三者の行為により怪我や病気をした場合は、福祉医療受給者証を使用できません
- 学校管理下での負傷は、日本スポーツ振興センターからの災害共済給付金が優先して支給されるため、受診の際に福祉医療費受給者証は提示しないでください
災害共済給付金の手続きについては学校に確認します。
出生の届け出は14日以内
出生の届け出は14日以内で、市役所への出生届と同時に行います。持ち物は本人もしくは扶養者の健康保険情報が分かるもの(資格確認書、資格情報のお知らせなど。マイナ保険証を登録済みなら省略可)です。
電子申請ができるのは2つだけです。福祉医療費受給者証の再交付申請(紛失・汚損・破損によるもの)と、加入する健康保険が変わる場合の医療保険情報登録フォームで、どちらもLoGoフォームから手続きします。それ以外は市役所社会福祉課への届け出になります。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。潟上市の保育所の状況は潟上市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。払い戻しにかかる期間は自治体によって1か月から半年近くまで幅があります。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。