野田市は令和8年8月1日診療分から、高校生相当年齢の自己負担金を引き下げました。金額そのものを下げた自治体はあまりありません。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
500円から300円に下がりました
市は「令和8年8月1日から高校生相当年齢の自己負担金(通院・入院費)を500円から300円に引き下げました」としています。適用は令和8年8月1日診療分からで、自己負担金が無料または300円となる受給券は7月末に発送済みです。
| 年齢 | 自己負担額(令和8年8月1日診療分から) |
|---|---|
| 中学3年生まで | 通院・入院・調剤とも無料 |
| 高校生相当年齢 | 通院1回300円/入院1日300円/調剤無料 |
さらに「同一月・同一医療機関での通院6回、入院11日目以降は自己負担金無料」という上限があります。市町村民税所得割非課税世帯は全て無料です。
受給券の有効期間が人によって違います
市は「受給券の有効期間は、令和8年8月1日から令和9年7月31日までです。ただし、令和9年度に高校生相当年齢となる市民税所得割課税世帯の子ども及び高校3年生相当年齢の方については、令和9年3月31日までとなります」としています。
受給券は毎年8月に更新で、7月末に新しいものが郵送されます。ただし上の2つに当てはまる子どもだけ3月31日で切れるので、手元の券の期限を見ておいてください。
令和8年4月からマイナ保険証だけで受けられます
市は「令和8年4月からオンライン資格確認システム(PMH)に対応している千葉県内の医療機関・薬局等で、マイナンバーカード(マイナ保険証)を提示することで、紙の受給券を提示しなくても、医療費助成制度を利用できるようになりました」としています。読み取り機の「情報を提供しますか。」で「提供する」を選ぶ操作が必要です。
ただし市は「現時点では未対応の医療機関・薬局等もあるため、受診の際は念のため紙の受給券も併せてお持ちください」としています。しばらくは両方持ち歩くのが安全です。
出生・転入から1か月を過ぎると遡れません
市は「転入や出生などで野田市の住民となった日から1か月以内に申請をすれば、その日から有効となります。ただし、1か月を過ぎて申請した場合は、申請書を提出した日から有効となります」としています。
申請窓口は市役所児童家庭課、関宿支所、各出張所です。子どもの健康保険情報が確認できるもの、印鑑(認印)、申請者と配偶者のマイナンバーが必要です。
県外受診の払い戻しには時間がかかることがあります
千葉県外など制度を扱わない医療機関で受診したとき、受給券を提示できなかったとき、補装具を購入したときなどは、後日の償還払いになります。申請期限は医療費を支払った日の翌日から起算して2年以内です。
一部負担金が21,000円以上になる場合は、健康保険組合が発行する高額療養費・付加給付支給(不支給)決定通知書が必要です。市は「市から健康保険組合に高額療養費等の確認をする場合、振込まで3か月から4か月かかります」としています。
10割負担をしたとき、治療用装具・弱視用眼鏡を作ったときも療養費支給決定通知書が要ります。領収書はコピー可ですが、市は「健康保険組合の保険適用手続に領収書の原本が必要となるため、事前にコピーをご用意ください」としています。先にコピーを取るのを忘れないでください。
助成の対象にならない費用があります
医療保険が適用されないもの(予防接種、健康診断、薬の容器代、差額ベッド代、初診時選定療養費など)のほか、交通事故など第三者行為による医療費と、学校内での傷病などで日本スポーツ振興センター法に規定する災害共済給付が適用される医療費は対象外です。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費が軽くなっても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。野田市の保育所の状況は野田市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。自己負担の金額は市の判断で変わりますので、いま300円でも将来同じとは限りません。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。