武蔵野市の子どもの医療費助成制度は、18歳の年度末までの子ども(0歳から18歳に達した日以降最初の3月31日まで)を養育している方が対象です。申請の期限が、他の自治体より長めに設定されています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
申請は出生・転入日から2カ月以内です
市は「出生・転入日から2カ月以内に提出した場合は、出生・転入日にさかのぼり医療費助成を開始します。2カ月を過ぎた場合は、申請日から医療費助成を開始します」としています。
15日以内としている自治体が多いなかで、2カ月はかなり余裕があります。とはいえ過ぎればさかのぼれないので、出生届と一緒に済ませておくのが安全です。
市は「新規申請してから医療証の発行まで10営業日程度かかります。なお、年末年始やゴールデンウィーク前後の申請では、10営業日以上期間を要することがあります」としています。申請してすぐ使えるわけではありません。
医療証が届く前に受診した分は、あとから払い戻しの申請ができます。医療証を忘れたとき、マイナ保険証(または資格確認書)を使わずに受診したとき、治療用補装具・治療用眼鏡を作成したときも同じです。
所得が高い方が別居なら、同居の親が申請できます
市は「(注意)父母等のうち所得が高い方が子どもと別居している場合、子どもと同居している方が申請者となれます」としています。単身赴任などで別居している家庭に関わる話です。
逆に「(注意)父母等のうち所得が低い方で申請した場合、再申請していただく可能性があります」ともしています。同居しているなら、原則は所得が高いほうが申請者になります。
年齢で3種類の医療証に分かれます
| 区分 | 医療証 | 助成 |
|---|---|---|
| 未就学児 | 乳幼児医療証(マル乳) | 2割助成(健康保険で8割給付) |
| 小学生・中学生 | 義務教育就学児医療証(マル子) | 3割助成(健康保険で7割給付) |
| 中学校卒業相当年齢〜18歳年度末 | 高校生等医療証(マル青) | 3割助成(健康保険で7割給付) |
マル乳からマル子、マル子からマル青への切り替えの際は手続きはありません。医療証の有効期限は毎年9月30日までで、10月1日から新しい医療証に切り替わります。新しい医療証は毎年9月下旬に一斉に送付されます(小学校入学または中学校卒業の年齢に相当する子どもの医療証の有効期間は3月31日です)。
医療証だけでは使えません
市は「(注意)医療証のみでは使用できません。マイナ保険証(または資格確認書)が必要となります」としています。都外の医療機関で受診する場合や都外国民健康保険に加入している場合は医療証を使用できません。
マイナ保険証を利用して都内の一部の医療機関・薬局等を受診する場合は、医療証の提示が不要になりました。対応医療機関・薬局等は限られるので、受診前に確認してください。紙の医療証の交付も引き続き行われます。
助成の対象にならないもの
予防接種、健康診断料、診断書等の文書代、初診に関する特定療養費、薬の容器代、おむつ代、入院時の食事療養費、差額ベッド代は一般的に保険診療対象外で、助成の対象になりません。
学校・保育園等の管理下における傷病については他の保険(日本スポーツ振興センター等)の給付が受けられる場合があります。医療証を使用する前に学校・保育園等に連絡してください。交通事故等第三者行為による傷病も、医療証を使用する前に必ず子ども子育て支援課に連絡します。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。武蔵野市の保育所の状況は武蔵野市の保育園入園シミュレーターと空き状況で確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。申請の期限は自治体で大きく違い、多くは15日以内ですので、転出先では同じつもりでいると間に合いません。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。