沼津市のこども医療費助成は、高校3年生相当年齢までの通院・入院(保険診療分)が無料です。しかも食事療養費標準負担額も助成対象に含まれています。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
入院中の食事代まで無料です
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 高校3年生相当年齢まで |
| 自己負担額 | 無料(食事療養費標準負担額も助成対象) |
入院時の食事代を助成の対象外にしている自治体が多いなかで、沼津市は無料の範囲に食事療養費標準負担額まで含めています。
沼津市に住所があり、健康保険に加入しているこどもが対象です。
対象のこどもが婚姻している場合や、働いて自身で健康保険に加入している場合は、こども医療の利用に際して手続きが必要です。該当する場合はこども未来創造課へ連絡してください。
受給者証は静岡県内すべての医療機関で使えます
受給者証を健康保険証等と一緒に医療機関の窓口へ毎回必ず提示してください。静岡県内すべての医療機関で使用できます。
払い戻しが受けられる場合
- 静岡県外の医療機関を受診した場合
- 健康保険証を持たずに受診した場合(10割で支払った場合)
- 公費負担医療(小児慢性特定疾病医療・自立支援医療[育成医療]・特定医療費[指定難病]等)の自己負担金を支払った場合
- 医師の診断に基づき保険適用となる補装具(めがね・コルセット等)を作製した場合
公費負担医療の自己負担金や、保険適用の補装具(治療用めがね・コルセット等)も払い戻しの対象です。窓口では受給者証が効かない場面ですが、あとから申請すれば戻ってきます。領収書は取っておいてください。
助成対象外になる費用
保険適用外の費用は助成対象外です。
- 紹介状なしで大病院を受診した場合にかかる料金
- 後発医薬品(ジェネリック医薬品)のある先発医薬品を希望した場合にかかる特別の料金
- 薬の容器代、診断書代、予防接種代、乳幼児健診料
- 特定療養費、差額ベッド代、入院証明料
- 交通事故などの第三者行為によるけがの治療費
受給者証の申請
こどもが生まれたとき、転入してきたときは、次のものを持ってこども未来創造課へ行きます。郵送での申請も可能です。
- こども医療費受給者証交付申請書(こども未来創造課の窓口にも置いてあります)
- こどもの健康保険情報を確認できる書類
- 被保険者の印鑑(被保険者が署名する場合は不要)
健康保険情報を確認できる書類は次のいずれか1点で、いずれも写しが必要です。
【1】健康保険証
【2】健康保険の保険者が発行した「資格確認書」または「資格情報のお知らせ」
【3】マイナポータルの保険情報が確認できる画面
夜間の相談先も用意されています
静岡こども救急電話相談(電話:#8000 または 054-247-9910)
夜間、こどもの急な発熱・ケガなどで困ったとき、救急病院で受診するべきか迷っているときに、小児科医や看護師から電話でアドバイスが受けられます。相談は無料ですが、通話料は利用者の負担になります。
全国共通の制度も忘れずに
- 妊婦のための支援給付… 5万円+こどもの人数×5万円
- 出産育児一時金… 子ども1人につき原則50万円
- 出産手当金… 健康保険の被保険者が産休を取ったとき
- 育児休業給付金… 2025年4月から手取り10割相当になる期間がある
- 児童手当… 2024年10月から高校生年代まで
保育園に入れるかどうかも見ておく
沼津市の保育料は世帯の住民税所得割額と子どもの年齢クラスで決まります。3歳児クラスからは無償化で利用料が無償ですが、給食費などは別にかかります。
入りやすさは地域や園で差が出ます。沼津市の点数の基準と空き状況を見ておくと、申し込む前に見通しを立てられます。
食事代まで無料でも残るもの
沼津市は高校3年生相当年齢まで、通院・入院とも無料で食事療養費標準負担額も助成されます。それでも、子どもが入院したときに家計を直撃するものは残ります。
- 差額ベッド代と入院証明料(助成の対象外)
- 交通事故などの第三者行為によるけがの治療費(助成の対象外)
- 付き添いのために親が働けない期間の収入
医療費が無料でも、この3つは残ります。特に3つめは金額が読みにくく、きょうだいがいる家庭ほど影響が大きくなります。
とはいえ、子ども本人の医療保険より親に何かあったときの保障のほうが、家計への影響は大きくなります。順番を押さえたうえで、助成の対象外になる部分を埋めるのが無駄のない考え方です。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。沼津市は食事代まで無料にしている手厚いほうなので、転出すると負担が出てくる可能性が高いと考えておくのが現実的です。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。