新座市のこども医療費支給制度は、0歳から18歳年度末(高校生世代)までのお子さんを監護している保護者が対象です。窓口で無料になるかどうかは、金額と医療機関の条件で決まります。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
窓口で無料になるのは3つの条件を満たしたときです
市は現物給付(窓口で一部負担金を払わない仕組み)について、次のすべてを満たす場合としています。
- 埼玉県内で、現物給付を実施している医療機関等(医科・歯科・調剤薬局・指定訪問看護事業者)の受診であること
- 整骨院・接骨院・鍼灸院等については、新座市・朝霞市・志木市・和光市内に所在し、新座市と協定を結んでいる施術所等の受診であること
- 1つの医療機関で、同月中の医療費(保険診療の一部負担金)の合計が21,000円未満であること(医科と歯科は合算しない。入院と通院は合算しない。)
入院などで同じ月に同じ医療機関で21,000円以上になると、窓口では無料になりません。いったん支払って、後から償還払いを申請することになります。
市は「埼玉県内の医療機関であっても、現物給付に対応していない場合があります。対応可否については直接医療機関に確認してください」としています。県内なら必ず無料、というわけではありません。
PMH(Public Medical Hub)先行実施事業により、現物給付の対象となる範囲では、受給資格証の代わりにマイナンバーカードが使用できるようになりました(PMHに接続されている医療機関に限ります)。
締め日は毎月20日、支払いは翌月20日です
| 受診と申請 | 支払い |
|---|---|
| 4月受診 → 5月20日までに申請 | 6月20日支払い |
| 4月受診 → 5月21日〜6月20日の間に申請 | 7月20日支払い |
申請は受診の翌月以降で、締め日は毎月20日、支払いは翌月20日です(いずれも20日が閉庁日の場合はその前開庁日)。4月受診分を4月20日までに申請しても、支払いは6月20日になります。
入院などで高額の医療費を支払った場合は、高額療養費等の確認が必要になり、支払までに数か月かかる場合があります。申請期間は、医療費を医療機関等に支払った日から5年間です。
領収証はホチキスで留めます
償還払いの交付申請書は「月別」「医療機関別」「入院・通院別」「対象のこども別」に作成します。病院分と調剤薬局分、同じ病院の入院分と通院分、総合病院の医科分と歯科分は、それぞれ別の申請書です。
市は「領収証はこども医療費交付申請書下段に、領収証の左端を揃えてホチキス(針のあるもの)で留めてください。(のり、テープ、エコホチキスでは留めないでください。)」としています。ここまで具体的に指定する市は多くありません。
領収証には受診者(こども)の氏名、保険点数および一部負担金、医療機関名および所在地、領収金額、診療年月日および領収年月日が必要です。領収証がない場合は、申請書下段の「領収証明書」欄に医療機関の証明をもらいます(手数料が発生する場合があります)。
15日以内に登録しないとさかのぼれません
市は「事由発生日(出生日、転入日等)の翌日から起算して15日以内」に登録申請書を提出するよう求めています。手続が遅れると、申請日(市の受付日)からの資格となり、遡ることができません。
必要書類が不足していても申請は可能です。期日までにまず申請を出してください。資格要件を満たしていても、登録申請をしないと助成は受けられません。
受給資格者は主に生計を維持している方(原則、所得の高い方)です。ただし単身赴任等により生計を維持している方が新座市外に住んでいる場合は、お子さんと同居する保護者が受給資格者になります。
助成の対象にならないもの
- 保険対象外の費用(健康診断、予防接種、薬の容器代、差額ベッド料、文書料等)
- 保育園・幼稚園・学校でのケガ等(災害共済給付が優先。受給資格証は使えません)
- 第三者行為による医療費(交通事故等。受給資格証は使えません)
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。新座市の保育所の状況は新座市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。窓口で無料になる条件は自治体で違いますので、転入したら15日以内に登録することを最優先にしてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。