久喜市の子ども医療費は、令和5年4月1日から入院・通院とも満18歳に達する日の属する年度の末日までが対象です。窓口が無料になる仕組みには金額の線引きがあり、超えたときの扱いがはっきり書かれています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
21,000円を超えるとその月の最初にさかのぼります
市は「月額21,000円以上になった場合は、その月の最初の受診にさかのぼって一部負担額を医療機関の窓口でお支払いいただき、子育て支援課医療手当係または各行政センターこども未来係に医療費の申請をしていただくことになります」としています。
途中まで無料で受診していても、その月に同じ医療機関で21,000円に達した時点で、月初からの分をまとめて窓口で払うことになります。市は「保険外診療や21,000円以上になった場合も支払いが必要です。必ず現金をお持ちください」と注意しています。
窓口払いが不要になるのは、次のすべてを満たすときです。
- 県内の窓口払い一部廃止をする医療機関(医科、歯科、保険薬局、訪問看護ステーション、市内の接骨院、整骨院)であること
- 保険診療の一部負担金が一医療機関ごとに、入院、通院別で月額21,000円未満であること
- 医療保険の被保険者等であることの確認を受けるとともに、子ども医療費受給資格証を提示すること
市は「通常診療時間外(夜間等)に診療を受けるときは、窓口払いが必要となる場合があります」ともしています。夜間の受診では現金を用意しておいてください。
入院時食事療養費は全額助成されます
| 区分 | 負担割合 | 入院時食事療養費 |
|---|---|---|
| 小学校就学前 | 2割 | 全額助成します |
| 小学校就学後 | 3割 | 全額助成します |
入院中の食事代を対象外にする自治体が多いなかで、久喜市は就学前・就学後のどちらも全額助成としています。入院が長引いても食事代が実費で積み上がりません。
市は「全国どこの医療機関でかかった場合も申請できます。歯科、接骨院、保険薬局、訪問看護ステーション等も含みます」としています。窓口で無料になる範囲は県内ですが、申請すれば全国どこの受診分も助成の対象です。
対象にならないのは保険外診療(差額ベッド代、リネン代、容器代、文書代、検診代、予防接種代など)です。高額療養費、附加給付の支給がある場合はその額を控除した額が助成されます。
毎月25日締め、翌月25日に振り込まれます
申請を提出すると(毎月25日締め)、翌月の25日(土日祝日にあたる場合は前日)に指定口座へ振り込まれます。振込内容は支給決定通知書で知らされます。
加入している保険制度で高額療養費、付加給付の支払いがある場合には、振込みが遅れることがあります。
申請書は診療月の翌月以降に提出し、診療月ごとに1枚必要です。医療機関への支払日の翌日から5年経過したものは申請できません。領収書のかわりに、受診した医療機関で申請書に証明をしてもらう方法もあります。
保険の手続き前でも15日以内に申請します
市は「お子さんの健康保険の加入手続きが済んでいない場合でも、出生または転入後15日以内に申請書の提出をしてください」としています。保険証を待たずに、まず申請を出してください。
登校から下校の間や、学校行事、部活動中の事故でのケガや疾病で日本スポーツ振興センターの災害共済給付の支給を受ける場合は、子ども医療費の対象になりません。幼稚園および保育園も同様です。後日、対象外と判明したときは返金することになります。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。久喜市の保育所の状況は久喜市の保育園入園シミュレーターと空き状況で確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。入院時の食事代を助成するかどうかは自治体で分かれますので、転居先の案内を読み直してください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。