釧路市の子ども医療費助成制度は、0歳から満18歳に達する日(誕生日の前日)以後の最初の3月31日までが対象で、所得制限がなく自己負担額もありません。受給者証を忘れたときの扱いに、他ではあまり見ない一文があります。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
診療月内なら病院の窓口で戻ります
市は「なお、診療月内であれば、受診した医療機関での払い戻しが可能です」としています。受給者証を持たずに受診して2割・3割を払ってしまっても、その月のうちに病院へ行けば市役所に行かずに戻せるということです。
月をまたぐと市への申請が必要になります。窓口で払ってしまったら、月内に受給者証を持って病院に相談するのがいちばん早い方法です。
市への申請の場合は、領収書の原本(5年以内の領収日で保険適用分の表示のあるもの)、受給者証、保護者名義の銀行口座番号がわかるものを持って手続きします。
入院・通院・調剤・訪問看護が自己負担なしです
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象となる医療 | 入院・通院(歯科・調剤を含む)・指定訪問看護 |
| 自己負担額 | なし |
| 所得制限 | なし |
保険適用外の費用は対象外です。入院時の食事代、診断書等の文書料、差額ベッド代、ジェネリック医薬品がある薬で希望により先発医薬品を利用する場合に別途かかる料金、紹介状を持たずに大病院を受診したときの保険外併用療養費などが該当します。
受給者証は北海道内のみで使用できます。道外の医療機関で受診した場合は、いったん支払って市に払い戻しを申請します。
受給者証は毎年8月1日に自動更新されます
市は「毎年8月1日に受給者証の自動更新を行います。手続きは必要ありません。新しい受給者証は7月末日までに送付します」としています。児童手当の更新手続きとは別です。
ただし北海道の制度による適用確認が必要なため、住民税所得課税証明書等または地方税関係情報の取得に関する同意書を取り寄せてもらう場合があります。該当する方には更新時期に通知が届きます。
学校でのけがと学校病
学校等の管理下の傷病で受診した場合は、センターから総医療費の4割に相当する災害給付金が受けられるため受給者証は使用できません。学校等を通じて給付金の請求手続きをしてください。
市は「学校病(法律で定めている病気)の医療費で、就学援助制度の受給対象となる場合は、受給者証を使用せず、学校より交付を受けた学校病医療券を医療機関に提示してください」としています。学校から医療券をもらったら、そちらを優先します。
申請していなくてもさかのぼれます
市はよくある質問で、資格申請をしていない状態で中学生の子が入院して3割を支払った場合について「資格要件を満たしていれば、入院した日まで資格をさかのぼり、払い戻しの対象となります」と回答しています。
まだ申請していなかったと気づいたときも、そこで諦めずに申請してください。資格喪失後に受給者証を使用した場合は、後日その医療費を返還することになります。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。釧路市の保育所の状況は釧路市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。同じ北海道内でも自己負担の有無は市によって違いますので、転居先の案内を読み直してください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。