南アルプス市の子ども医療費助成は、通院・入院とも満18歳に達する日以後の最初の3月31日までが対象で、平成20年4月1日から窓口無料化されています。ただし、無料にならない場合が具体的に挙げられています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
保険の種類で窓口無料にならないことがあります
市が挙げる「窓口無料にならない場合」は次の5つです。
- 受給資格者証とマイナ保険証・資格確認書等を提示しなかった場合
- 県外の医療機関で受診された場合
- 療養費払いのもの(整骨、接骨、鍼灸、マッサージ、装具など)
- 窓口無料にならない国民健康保険組合に加入しているかた
- 日本スポーツ振興センター「災害給付制度」を利用して受診する場合
注目したいのは4つめです。加入している健康保険が国民健康保険組合(業種ごとの国保組合など)だと、窓口で無料にならないことがあります。住んでいる場所でも医療機関でもなく、保険の種類で決まるという条件を書いている市はほとんどありません。
整骨院・接骨院・鍼灸・マッサージ・装具も、療養費払いのため窓口では無料になりません。いずれの場合も、窓口でいったん医療費を支払った後、翌月以降に市役所窓口へ助成申請します。
払い戻しは申請の翌月末です
市は「申請のあった翌月末に口座へ振り込みます。(診療月から2年を越えた申請は対象となりません。)」としています。期限は診療月から2年です。
窓口では受給資格者証(ピンク色)を出します
県内の医療機関で受診する場合は、南アルプス市子ども医療費助成金受給資格者証(ピンク色)とマイナ保険証・資格確認書 等の2つを窓口に提示します。市は「病院・歯科・調剤薬局等で受診するときは、毎回必ず提示してください」としています。
複数の公費負担医療(自立支援医療、特定疾患、養育医療など)で受診している場合は、それぞれの受給者証や医療券などもあわせて提示します。
助成の対象は保険診療分です
助成されるのは保険診療分の医療費で、高額療養費、附加給付金は除きます。保険のきかない容器代、検診料、文書代、差額ベッド代、特定療養費等は対象外です。後発医薬品がある薬で先発医薬品の処方を希望した場合の特別料金(選定療養費)も助成されません。
市は対象年齢について「今までは、15歳(中学3年生)までの子どもが対象となっていましたが、平成29年4月1日から18歳(満18歳に達する日以後の最初の3月31日)までが対象となりました」としています。
申請には委任状兼同意書が要ります
受給資格の届出には、子ども医療費助成金受給資格者証交付申請書、委任状兼同意書、子どもの保険情報の確認資料、保護者の口座が分かるものが必要です。市役所子育て支援課で手続きします。
保険情報の確認資料としては、資格確認書、資格情報のお知らせのほか、マイナポータル保険情報のスクリーンショットを印刷したものや医療保険の資格情報(マイナポータルから印刷したもの)が使えます。画面を見せるのではなく印刷して持参する形です。
保険情報に変更があったとき、氏名・住所が変わったとき、転出・死亡したとき、生活保護や重度心身障害者医療費助成制度・ひとり親家庭医療費助成制度を受けるようになったとき、受給資格者証を紛失・破損したとき、振込口座を変更するときは届出が必要です。資格がなくなったときは速やかに受給資格者証を返還します。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。南アルプス市の保育所の状況は南アルプス市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。窓口無料の条件は自治体ごとに違います。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。