川西市の子どもの医療費は、乳幼児等医療(0歳から小学3年生まで)とこども医療(小学4年生から)に分かれます。高校生の扱いだけ、他の年代とはっきり違います。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
高校生は受給者証が発行されません
市は「高校生のこども医療費受給者証の発行はありませんので、一旦医療機関で健康保険の負担割合で支払い、後日、申請により支給を受けることができます」としています。
窓口で提示するものがないため、高校生は必ずいったん立て替えることになります。さらに市は「(注)令和5年7月診療分から、高校生の入院も無料になりました。外来は対象外です。後日申請が必要です」としています。
高校生について整理すると、入院は後日申請で無料、外来は対象外です。中学3年生までとの差が大きいので、進学のタイミングで確かめておいてください。
中学3年生までは外来も入院も無料です
| 制度 | 主な助成内容 | 対象 |
|---|---|---|
| 乳幼児等医療 | 外来・入院 無料 | 0歳から小学3年生まで(令和5年7月から所得制限なし) |
| こども医療 | 外来・入院 無料(令和3年7月診療分から) | 小学4年生から中学3年生まで。令和5年7月から高校3年生まで対象(18歳到達後最初の3月31日まで。高等学校などに通っていないかたも対象)(令和5年7月から所得制限なし) |
所得制限は撤廃されていますが、市は「これは市が兵庫県の医療費助成制度に上乗せして助成するものであり、兵庫県からの補助金交付の対象かを確認するため、対象児童の保護者などの所得確認が必要となります」としています。所得の確認そのものはなくなっていません。
令和8年7月から他の公費と併用できます
市は「令和8年7月より、ほかの公費負担医療制度(自立支援医療、指定難病、小児慢性特定疾病など)があわせて利用できるようになりました」としています。
当該制度を利用したうえで受給者証を併用できるので、受診時は福祉医療費受給者証と公費負担医療制度の受給資格がわかるものをあわせて提示してください。
受給者証は7月1日から新しくなり、引き続き受給資格がある人には6月下旬に新しい受給者証が送られます。所得制限超過により受給対象外となる人には資格喪失通知が送付されます。
毎月7日までの申請は翌月10日に振り込まれます
市の申請の時効は5年ですが、健康保険の給付の時効は2年です。10割払った分や補装具のように先に健康保険へ請求する必要があるものは、2年を過ぎると市の助成も受けられなくなります。
兵庫県外の医療機関では受給者証を使用できません。いったん健康保険の割合分を支払い、後日申請します。高額療養費や家族療養附加金に該当する場合は、健康保険で先に支給を受けてから「支給済証明書」などを添えて申請します。
市(町村)民税非課税世帯の方は、加入している健康保険に申請すると入院時の食事代が減額される場合があるので、入院前にあらかじめ申請してください。訪問看護ステーションによる訪問看護療養費は、令和3年7月診療分から助成対象です。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。川西市の保育所の状況は川西市の保育園入園シミュレーターと空き状況で確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。高校生年代の扱いは自治体で大きく違いますので、通院が続く家庭ほど差が出ます。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。