能代市の子どもの医療費助成は、福祉医療制度(マル福)の一部として実施されています。対象になる人の範囲が令和6年8月に広がりました。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
自分の保険に入った子も対象になりました
市は「【令和6年8月から】健康保険証の社会保険本人をお持ちの18歳までの方について」として、「乳幼児(未就学児)及び小中高生等、ひとり親家庭の児童生徒等に該当し、社会保険本人の場合は新たに対象となります(18歳の年度末まで)。健康保険証を持参し、窓口で申請してください」としています。
多くの自治体は「就職して保護者の被扶養者でなくなったら対象外」としています。能代市はその逆で、自分の社会保険に入った子どもを対象に加えました。18歳の年度末までなら、働いていても助成を受けられます。
ただし自動では始まりません。健康保険証を持参して窓口で申請する必要があります。該当しそうなら、まず窓口で確かめてください。
令和5年8月から自己負担額が全額助成です
市は「令和5年8月から、医療機関を受診した際に支払う子どもの医療費(保険適用分)の自己負担額が全額助成となりました」としています。対象は能代市内に住民登録のある乳幼児、小中高生等(18歳に達する日以後の最初の3月31日まで)です。
「※保険適用外の費用や入院時の食事代・差額ベッド代などは対象となりません」とされています。また「※所得制限はありませんが、所得の確認が必要です」とも書かれています。制限はなくても、確認の手続きは残ります。
学校でのケガはマル福カードを使いません
市は「学校・保育園等でケガ・病気をして医療機関を受診する場合、福祉医療費受給者証(マル福カード)を使用しないでください!」と、強い調子で書いています。学校管理下での負傷または疾病等で日本スポーツ振興センターの災害共済給付の対象となる医療費は、マル福の対象になりません。
手順は「一度医療機関に自己負担額をお支払いいただき、後日、学校を通じて請求手続きを行ってください」です。そのうえで「なお、請求した結果、災害給付対象外となった場合は、マル福の申請することで払い戻しを受けられます。(現金給付の手続きと同じです。)」とされています。共済から出なかったときの受け皿があります。
災害共済給付については、毎年度当初に全保護者へ学校や保育所等からお知らせが出ています。
問い合わせ先は市民福祉部市民保険課 後期高齢者・福祉医療係(1〜4番窓口)と、二ツ井地域局市民福祉課 市民福祉係(2番窓口)です。
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。能代市の保育所の状況は能代市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。就職した子どもの扱いは自治体で正反対に分かれます。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。