町田市の子どもの医療費助成は年齢で3つの医療証に分かれています。マル乳(未就学児)・マル子(小中学生)・マル青(高校生相当年齢)です。2025年4月1日にマル青の所得制限が撤廃され、3つとも所得制限なしになりました。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
3つの医療証と自己負担
| 医療証 | 対象 | 入院・調剤 | 通院 |
|---|---|---|---|
| マル乳 乳幼児医療費助成 | 小学校未就学児 | 保険診療の自己負担分を助成(負担なし) | |
| マル子 義務教育就学児医療費助成 | 小・中学生 (15歳に達する日以降の最初の3月31日まで) | 全額助成 窓口負担なし | 1回につき200円 |
| マル青 高校生等医療費助成 | 高校生相当年齢 (15歳に達した日以後の最初の3月31日を経過し、18歳に達した日以後の最初の3月31日まで) | 全額助成 窓口負担なし | 1回につき200円 |
マル子・マル青の通院は、保険診療の自己負担のうち200円を超える額が助成されます。1回につき200円を負担し、自己負担額が200円未満の場合は実額を負担します。入院と調剤は全額助成なので、薬局では払いません。
所得制限は3つともありません
- マル乳… 保護者の所得制限はありません
- マル子… 2021年4月1日から所得制限が撤廃されました
- マル青… 2025年4月1日から所得制限が撤廃されました
所得超過で資格がなかった児童も、撤廃後は医療証の資格を取得できます。マル青医療証を持っていない人で、医療証の交付を希望する場合は交付申請が必要です。所得制限で以前あきらめた家庭は、申請すれば受けられます。
なお、この制度の保護者とは生計を維持する程度の高い方(父母のうち恒常的に所得の高い方)を指します。
在学していなくても年齢で判定されます
マル子は小・中学校に未就学であっても、就学年齢に達していれば対象になります。逆に就学中であっても、15歳に達する日以降の最初の3月31日までで終わります。
マル青も高等学校等に在学していなくても、高校生相当年齢に該当すれば対象です。在学中であっても18歳に達する日以降の最初の3月31日までです。
学校や園でのけがは対象外になることがあります
学校や保育園・幼稚園の管理下で発生した傷病について、独立行政法人日本スポーツ振興センター法による災害共済給付がある場合(療養に要した医療費総額が5,000円以上のもの)は、助成の対象になりません。
災害共済給付契約の有無は各校・各園により異なります。町田市立の小・中学校と保育園は全て契約しています。
市立以外に通っている場合は、通っている学校や園が契約しているかどうかで扱いが変わります。学校でけがをしたときは、まず学校・園に確認してください。
助成の対象にならないもの
- 保険の適用外のもの(薬の容器代、健康診断、予防接種、選定療養費など)
- 入院時の食事代(入院時食事療養標準負担額)
都外で受診したときは支給申請をします
| 受診先 | やること |
|---|---|
| 東京都内 | 子どもの健康保険証等と医療証を一緒に提示すると、医療機関で直接医療費助成を受けられる |
| 東京都外、医療証が届く前 | 負担した医療費(保険診療の自己負担分)は振込で返される。医療助成費支給申請が必要 |
町田市は神奈川県と接しているので、相模原市や横浜市の医療機関にかかることも珍しくありません。都外で受診したら医療証は使えず、いったん自己負担で払って後から申請することになります。領収書は捨てずに取っておいてください。
全国共通の制度も忘れずに
- 妊婦のための支援給付… 5万円+こどもの人数×5万円
- 出産育児一時金… 子ども1人につき原則50万円
- 出産手当金… 健康保険の被保険者が産休を取ったとき
- 育児休業給付金… 2025年4月から手取り10割相当になる期間がある
- 児童手当… 2024年10月から高校生年代まで
保育園に入れるかどうかも見ておく
町田市の保育料は世帯の住民税所得割額と子どもの年齢クラスで決まります。3歳児クラスからは無償化で利用料が無償ですが、給食費などは別にかかります。
入りやすさは地域や園で差が出ます。町田市の点数の基準と空き状況を見ておくと、申し込む前に見通しを立てられます。
18歳まで助成されても残るもの
町田市は3つの医療証で18歳年度末まで助成が続きます。それでも、子どもが入院したときに家計を直撃するのは医療費そのものとは別のところです。
- 個室を希望したときの差額ベッド代(保険適用外なので助成の対象外)
- 入院時の食事代(入院時食事療養標準負担額)(助成の対象外)
- 付き添いのために親が働けない期間の収入
医療費が助成されても、この3つは残ります。特に3つめは金額が読みにくく、きょうだいがいる家庭ほど影響が大きくなります。
とはいえ、子ども本人の医療保険より親に何かあったときの保障のほうが、家計への影響は大きくなります。順番を押さえたうえで、助成の対象外になる部分を埋めるのが無駄のない考え方です。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。