小樽市のこども医療費助成制度は、0歳から18歳(18歳に到達した年度末=3月31日まで)が対象です。制度が令和8年8月1日に改定されました。ここでは市の公式情報をもとに整理します。
令和8年8月1日から所得制限が撤廃されました
市は「※こども医療費助成制度は、令和8年8月1日より、所得制限が撤廃されました」としています。これまで所得で対象外になっていた家庭も、申請すれば助成を受けられます。
受給資格に該当しないのは、健康保険の資格を喪失しているときと生活保護を受給しているときです。児童福祉施設に入所している、または里親に扶養されている場合も対象になりません。
高額医療費は初回だけ申請すれば自動で戻ります
市は「初回のみ、『高額医療費支給該当通知書』及び『高額医療費支給申請書』を送付しますので、こども福祉課に申請してください。一度、受取口座の登録を行っていただくと、以後は高額医療費が発生する都度、登録いただいた口座に自動的に振込みいたします」としています。
同一月内に支払った医療費(保険適用になる医療費の1割相当額)が自己負担上限額を超えた場合、超えた額が「高額医療費」として支給されます。対象になる方には「高額医療費支給通知書」が送られます。
市は「払戻しの時期は、概ね、診療月の3〜4か月後になります」としています。いつごろ戻るかの目安が示されているので、家計の見通しが立てやすくなります。
自己負担は初診のときだけです
| 区分 | 自己負担額 |
|---|---|
| 医科 | 初診時一部負担金のみ 580円(市道民税の課税状況にかかわらず) |
| 歯科 | 初診時一部負担金のみ 510円(同上) |
| 調剤・柔道整復 | 自己負担なし |
| 訪問看護 | 医療費の1割分 |
| 自己負担上限額(訪問看護のみ) | 金額 |
|---|---|
| 市道民税非課税世帯 | 1か月 8,000円 |
| 市道民税課税世帯 | 1か月 18,000円 |
| 年間上限額 | (8月から翌年7月までの1年間)144,000円 |
年間上限の区切りは8月から翌年7月までで、受給者証の有効期間(毎年7月31日まで)とそろっています。
受給者証は2週間程度で届きます
市は「申請をいただいてからお届けまで、2週間程度かかります」としています。有効期限は毎年7月31日で、8月1日以降も受給資格がある方には7月下旬に新しい受給者証が郵送されます。基本的に手続きは不要です。
市は「受給者証は、北海道内の保険医療機関で使用することができます。(※道外の保険医療機関では使用することができません。)」としています。道外で受診したときは、後日こども福祉課で払戻し申請をしてください。
申請に必要なのは、健康保険の資格情報を確認できる書類(マイナポータルの医療保険の資格情報、資格情報のお知らせ、資格確認証など)と、出生の場合は母子手帳です。
助成の対象にならないもの
- 健康保険が適用されない診療等の費用(健康診断や予防接種などの費用)
- 自費負担分となるもの(入院時の食事代、文書料、病衣代、差額ベッド代、薬の容器代など)
- 令和6年10月以降、ジェネリック医薬品が出されている薬で先発医薬品を処方する場合にかかる「特別の料金」
- 他の公費負担医療制度が適用されている場合
- 交通事故など、第三者(加害者)からの不法行為が原因により受診したときの費用
- 保育所、幼稚園、学校等の管理下における災害(けが、疾病等)により受診したときの費用
保育料や預け先も合わせて考える
医療費の負担が軽くても、家計に効いてくるのは保育料の決まり方と育休中の収入のほうです。小樽市の保育所の状況は小樽市の保育園入園シミュレーターで確かめられます。
出産前後には出産手当金や妊婦のための支援給付、出産費用と保険も関わってきます。子ども医療費助成の全国的な仕組みを押さえたうえで、親に何かあったときの保障を先に確かめる順番が無駄になりません。
市外へ引っ越す可能性がある場合は、転居先で条件が変わる点も頭に置いておいてください。上限を超えた分が自動で戻るかどうかは自治体で違いますので、転居先では自分で申請が要るかを確かめてください。判断に迷うときは子育て世帯向けの無料相談のような窓口で、公的な保障の確認から整理してもらう手もあります。